
物置の片付け・掃除を一気に終わらせる完全マニュアル
物置は、なんでも入れられて便利な反面、片付けや掃除が面倒という欠点もあります。普段からこまめに点検・片付けをしていないカオス状態の物置で困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
片付けたいけれど何から始めたらいいのかわからない、不用品が多すぎて困っている、という方のために、物置の片付け・掃除のポイントをまとめました。
物置の片付けの手順・コツや、不用品処分を楽におこなうための方法もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。物置をより有効に使えるようになること間違いなしです。
1.物置の片付けについて
1-1.物置にもデメリットがある
物置は、体積が広くなんでも入ってしまう分、下記のようなデメリットもあります。
- 何を入れたかわからなくなってしまう
- 必要な物を失くしてしまうおそれがある
- 不用品をためてしまうことがある
- 掃除・片付けが難しい
物置を利用する際は、デメリットもふまえておきましょう。
1-2.物置を片付ける必要性は?
上記のように、物置には物が埋もれてしまったり掃除の手間がかかったりするなどのデメリットがあります。そんなデメリットを避けるためには、物置を片付け・掃除する必要があるのです。物置を有効活用するための片付け・掃除方法を次項からご紹介します。
2.物置の片付けの方法について
2-1.最初にすること
物置の片付けは、点検から開始します。物置の中身をすべて外に出しましょう。面倒な作業ですが、すべて外に出すことによって不用品が浮き彫りになります。「なんとなく取っておいた物」も簡単に捨てられるようになるので、物置のスッキリ度が格段にアップするのです。
2-2.物置の片付け方法
物置からすべての物を出したら、必要な物と不要な物に分けましょう。まったく使っていない物や、使用頻度があまりに低すぎる物(5年に1回など)は思いきって処分するのがおすすめです。レンタルするという手もあります。
2-3.物置掃除のポイント・コツ
物置からすべての物を出すことで、掃除もしやすくなります。腐食・サビ・カビなどを点検しましょう。防虫剤・防湿剤もこのタイミングで交換すると楽です。
2-4.収納のポイント
掃除が終わったら、必要な物だけを物置に戻します。下記のポイントを押さえると、出しやすい便利な物置になるでしょう。
- 重いものは下に置く
- 使用頻度が低い物は奥に置く
- 素材・大きさを考慮して置く
使用頻度が低くても重い物は手前に置いてもOKです。家族全員が(子供でも)取り出せるという配置を目指してください。また、大きくて軽い物は奥に置き、たためる素材の物はすべてたたんで収納しましょう。しまいやすさよりも取り出しやすさを優先すると必然的に使いやすい物置になります。
2-5.物置掃除・片付けのタイミング
物置掃除・片付けは、春・秋の日差しと風がある日がベストタイミングです。冬は天日干しの効果が低く、夏は熱中症のおそれがあるため、物置掃除にはあまり向いていません。天気予報をチェックし、2日連続で晴れの日をねらうとさらによいでしょう。洗って干す作業が楽になります。
2-6.注意点
物置の片付けには、物を退避しておくためのスペースが必要です。必要な物は物置にしまうことになりますが、不用品は処分するまでしばらく取っておかなければなりません。不用品をすぐに処分できる回収業者の利用も検討しましょう。
3.物置の片付けと不用品について
3-1.不用品の処分について
3-1-1.不用品を自分で捨てる
物置から出た不用品のほとんどが粗大ゴミに該当すると思います。粗大ゴミは自治体への申請や、処理券の購入・回収場所への運搬作業などがあり、かなり大変です。不燃ゴミ・可燃ゴミは自治体指定のゴミ袋にまとめておきましょう。区分がわからないゴミは、自治体や市区町村のHP・電話で問い合わせると教えてもらえます。
3-1-2.不用品をリサイクルに出す
まだ使える不用品は、リサイクルショップなどに持ち込むことで買取してもらえる可能性があります。ただし、リサイクルショップでは現物を見て買取査定がおこなわれるため、せっかく持ち込んでも買取してもらえないこともあるので注意してください。事前に、品目・型番やメーカーを伝えておくことで、無駄手間を少し減らせるでしょう。
3-1-3.不用品回収業者について
