もう悩まない! ごみの分別の極意はリサイクルにあり

引っ越してごみの分別方法が違っていて戸惑ったことはありませんか? ごみの出し方は自治体によって違いますが、基本的な考え方は同じはずです。この記事では、ごみ分別に悩む人のために、日本中どこへ行っても困らないごみ分別のポイントをお伝えします。

  1. ごみの分別について
  2. ごみの分別の仕方
  3. ごみの処分とリサイクルについて
  4. ごみの処分、リサイクルの仕方
  5. よくある質問

ごみの分別を極めることでスッキリした暮らしが手に入ります。毎日の暮らしにかかわるごみの出し方を見直してみましょう。

1.ごみの分別について

大量生産・大量消費の時代を経て、今、日本は持続可能な循環型社会を目指しています。社会生活を営む上では、誰もがごみの排出と無縁ではいられません。ごみの分別について考える前に、ここでは日本のごみ問題について見てみましょう。

1-1.必要性、目的

なぜごみの分別が必要なのでしょう? それは、「ごみ」として処分するものの量を減らすためです。ごみの処分量を減らせば、焼却により排出されるCO2の削減や、埋め立て地不足の問題を解消することができます。同時にごみだったものを資源化して再利用することが可能になるのです。

1-2.現状と今後

現在国内では、どこへ行ってもごみは分別して処分されています。これは政府が資源有効利用促進法(リサイクル法)を定めているためです。製造段階、消費段階、回収・リサイクル段階の3つの段階において、それぞれ個別に法律があり、規制されています。

この中で、毎日のごみの分別にかかわってくるのが、包装容器リサイクル法でしょう。家庭から出されるごみの重さの2~3割(容積では約6割)を占める包装容器をリサイクルすることで、ごみの削減と資源の有効活用を目指しています。

また、平成24年からは小型家電リサイクル法もスタートし、定着してきました。今後はいっそう消費者が分別の協力を行うことが必要になってくるでしょう。

2.ごみの分別の仕方

2-1.分別の種類

  • 可燃ごみ

生ごみ、リサイクルできない紙・布類に加えて、リサイクルマークがついていないプラスチック類、ゴム製品、革製品など、燃やすことができるものが対象です。焼却処分されます。

  • 不燃ごみ

金属製品、ガラス製品、陶磁器など燃やせないものです。粉砕されて埋め立て処分されます。

  • 粗大ごみ

指定ごみ袋に入らない大きさのごみ、重量のあるものも対象です。大きさや重量は各自治体によって定められています。

  • 資源ごみ

缶、ペットボトル、ビン、新聞紙などの古紙、段ボール、電池など。

2-2.ごみの処分の仕方、出し方

通常は自治体内のエリアごとに、ごみの種類によって回収する曜日が定められています。自治体がごみ出しカレンダーなどを作成しているので、自分が住んでいるエリアの回収日を確認しておきましょう。

また、不法投棄を防ぐため、多くの自治体で指定のごみ袋(有料)を定めています。地域の小売店で指定のごみ袋を購入し、これにごみを入れて指定の日に集積所に出しましょう。

2-3.自治体による違いについて

現在ごみの分別方法は、自治体によって異なります。それは各自治体で処理施設の能力に差があるためです。人口の少ない地域ほど、焼却施設の処理能力が少なく、分別品目が多い傾向にあります。焼却場の建設には莫大な費用がかかるため、地域住民のごみ分別への協力がますます求められるでしょう。

2-4.注意点

自治体によってごみの区分が違います。たとえば、ビニール類はA市では燃えるごみでも、B市では燃えないごみとして分別する、ということもあるのです。各自治体のホームページにごみの出し方の記載があるので必ず確認しましょう。各自治体ではごみ出しカレンダーのほかに、ごみの分別区分一覧表を作成しています。分別に迷いやすいものは確認しましょう。

3.ごみの処分とリサイクルについて

3-1.リサイクルの必要性、メリット

これまで増え続けてきたごみは、処分場の不足や土壌汚染など環境問題を生みだしました。こうした問題を解決するためにも、国はかつての大量消費・大量廃棄の時代から循環型社会への転換を図っているのです。資源に乏しい日本において、限られた資源の有効活用は欠かせません。リサイクルすることでごみの排出も減らすことができ、資源の節約にもなるというメリットがあります。

3-2.リサイクルできるもの、できないもの

自治体の資源ごみ回収でリサイクルできるものは、汚れのないものです。ビンやペットボトル、缶などもリサイクルに出すときには洗ってきれいにしてからリサイクルに出しましょう。

