夏の大掃除はメリットがたくさん! 簡単&おすすめの掃除方法を紹介!

夏に大掃除をするとたくさんのメリットがあることをご存じでしょうか。大掃除と言えば、年末に行うものだと思い込んでいると損をしてしまいます。まずは、どんなメリットがあるのか・効率よく進めるコツは何かなどを知ることが大切です。

そこで今回は、夏の大掃除について詳しく解説します。

  1. 夏に大掃除をする主なメリットは?
  2. 場所別におすすめの大掃除方法を紹介
  3. ハウスクリーニング業者に依頼するのもおすすめ
  4. 夏の大掃除に関するよくある質問

この記事を読むことで、夏にお掃除をする方法やコツがよく分かります。まずは、記事を参考にしてください。

1.夏に大掃除をする主なメリットは?

最初に、夏に大掃除をする主なメリットを見ていきましょう。

1-1.汚れが落ちやすい

夏は気温が高いため、汚れが落ちやすく楽にキレイにできます。特に、キッチン周辺のひどい油汚れの掃除におすすめです。固まってしまった汚れもゆるんでドロドロの状態なので、力を入れずに落とすことができます。また、作業時間も短く済み、疲れにくい点もメリットと言えるでしょう。

1-2.水を使うのが楽

夏は、水温が高いので水を使うのが楽です。むしろ、水仕事が気持ちよく感じるので、作業がはかどることでしょう。冷たい水で手がかじかんだり、あかぎれやしもやけになったりする心配もありません。特に水仕事が苦手な人は、夏に大掃除することをおすすめします。

1-3.日照時間が長くて明るい

夏は日照時間が長く明るいので、掃除しやすいのも特徴です。特に、ガラス窓は明るい時間帯に行うと汚れが見えやすく、効率よく掃除できます。また、夕方になっても十分に明るいことで、電気代の節約にもつながるでしょう。また、夕方まで明るければ仕事が早めに終わった日などに掃除することも可能です。

1-4.水拭きしても乾きやすい

夏は気温が高く、水分が蒸発しやすいため、水拭きしても乾きやすい点もメリットでしょう。浴室の天井など、水分が残りやすい場所でも、夏なら高温のおかげで水分が蒸発しやすく、カビの予防に効果的です。水分が残りにくいことでカビや雑菌の繁殖を抑えることができます。

1-5.害虫の繁殖予防もできる

夏は、ゴキブリなどの害虫が活動する時期です。特に家が汚れていると大繁殖することがあり、大変困ります。害虫が大繁殖すると不衛生なだけでなく、食害やネズミの侵入などの二次被害も心配です。安心して暮らすためにも、夏の汚れをスッキリに掃除して害虫の繁殖を予防しましょう。

2.場所別におすすめの大掃除方法を紹介

おすすめの大掃除方法を、主な場所別に詳しくご紹介しましょう。いずれの場所を掃除する場合も、手袋・マスク・汚れてもいい服装を着用してください。

2-1.キッチン

キッチンは、夏の大掃除に最もおすすめの場所です。特に油汚れがひどい換気扇とコンロを重点的に掃除するといいでしょう。キッチンの必要な道具と掃除方法は、以下を参考にしてください。

必要な道具

  • 重曹
  • 台所用中性洗剤
  • キッチンペーパー
  • ラップ
  • 古歯ブラシ
  • 掃除用スポンジ
  • たらい
  • 脚立

掃除方法

  1. たらいにお湯と重曹を入れてよく混ぜておく
  2. 換気扇を外してたらいのお湯につけ、古歯ブラシで汚れがひどいところをこすった後、1時間程度放置する
  3. コンロ周辺のひどい油汚れに重曹ペースト(重曹に少量の水を混ぜてよく練ったもの)を塗布してラップし、30~40分程度放置する
  4. 換気扇とコンロをつけ置きしている間に、シンク周辺などそのほかの部分を掃除する
  5. 換気扇とコンロの汚れがゆるんだら汚れをスポンジでこすり、汚れを完全に落とす
  6. コンロは水拭き・から拭きし、換気扇は水洗い後よく乾燥させる
  7. 換気扇を元に戻して完了

