結婚指輪を買取してもらう方法は? 依頼方法とポイントをご紹介

「必要なくなった結婚指輪を捨てるのはもったいない」と、処分に悩んでいる方がいらっしゃるでしょう。定価が高い結婚指輪は捨てるよりも売ったほうがベストです。買取を行っている業者は多いですが、結婚指輪の買取額は素材としての価値、ブランドやデザインなど指輪としての価値のどちらを重視するかで異なります。まずは、結婚指輪の買取ポイントを把握することが大切です。

そこで本記事では、結婚指輪を買取してもらう方法とポイントを解説します。

  1. 結婚指輪の買取事情をチェック!
  2. 結婚指輪の買取相場はいくらか?
  3. 結婚指輪を買取に出す方法は?
  4. 結婚指輪の買取に関してよくある質問

この記事を読むことで、結婚指輪を売却する方法やポイントが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.結婚指輪の買取事情をチェック!

まずは、結婚指輪の中古・買取需要など、買取で押さえておきたいポイントをチェックしておきましょう。

1-1.結婚指輪の中古・買取需要は高い

一生に一度ともいえる結婚指輪は、プラチナ・ゴールドという素材でできているものがほとんどです。これらの素材は、デザインや加工のしやすさが特徴で、ほかの金属を混ぜて指輪にした合金となっています。純正ではなくても、プラチナ・ゴールドが混ざっているだけで貴金属としての価値がつくのです。多くの業者では、素材としての価値か、ブランドやデザインなど指輪としての価値で価格を決めています。この2点が査定のポイントといえるでしょう。

1-2.イニシャル入りでも買ってもらえる?

イニシャルやメッセージが入っている結婚指輪は買い取ってもらえないイメージが強いでしょう。基本的に、イニシャル・メッセージ入りの結婚指輪の買取はケースバイケースです。指輪として買い取る場合、刻印を消さなければならないため、その時間と手間にお金がかかる分だけ買取額が下がります。一方、素材として買い取る場合は、刻印の有無はまったくありません。そのため、イニシャル入りでも買取額が下がることはないのです。素材として買い取ってもらう際は、どのような素材が使われているのか、素材の買取相場をチェックしておきましょう。

1-3.プラチナやゴールドは重量・品位で決まる

プラチナやゴールドなど、貴金属で作られた結婚指輪は、デザインやブランドよりもその品位(純度)と重量によって買取額が決まる傾向があります。たとえば、シンプルな結婚指輪の場合、プラチナの重量は平均4.5gです。プラチナ1gあたりの相場が3,000円だとすると、3,000×4.5=14,000円ということになります。プラチナとゴールドの相場は、毎日変動しているので要注意です。こまめにチェックをして、最も高く売れるタイミングを伺うのもポイントの1つでしょう。

2.結婚指輪の買取相場はいくらか?

結婚指輪を高く売るためには、買取相場を把握する必要があります。ここでは、買取相場に加え、高価買取してもらえる指輪の特徴も解説しましょう。

2-1.価値が高い結婚指輪はプラチナやゴールド

プラチナやゴールドなど貴金属としての価値があるもの・人気ブランドやデザインの結婚指輪は、高価買取が期待できます。そもそも、結婚指輪は定価が高額なので、高値で買取される品です。希少な素材でできているのはもちろんのこと、新品の結婚指輪が高くて買えない方が中古を検討することもあります。個人相手だけでなく、業者を相手に取り引きすることもあるでしょう。

2-2.状態が悪い結婚指輪は査定金額が下がる

プラチナやゴールドの結婚指輪でも、剝がれたり汚れたりしている場合は買取不可になる可能性があります。状態が悪いほど買い手がつかなくなるため、買取が難しくなるのです。また、人気デザインやブランドものでも壊れたり曲がったりしているものや、宝石が取れたりしているものも、価値がグッと下がることがあります。ただし、プラチナやゴールドなど貴金属としての価値がある結婚指輪は、どのような状態であっても買い取ってもらえるでしょう。

2-3.買取相場と調べ方を解説!