缶、ビン、ペットボトル、容器包装プラスチックなど資源ごみの日に回収するもの以外にもリサイクルできるものがあります。

例)雑紙→トイレットペーパー、木製家具→リユース、生ごみ→たい肥、使用済み食用油→バイオディーゼル燃料、枝・葉→たい肥原料、紙パック→トイレットペーパー、古紙→新聞や雑誌、古繊維→清掃用古布、金属類→自動車部品

リサイクルできないものは、紙や容器など材質にかかわらず汚れや破損のあるものです。また紙をリサイクルする場合には、紙以外のもの(ビニールや金具など)が混入するとリサイクルできないので気をつけましょう。熱硬化性プラスチック(メラミンスポンジなど)や塗料・接着剤(ポリウレタンやエポキシ樹脂)などもリサイクルできません。

3-3.最近の傾向

「小型家電リサイクル法」が平成25年にスタートし、それまで不燃ごみとして捨てられていた小型家電がリサイクルされるようになりました。携帯電話やデジタルカメラなどの小型家電には、金・銀・パラジウムなどレアメタル(希少金属)が使われています。こうした使用済み小型家電の中に存在する有用金属は都市鉱山ともいわれており、日本は世界有数の都市鉱山保有国とされているのです。

この資源を有効活用するために、各自治体では回収ボックスを設置するなどして、小型家電の回収を行っています。

4.ごみの処分、リサイクルの仕方

4-1.自分でできること

自分でごみを処分するには、自治体のルールに従ってごみを分別することが大切です。自治体の回収や、子ども会など地域の回収を利用し、リサイクルに協力しましょう。日ごろからリサイクルを意識し、無駄なごみが出ないよう心がけることも大切です。

4-2.リサイクルの仕方

4-2-1.業者に依頼する方法

引っ越しや大掃除などで大量に不用品が出た場合は、プロに依頼する方法もあります。専門の業者に任せることで、分別に迷うことなく、適切にリサイクルができるでしょう。

4-2-2.どこへ依頼するか

初めて不用品回収業者に依頼する場合、信頼できる業者をどのように探せばいいのでしょう? インターネットで調べてもたくさんの業者が出てきます。その中からどう選べばいいのかポイントをお伝えしましょう。

4-2-3.回収業者の選び方

不用品を回収したり買取したりするには、公的な認可が必要です。必ず認可を受けている業者を選びましょう。ホームページを見て認可番号が記載されている業者なら安心です。会社情報として会社名、所在地、電話番号など基本的な情報が記載されているかも確認しましょう。

問い合わせをしたときの電話応対や見積もりの明確さも、大切なチェックポイントと言えます。料金の説明があいまい、契約を急かすなど、不審な点が見られる業者はやめたほうが無難です。

また、年中無休・24時間対応など、依頼者の都合に合わせてくれる業者を選ぶといいでしょう。

4-3.リサイクルの流れ

まずは見積もりを依頼するために申し込みが必要です。多くの回収業者が電話や見積もりフォームなどで対応しています。その後訪問日時を決定し、現地でさらに詳しく見積もりをするという流れです。見積金額に納得したら契約し、不用品を回収してもらいます。

4-4.料金

不用品の回収はほとんどの場合有料です。買取対象のものがある場合は処分費用と相殺されるので、出費が抑えられることもあります。買取金額は、商品の状態(使用年数・傷・汚れの有無や程度)と、再販時の需要度などから算出されるようです。

4-5.注意点

無料回収といいながら、後からさまざまな名目で代金を請求する悪徳業者がいます。料金の根拠を確認する、あらかじめ見積もりを取るなど、だまされないように注意しましょう。

5.よくある質問

Q:引っ越したばかりでごみ出しの日がわかりません。誰に聞けばいいですか?

A:お住まいの地域の自治体に問い合わせてみましょう。市役所や市民センターなどでごみ出しカレンダーを配布しています。

Q:割れたビンはリサイクルに出せるでしょうか?

A:リサイクルとして回収できるのは汚れや破損がないものだけです。割れたビンは不燃ごみとして処分しましょう。

Q:大量の不用品があります。地域のごみ回収に出してもいいですか?

A:通常のごみ回収に出せるのは、日常生活で出るごみとなっています。大量に不用品が出た場合は自治体に持ち込むか、業者に依頼しましょう。

Q:自治体の回収日まで待てません。すぐに回収にきてくれますか?

不用品回収センターなら24時間年中無休です。急ぎの場合も対応しています。

Q:買取の値がつかなかったものは引き取りはできませんか?

A:品物によっては有料で引き取ることも可能です。引き取れないものもあるのでまずは相談してみましょう。

まとめ

今回は、ごみの分別やリサイクルについてお伝えしました。分別やごみ出し方法は自治体によって異なります。まずは自分の住まいがある自治体のルールを知ることが大切です。リサイクルできるものはリサイクルして、不用品をスッキリ処分しましょう。