2-2.トイレ

夏のトイレは臭いやすく、害虫や雑菌・カビの繁殖も心配です。汚れを効率よく掃除し、嫌な臭いもしっかり対策しましょう。

必要な道具

  • 重曹
  • クエン酸
  • キッチンペーパー
  • 古歯ブラシ
  • トイレブラシ
  • フロアーワイパー
  • 使い捨て掃除用シート(ドライタイプとウェットタイプの両方)
  • 消毒用エタノール
  • スプレー容器

掃除方法

  1. 天井や壁のホコリをフロアーワイパーで除去する
  2. 1回水を流した便器に重曹とクエン酸を適量ふりかけて20分程度放置する
  3. トイレブラシで汚れている部分をこすり落とし、水を流す
  4. 輪ジミや尿石には、クエン酸水溶液(クエン酸小さじ2分の1:水100CC)を多めに塗布してキッチンペーパーを貼り付け、20~30分程度放置する
  5. 時間がたったらキッチンペーパーを取り除き、トイレブラシや古歯ブラシでこすり落とす
  6. 便器周辺・便座・流水タンクの汚れを使い捨て掃除シートで掃除する
  7. 床の隅など、カビが気になる部分に消毒用エタノールをスプレーして乾かして完了

2-3.浴室

夏の浴室は高温多湿になることから、カビ対策に重点を置くといいでしょう。なおカビの再発を防ぐためにも、掃除後によく乾かすことが大切です。

必要な道具

  • フロアーワイパー
  • 掃除用スポンジ
  • 浴室用中性洗剤
  • クエン酸
  • 消毒用エタノール
  • スプレー容器

掃除方法

  1. 天井のホコリやカビの表面をフロアーワイパーで拭き取る
  2. 水あかが気になるところにクエン酸水溶液(クエン酸小さじ2分の1:水100CC)をスプレーし、20分放置後に古歯ブラシでこする
  3. 浴室用中性洗剤を使って壁や床・浴槽の汚れを掃除する
  4. 洗剤成分を水でよく洗い流す
  5. 水分をしっかり拭き取り、カビが気になる部分に消毒用エタノールをスプレーする
  6. 換気扇を数時間回して浴室内を完全に乾燥させる

2-4.寝室

夏の寝室は、湿気対策によるカビ予防が大きなカギになります。カビが繁殖するとシミ汚れや臭いが発生するだけでなく、アレルギーの原因にもなるため、しっかり掃除してください。

必要な道具

  • ハンディーワイパー
  • フロアーワイパー
  • 掃除機
  • 窓ガラス用洗剤
  • 消毒用エタノール
  • スプレー容器

掃除方法

  1. 部屋に置いてあるものをほかの部屋や廊下に移動させる
  2. 天井や壁のホコリをフロアーワイパーで除去する
  3. 窓の汚れを窓ガラス用洗剤とハンディーワイパーで掃除する
  4. 床のホコリやゴミを掃除機で吸い、フロアーワイパーで仕上げる
  5. カビが気になる部分に消毒用エタノールをスプレーしよく乾かす
  6. 部屋のものを元の位置に戻して完了

2-5.ベランダ

夏の大掃除では、ベランダの掃除もおすすめです。土ぼこりや鳥のフンなどをキレイにして、清潔なベランダに仕上げましょう。

必要な道具

  • デッキブラシ
  • バケツ
  • ぞうきん
  • ほうき
  • ちり取り
  • 掃除機
  • 消毒用エタノール
  • スプレー容器

掃除方法

  1. ベランダに置いてあるものをすべてどける
  2. 枯れ葉など目立つゴミをほうきとちり取りで掃除する
  3. 細かな土ボコリを掃除機で吸う
  4. 鳥のフンなどが付着していたら少量の水をかけデッキブラシでこする
  5. ぞうきんで水拭き・から拭き後、消毒用エタノールをスプレーして完了

