遺品整理の正しいやり方を知りたい! 〜方法と注意点4つのポイント〜

遺品整理とは、故人の使用していた日用品や衣類などを整理しながらお別れをすることです。遺品整理のときは、形見分けの品も仕分けするのでどうやっていいのか迷う方も多いでしょう。ここでは遺品整理の方法や注意点などをご紹介します。

目次

  1. 遺品整理のやり方とポイント
  2. 残すか捨てるかの判断基準は?
  3. 遺品整理を行うときの注意点
  4. まとめ

1.遺品整理のやり方とポイント

1-1.遺品整理を行う時期

親や親戚など身近な人が亡くなったとき、一般的には残された家族が故人の遺品整理を行います。
遺品整理は、故人と同じ家で暮らしていた場合と、故人が一人で暮らしていた場合によって行う時期が異なるのです。

〜故人と同居をしていた場合〜

故人と同居していた家族が遺品整理を行うときは、葬儀が終わり気持ちの整理がついてから、ゆっくり行ってもかまいません。
ただし、相続税がかかる遺品の場合は、期限(10か月以内)までに整理する必要があります。
相続税はかからない趣味の道具や日用品などの遺品の場合は、故人をしのびながらじっくりと行うほうがよいでしょう。

〜故人が賃貸し物件で一人暮らしをしていた場合〜

故人が一人暮らしで賃貸し物件に住んでいた場合は、故人が亡くなった後でも家賃が発生します。
そのために、いつまでも放置しておくわけにはいきません。
賃貸し契約を終了して、家財道具を処分して部屋を明け渡さなければならないのです。
部屋の退去の前に、遺品整理を行ったほうがよいでしょう。

1-2.形見分けをするときは四十九日までに

故人の私物などを家族や親族、故人と親しかった人などに形見分けをする場合は、親族が集まる四十九日の法要を目安に遺品整理を行ってください。
もし、故人の遺言がある場合には遺言に従い、遺言がない場合は故人との関係の深さなどを考えて分けましょう。
趣味の道具は同じ趣味を持つ人へ、高価な着物や宝石などは身につけてくれる人へと、遺品を大切に扱ってくれる人に分けるのが一般的です。

1-3.相続税のかかる遺品は早めに

故人の遺品のなかで、金銭的な価値が高いものには相続税がかかることがあります。
税の対象になる遺品の場合は、相続開始から10カ月以内に相続人が相続税の申告と納税をしなければなりません。
できるだけ、早めに遺品整理を始めたほうがよいでしょう。

1-4.「捨てる」「残す」「形見分けにする」に分ける

故人の遺品を整理するときには、やみくもに手をつけてはいけません。
まずは、「捨てるもの」「残すもの」「形見分けにするもの」に仕分けをすることから始めましょう。
そして、「捨てるもの」はリサイクルショップなどに売却したり、自治体のゴミに出すなどして処分します。
大量に処分したいものがある場合や、家具や家電など大きなものがある場合は、一度に処分してくれる不要品買い取り・回収業者に依頼するのもおすすめです。
また、業者のなかには、遺品整理や遺品処理を行っているところもあります。
部屋の明け渡しの期日が迫っている・荷物を片付ける人手がない・遠方なので何度も片付けに通えない…などのときには、遺品整理や遺品処理のキャリアのある業者に相談・依頼するといいでしょう。
「捨てるもの」が片付いた後は、「残すもの」と「形見分けするもの」だけになります。
落ち着いて、じっくり考えながら遺品の仕分けをしてください。

2.残すか捨てるかの判断基準は?

遺品整理をしていると、残すか捨てるかの判断に迷うことが多いものです。
しかしながら、いつまでも迷っていては整理も終わりません。
そこで、残るか捨てるかの判断基準をご紹介しましょう。

2-1.貴重品は残す

後で親族内のトラブルにならないように、貴重品や高価なものは残して保存しておきましょう。
たとえば、高価な腕時計・宝石・骨とう品・美術品などは、ひとつのダンボールにまとめておいてください。

2-2.思い出が深い品は残す

写真、ビデオなど故人の姿や音声が記録されている品は残しておきましょう。
家族はもちろんのこと、故人と仲がよかった人たちにとっては大切な記念品となります。
また、故人が書いたもの、描いたものなどもとっておいたほうがよいでしょう。

2-3.日用品は思いきって処分

故人が使用していた寝具・下着・衣類など、日常で使用していたものは思いきって処分したほうがよいでしょう。
しかしながら、着物やスーツ、コートなど、高価な衣類や故人が大切にしていた衣類は、形見分け用に保存しておいてください。