素材としての価値がある場合、金・プラチナなどそれぞれの相場で大きく異なります。毎日5~10円ほど相場が変わっているので、常にチェックしておいたほうがいいでしょう。その日の相場と、結婚指輪に使用されている貴金属の重量がポイントとなります。事前に、どのくらいの貴金属が使われているのか、保証書を確認しておくといいでしょう。具体的な相場が知りたいときは、インターネットで「結婚指輪 買取額」と検索してみてください。結婚指輪のブランドが分かっている場合は、そのブランド名も検索に入れるといいでしょう。複数の買取業者の買取額を比較することで、相場が分かりやすくなります。

2-4.高価買取が期待できる結婚指輪は?

流行のデザインや、芸能人などがプロデュースしている結婚指輪は、話題性と新鮮さで付加価値がつくことが多い傾向があります。長年、安定して人気があるデザインは、ストレートの結婚指輪です。ストレートは文字どおり、指輪のラインがストレートのシンプルな形をしています。アクセサリーに慣れていない男性でも、普段から抵抗なく身につけやすいのです。ほかにも、曲線によってやさしい印象になるウェーブや、特徴的なデザインのV字などが人気があります。

3.結婚指輪を買取に出す方法は?

それでは、結婚指輪の具体的な買取依頼方法とその特徴について解説しましょう。

3-1.適切な額で売れる結婚指輪の買取専門店

買取先としておすすめしたいのは、結婚指輪の価値を理解している買取専門店です。貴金属として、ブランド・デザインなど指輪としてのどちらかの価値で査定額を決めることができます。たとえ、イニシャルの刻印やキズが入っていても、査定を行うところもあるのでおすすめです。リサイクルショップの相場よりも、査定額が高くなるでしょう。

また、宅配買取を行っている業者も人気があります。店舗が近くになくても、ダンボールに詰めて送るだけなので気軽に利用できると評判なのです。宅配買取を利用する際は、送料の有無を確認してください。業者の中には、高額な送料を請求するところがあるので注意しなければなりません。また、ブランドものは、ブランド買取ショップに売るのもおすすめです。

3-2.リサイクルショップは期待できない

指輪などアクセサリー類だけでなく、リサイクルショップはたくさんの幅広い商品を扱っています。数十種類~数百種類にもおよぶため、結婚指輪の知識が豊富な査定員とは限りません。また、全国に展開しているチェーン店は、一律○○円と買取相場がジャンルごとに決まっています。どれだけ価値がある結婚指輪でも、決められた査定額になるので高価買取が期待できないでしょう。適切な価格で売りたい方は、リサイクルショップはおすすめしません。

3-3.ネットオークション・フリマサイトはリスクが高い

インターネットを使って、ネットオークションやフリマサイトを利用するのも手段の1つです。うまくいけば、相場以上に高価買取になる可能性があります。ただし、個人同士の売買が多いため、落札者とのトラブルなどリスクが高いのが特徴です。結婚指輪の場合は、ほかの出品物よりも高額のやり取りとなるので、十分に注意しなければなりません。

また、フリマサイト等で結婚指輪を探している人の多くは、できるだけ安い値段で落札しようとする傾向があります。思った以上の買値がつかない可能性があるため、あまり期待しないほうがいいでしょう。

3-4.素材としての価値がある結婚指輪は質屋に売る

プラチナ・金・シルバーなど、素材としての価値が高い結婚指輪なら、質屋に売るのも方法の1つです。質屋と買取業者の明確な違いは、質屋は客が持ってくる品物を担保にしてお金を貸し付ける金融業となります。借金のように利息がたまり、どんどん返済額が高くなるということはありませんが、お金を返せば品物を取り戻すことができるので、一時的に現金が必要な方におすすめの方法といえるでしょう。

また、査定額も専門業者に比べると低くなる傾向があります。できるだけ高く売りたい方は、質屋よりも専門業者のほうがいいでしょう。

3-5.高価買取のコツは?