不用品が大量に出た場合や、買取に出したいけれど重くて持ち運べないといった場合は、買取・回収を並行しておこなっている業者がおすすめです。一度も不用品回収業者を使ったことがない方にとっては、業者の利用はハードルが高いかもしれませんが、想像以上に簡単に依頼することができます。買取不可の場合は、料金を支払うことで回収してもらえますので無駄手間もありません。ただし、悪徳な業者もありますので、正しい判断基準で業者を選ぶ必要があります。
3-2.注意点
自力での処分・リサイクル・不用品回収業者には、それぞれメリットとデメリットがあります。自分が何を優先したいかによって、不用品の処分方法を検討してみてください。金額だけで判断してしまうと、時間や労力がかかって、総合的には損となってしまうこともあります。
4.物置の片付けをプロに依頼する
4-1.プロへ依頼したほうがいい場合
下記のような場合は、プロに依頼することをおすすめします。
- 片付けをすぐに終わらせたい
- 不用品や買取に出したい物が大量にある
- 自分で持ち運ぶことが困難
4-2.プロに依頼するメリット
不用品を粗大ゴミに出す場合、1点ごとに料金が発生してしまいます。また、エアコン・冷蔵庫・洗濯機・テレビといった家電リサイクル法対象の品目は、数千円のリサイクル料金を支払うことが義務付けられているのです。これらの不用品は、まとめて処分したほうがお得になることがあります。なにより、運搬の手間や時間が省略できるのが最大のメリットです。
4-3.業者選びのポイント
メリットだらけに見える不用品回収業者ですが、前述のとおり業者選びには注意が必要です。下記のポイントを押さえることで、より安全に、より効率的に業者を利用できます。
- 料金体系が明確である
- サービス内容と金額があっている
- 無料見積もりをおこなっており料金提示後のキャンセルが可能である
- 買取と回収を並行しておこなっている
- 古物商許可などの資格を持っている
4-4.業者に頼むときのコツ
業者に依頼する際は、不用品をなるべくまとめて出しましょう。物置以外の場所からの不用品が出そうな場合は、この機会に処分するのがおすすめです。
4-5.作業の流れ
不用品回収業者の主な流れは以下のとおりです。業者によって詳細は異なりますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
- お問い合わせ
- 無料見積もり
- 訪問日決定
- 訪問・査定・本見積もり←ここでキャンセルできるかがポイント
- 買取・料金精算
- 回収
4-6.不用品回収業者の注意点
ちまたには、さまざまな不用品回収業者があります。中には悪質な業者もあるので注意してください。たとえば、地域を回送している無料回収車は危険です。無料回収をうたっておきながら、トラックに積み上げてから「運送料は別料金」と不当な料金を請求されてしまったり、不法投棄されたりしてしまったなどのトラブルがあいついでいます。
- 少しでも怪しいと思った業者は使用しない
- 資格の有無を確認する
- 料金にかかわることはすべて書面で提出させる
- 業者の訪問時は、知人や家族などを呼びひとりで対応しない
上記のような注意をおこなうことで、悪質業者に引っかかる可能性が軽減できます。
5.物置の掃除片付けについてよくある質問
Q.買取価格をアップするには?
A.買取に出せそうな物は、なるべくきれいに掃除しておき、付属品や外箱があればそろえておきましょう。本体を使うために必須の付属品が欠けていると買取できない可能性もあります。
Q.物置の物を把握できない
A.入れた物と出した物をメモしておきましょう。物置に在庫表のような紙とペンを置いておくと便利です。書いておくことで無駄な探し物が減ります。
Q.物置の中のスペースを有効活用したい
A.物置のスペースを活用するには、高さを使うのが一番です。メタルラックやコの字ラックを使うことで、物を2段3段と置くことができるため収納力がアップします。ただし、ラックによって埋もれてしまう物がないように、奥行きと配置には気を付けてください。物の手前にはたくさん物を置かないのがポイントです。
まとめ
物置の片付けのポイントや業者利用のコツなどをご紹介しました。なんでも入ってしまう物置だからこそ、定期的な点検と片付けが大切です。ひとりではどうしようもない場合はプロの手を借りることも検討してみましょう。物置の中身を把握できれば、気持ちまでスッキリしますよ。