2-4.趣味の道具などはまだ使用できるものだけ残す

釣り・写真・囲碁・将棋・スポーツなど故人の趣味の道具は、まだ使用できるものだけを残しましょう。
故人が好んで使用していた道具は捨てづらいものですが、道具は使わないでしまっているだけでは、かわいそうです。
使用できない道具や古くて汚れている道具は、思いきって処分してください。

2-5.判断に迷ったら「保管箱」に入れて見直す

故人との関係が深ければ深いほど、遺品整理はつらいものです。
理屈では、「捨てるもの」「残すもの」に分けなければとわかっていても、ひとつひとつ手に取っているうちに、どれも捨てられなくなってしまいます。
どうしても、捨てようか残そうか判断がつかない場合は、悩んでいても仕方ありません。
取り合えず「保管箱」を作って、そこに入れましょう。
半年後、1年後、自分で気持ちの整理がついたときに改めて見直して、捨てるか残すかを考えたほうが片付けることができるものです。

3.遺品整理を行うときの注意点

遺品整理は、のちに親族間でトラブルになることがあります。
遺品整理を行う場合に、知っておきたい注意点をご紹介しましょう。

3-1.遺言書の有無を確認する

まず、遺品整理を始める前に、故人の遺言書の有無を確認してください。
生前、家族には伝えなくても遺言書を残しているケースや、遺言書があることを伝える前に亡くなったケースもあります。
家族、親族に確認する、故人の日記などを調べるなどの方法で遺言書の有無を明確にしましょう。
また、遺品整理の途中で思わぬ場所から遺言書が発見されることもあります。
もし、遺言書に封がしてある場合は勝手に開封してはいけません。
家庭裁判所に持ち込み、相続人立ち会いのもとで開封することになっています。

3-2.親族に連絡をする

遺品整理を始める前には、親族に連絡をしてください。
勝手に遺品を捨てたりあげたりしてはいけません。
後から「私が形見としてほしかったのに」などと文句をいわれて困ったというケースは少なくないのです。
さらに、「金目のものを着服したのではないか」、「勝手に高価な宝石類を売ったのではないか」など、あらぬ疑いをかけられるケースもあります。
遺品整理や形見分けは、遠慮がない親族間のほうがトラブルになりやすいのです。
未然にトラブルを防ぐためにも、遺品整理をする旨は事前に連絡しておいたほうがよいでしょう。

3-3.手帳や日記、住所録などの記録物は残す

葬儀の後に、故人と付き合いの深い人かった人と連絡を取る必要が出てくる可能性があります。
遺品整理のときに、故人の手帳や日記帳、住所録などを見つけたら保管しておきましょう。
携帯電話やパソコンのデータなども、HDにコピーするなどして大切に保存しておいてください。

3-4.遺品整理業者選びのポイント

遺品は、故人の生前の思い出がたくさん詰まっている大切な品物です。
処分にあたってプロに依頼するときには、誠実で仕事がていねいな業者を選びましょう。

きちんと見積もりを取ってくれる

無料見積もりや、出張見積もりを行い、料金や仕事内容を明確に提示する業者を選びましょう。

 遺品整理のキャリアが長い

「遺品はただの不要品ではない」と心得え、乱雑に扱わずにていねいに扱ってくれる業者を選びましょう。
遺品整理のキャリアが長い業者なら安心です。

 支払いは後払い

「不要品回収業者に遺品整理を依頼し、先にお金を支払ったのに整理もしておらず、連絡も取れない」という、悪質な業者による詐欺も横行しています。
料金は、すべて仕事が片付いた後に支払うシステムの業者を選びましょう。

4.まとめ

いかがでしたか?
遺品整理の方法には慣れている…という人は、プロの業者をのぞいてはほとんどいないでしょう。
ましてや、長年一緒に暮らしていた家族や仲良くしていた親戚など、関係の深い人の遺品を整理するのは精神的にもつらいものです。
さらに、それほどよく知らない親族の遺品整理をしなければならないというケースもあるでしょう。
遺品整理をどう進めていいのか迷っている方に向け、上手に行うポイントをまとめてみました。

  1. 遺品整理のやり方とポイント
  2. 残すか捨てるかの判断基準は?
  3. 遺品整理を行うときの注意点

以上のポイントや注意点などを参考に、トラブルのないように遺品整理を行ってください。