結婚指輪を高く売るコツは、全部で2つあります。

1つ目は、箱・保証書(ギャランティーカード)など購入時についてきた付属品をそろえることです。特に、保証書は買取ショップやブランドによっては必要不可欠なものとなります。保証書がない場合、買取額が大幅にマイナスになるか、買取不可になるので注意してくださいね。

そして2つ目のポイントは、保存状態が良好であることです。キズや汚れがないものは、高値で買取ってくれる可能性が高くなります。磨いて消せる範囲であれば、自分で手入れをしてみてください。ただし、無理をして手入れをすると、逆にキズつける恐れがあるので無理のない範囲で行うのが大切です。

4.結婚指輪の買取に関してよくある質問

結婚指輪の買取に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.結婚指輪は売ってもいいものなのか?
A.不安になる方が多いですが、売ったとしても法律違反にはならないので安心してください。また、自分の結婚指輪である限り、売っても訴えられることはありません。実際に売却した人は、「離婚後、婚約指輪を売って気持ちがスッキリした」「売ったお金で子どもたちとご飯を食べに行った」など、前向きな気持ちになれるケースがほとんどです。気持ちを割り切る意味としても、結婚指輪を売るメリットがあります。

Q.宝石としての価値はあるのか?
A.結婚指輪の買取額は、宝石の有無で大きな差が生まれます。サファイア・ルビー・パールなどさまざまな美しい宝石がありますが、中でも人気が高いのがダイヤモンドです。指輪自体にダイヤモンドが埋めこまれているタイプの結婚指輪は、かなり人気が高く、高価買取が期待できるでしょう。宝石自体のキラメキが存在感を与えつつ、ほかの指輪と重ねづけて楽しむこともできます。

Q.人気のある結婚指輪のブランドは?
A.結婚指輪として人気があるブランドは、ティファニー・カルティエ・4℃・ブルガリ・タサキ・シャネルなどがあります。特に、カルティエやシャネルなどハイブランドの結婚指輪は定価が高く人気があるので、高値で売買される可能性が高いのです。人気ブランドのものは、価値が分かる買取業者やブランドショップなどに売るといいでしょう。

Q.貴金属として価値がある結婚指輪の手入れ方法は?
A.状態がいい結婚指輪を維持し続けるために、普段からこまめな手入れが必要です。特に、プラチナ・金・シルバーは、購入時と同じ状態が大きな査定ポイントとなります。プラチナの普段の手入れは乾いた布で拭き取る程度で十分です。それでも気になる場合は、中性洗剤やジュエリークリーナーを使用するといいでしょう。プラチナはやわらかい金属なので、保管する際はほかの金属や宝石と一緒にならないようにするのがポイントです。また、金の結婚指輪は、ぬるま湯に溶かした中性洗剤につけ、乾いた布で水気をよく拭き取りましょう。シルバーの場合は、専用のジュエリークリーナーで手入れしてください。

Q.近くに買取先がない場合はどうすべきか?
A.結婚指輪を高く売りたいけど、近場にリサイクルショップしかない場合、宅配買取を利用してください。宅配買取は、ダンボールに結婚指輪をこん包し送るだけで査定が依頼できます。ただし、結婚指輪は非常に高価なものなので、輸送時にキズつけないようしっかりと包むことが大切です。また、送る前に、LINE査定などを利用するといいでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 結婚指輪は、買取需要が高いので高額査定が期待できます。たとえ、イニシャルが入っていたとしても、貴金属としての価値があれば買取が可能です。特に、人気ジュエリーブランドやデザインの結婚指輪なら、高値で売買できるでしょう。リサイクルショップや買取専門業者・ネットオークションなどさまざまな買取先があるので、複数の業者を比較し、最も高値がついた業者を選択してください。購入時についてきた保証書・外箱などの付属品があれば、一緒に査定へ出しましょう。付属品の有無で査定額が高くなる可能性があります。