電子レンジの寿命は何年? 目安や寿命が近づくと現れる症状を解説!

電子レンジは、今や生活になくてはならない家電の1つです。電子レンジでいろいろな料理をしているという方もいることでしょう。

その一方で「いきなり電子レンジが壊れて困った」という経験がある方も多いものです。電子レンジは、いきなり壊れることもあれば、故障の兆候を示してから動かなくなることもあります。

今回は、電子レンジが寿命を迎える目安の時期や、寿命が近いときに現れやすい症状、電子レンジの処分方法などを紹介しましょう。

  1. 電子レンジの寿命はどのくらい?
  2. 電子レンジの寿命が近いときに現れやすい症状
  3. 電子レンジの寿命を延ばす方法
  4. 寿命を迎えた電子レンジの処分方法
  5. 電子レンジの寿命に関するよくある質問

この記事を読めば、電子レンジの買い替え時期の目安もつけやすくなります。電子レンジの買い替え時期に悩んでいる方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。

1.電子レンジの寿命はどのくらい?

電子レンジは電磁波の一種であるマイクロ波を出して食品内の水分子を振動させ、温める家電です。マイクロ波を出す部品を「マグネトロン」というのですが、その寿命が1,000~2,000時間、約10年といわれています。また、生産が終了した電子レンジの部品をメーカーが保管している期間が9年です。ですから、9年以上使った電子レンジが壊れても修理ができません。しかし、10年はあくまでも目安です。10年以上使用しても問題なく動く場合もあれば、マグネトロン以外の部品が壊れて10年未満で電子レンジの寿命が来る場合もあります。

2.電子レンジの寿命が近いときに現れやすい症状

では、電子レンジの寿命が近いときにはどのような症状が現れやすいでしょうか? この項では、その代表例を紹介します。ぜひ、電子レンジを買い替える目安にしてください。

2-1.温まらなくなってきた

電子レンジの寿命が近くなると、マグネトロンが正常に作動しなくなり電磁波がうまく発生しなくなります。そのため、食品が希望の温度まで温まらなかったり、温めむらができたりするでしょう。また、動くけれどまったく温まらないということも起こります。

2-2.途中で止まる

電子レンジの寿命が近くなると、タイマーをセットしてもうまく作動せずに途中で止まってしまうことが起こります。「1分温め」とセットしたのに、30~50秒で止まるということも頻繁に起こるかもしれません。

2-3.エラーが出る

電子レンジの寿命が近くなると、複数の部品が同時に不具合を起こすこともあります。そうなると、エラーが頻発して動かなくなることもあるでしょう。特に、今まで見たことのないエラーが出る場合は寿命が近いサインである可能性があります。

3.電子レンジの寿命を延ばす方法

では、電子レンジの寿命を少しでも延ばすには、どうしたらいいでしょうか? この項では、その一例を紹介します。ぜひ、できそうなものは実践してみてください。

3-1.庫内をこまめに掃除する

電子レンジの内部が汚れていると、食品を検知するセンサーがうまく働きません。電子レンジで食品を温めると、油をはじめとする食品の成分が飛び散り、内部を汚します。「電子レンジの掃除グッズ」などもたくさん販売されているので、定期的に掃除をしてください。使用した直後にさっと庫内を拭いておくだけでも十分です。

3-2.空焚(からだ)きをしない

電子レンジの中に何も入れずに温めると、寿命が一気に縮まります。必ず食品を入れてから温めてください。

3-3.長時間の使用はしない

電子レンジはオーブンと異なり、10分以上の連続使用は想定されていません。冷凍食品を温める場合も5~6分です。お湯を沸かすなど、10分以上電子レンジを頻繁に使用すると寿命が一気に縮まります。気をつけましょう。

4.寿命を迎えた電子レンジの処分方法

寿命を迎えた電子レンジは、どのように処分すればいいのでしょうか? この項ではその方法の代表例を紹介します。

4-1.自治体のルールに沿って処分する

電子レンジは、ゴミとして自治体に処分を依頼できます。何ゴミに相当するかは自治体によって異なるので、必ず確認してから捨ててください。粗大ゴミに該当する場合は処分費用が発生することもあります。

4-2.家電量販店に回収を依頼する

電子レンジを買い替える場合、古い電子レンジを家電量販店が回収してくれることもあります。古い家電を引き取ってくれるか確認をしてから、回収を依頼しましょう。電子レンジの場合は店頭引き取りか、新しい電子レンジを配達してもらったときに回収してもらいます。

4-3.不用品回収業者に依頼する

今すぐ電子レンジを回収してほしい場合や、電子レンジ以外の家電・家具も一緒に回収してほしい場合は、不用品回収業者を利用すると便利です。出張回収を行っているところなら、家まで回収に来てくれます。引っ越しの前や遺品整理など、多くの不用品が出る場合は、不用品回収業者を利用すると一度に片付けることができるでしょう。費用は業者によって異なるので、必ず見積もりを取って確認してから契約してください。

5.電子レンジの寿命に関するよくある質問

ここでは、電子レンジの寿命に関するよくある質問を紹介します。

Q.壊れかけの電子レンジをそのまま使い続けるのは危険でしょうか?
A.はい。危険です。エラーが頻発する、途中で止まるなどの症状が出た場合はできるだけ早く買い替えてください。

Q.オーブンレンジでも寿命は同じくらいですか?
A.はい。使い方にもよりますが大きな違いはありません。

Q.電子レンジは、粗大ゴミでしょうか?
A.自治体によって区分は異なります。粗大ゴミに該当するところが多いでしょう。

Q.電子レンジは買って何年までは修理したほうがお得ですか?
A.5年までは、修理したほうがお得である可能性があります。

Q.電子レンジを中古品として売却できるでしょうか?
A.製造から5年以内で、使用感が少ない場合は売却できる可能性があります。

まとめ

今回は、電子レンジの寿命について解説しました。おおよそ8年が過ぎたらいつ故障してもおかしくないと思いましょう。電子レンジの調子が悪いな思ったら、早めに買い替えを検討してください。そうすれば、新製品の選択がゆっくりとできるでしょう。処分にも時間に余裕を持って行うのがおすすめです。