3.ハウスクリーニング業者に依頼するのもおすすめ

夏の大掃除は、ハウスクリーニング業者に依頼するのも何かと便利でおすすめです。

3-1.労力と時間の大幅な節約になる

夏の大掃除をハウスクリーニング業者に依頼すると、以下のようなメリットがあります。

  • 労力や時間が大幅に節約できる
  • 都合のいい時間に作業してもらえる
  • 自分たちでやるよりキレイに仕上がる
  • 次に掃除するとき簡単にキレイになる

3-2.まずは業者に連絡して見積もりをもらう

ハウスクリーニング業者に依頼するときの流れは、以下を参考にしてください。

  1. 業者に連絡して見積もりをもらう
  2. 業者から見積もりが届いたら内容・金額などを確認する
  3. 特に問題がなかったら正式に依頼する
  4. 指定日時・場所に業者がやってきて大掃除をする
  5. 最後に業者と依頼者が仕上がりを確認して完了

なお、業者に依頼する前に以下のポイントをまとめておくとスムーズです。

  • 希望日時
  • 掃除してほしい場所
  • 気になるポイント
  • 予算

3-3.信頼できる業者の見分け方

夏の大掃除は、以下の条件を満たす業者に依頼しましょう。

  • ハウスクリーニングで豊富な実績がある
  • 丁寧な作業と高品質な仕上がりで定評がある
  • 見積もりは無料
  • 料金が明確でリーズナブル
  • 希望の日時を指定して作業してもらえる
  • スタッフの対応が丁寧で顧客からの評判もいい

3-4.悪質業者に注意すること

ハウスクリーニング業者でも、以下のようなところは悪質なので契約しないでください。万が一契約してしまうと、トラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。

  • 飛び込み訪問や電話勧誘が主な営業スタイル
  • スタッフの言葉遣いや態度が悪い
  • 「無料見積もりだけでも」と言いながら無理やり家に上がり込もうとする
  • 料金システムが不明確で不必要に高額なプランを提案する
  • 契約するまでしつこく居座る
  • きちんとした自社ホームページがない
  • 身分証や社員証の提示を嫌がる

4.夏の大掃除に関するよくある質問

最後に、夏の大掃除に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.大掃除の服装は半そで・半ズボンでいい?
A.なるべく長そで・長ズボンをおすすめします。理由は、洗剤成分が肌についたりケガをしたりすることを防ぐことができるからです。ただし、特に、熱中症の恐れがあるときは、半そで・半ズボンでも構いません。

Q.夏に大掃除すれば年末にする必要はない?
A.できれば、年末にも行うことをおすすめします。夏の大掃除から半年分の汚れが蓄積しているからです。ただし、夏にしっかり汚れを落としておけば、冬は簡単に掃除するだけで済むでしょう。

Q.エアコンも夏に大掃除を行うべきか?
A.はい、エアコンは想像以上にホコリやカビなどの汚れがたまっています。夏の大掃除で汚れをスッキリ落とすことで気持ちよく使え、冷房効率が高まって光熱費の削減につながるでしょう。自分たちで掃除が大変な場合は、ハウスクリーニング業者に依頼するのもおすすめします。1台につき、8,000~10,000円程度が料金相場です。

Q.大掃除するタイミングは夏の初めと終わりのどちらがいい?
A.梅雨が明けてからなら、どちらでも構いません。ただし、日照時間がより長いことと、残りの夏を快適に過ごせる点から、夏の初めに行うことをおすすめします。

Q.ハウスクリーニング業者に水回りの大掃除を依頼した場合の料金目安は?
A.以下を参考にしてください。

  • キッチン:12,000~20,000円
  • トイレ:6,000円~12,000円
  • 浴室:12,000~18,000円

なお、実際には汚れ具合・作業内容・掃除面積などによって金額が上下します。詳しくは、業者からの見積もりを確認してください。

まとめ

今回は、夏の大掃除について詳しく解説しました。夏に大掃除をすると、油汚れが落としやすい・水を使うのが楽・日照時間が長く明るいなど、多くのメリットがあります。特に汚れがひどいキッチンや水回りの大掃除は、夏に行うのがおすすめです。また、年末のように忙しさに追われることも少ないので、余裕を持って作業できることでしょう、冬だけに大掃除をしていた人は、ぜひ夏にも試してみてください。