ソファーの処分は意外に簡単!? リサイクル方法や買取のポイント

ソファーがいらなくなった・買い替えたいと思ったときに悩んでしまうのが、古いソファーの処分方法です。ソファーは、基本的には可燃ゴミや不燃ゴミなどの一般ゴミとして捨てることができません。ソファーの捨て方が分からなかったり、処分するのが面倒だったりして、いつまでも部屋に置きっぱなしという方も少なくないでしょう。しかし、いらないソファーを部屋に放置しておくのは、スペースの無駄遣いです。

そこで今回は、ソファーの適切な処分方法についてご説明します。

  1. ソファーは何ゴミに分類される?
  2. ソファーの処分を不用品回収業者に依頼する
  3. ソファーを買取に出すには?
  4. 自治体のリユースサービスや買い替え時の引き取りも便利
  5. ソファーの処分についてよくある質問

ソファーの処分方法の基本だけではなく、買取に出す方法・手間の有無などについてもご説明します。なるべく負担なくソファーを処分する方法をご紹介しますので、これを機会にソファーを処分して、部屋をスッキリさせましょう。

1.ソファーは何ゴミに分類される?

まずは、ソファーのゴミ分類についてご説明します。

1-1.ソファーは粗大ゴミとして取り扱われる自治体が多い

ソファーは、粗大ゴミとして指定している自治体がほとんどで、不燃ゴミ・可燃ゴミとして捨てられるところはあまりないでしょう。また、スプリング入りのソファーは処理困難物として取り扱われ、回収費用が高くなったり、自治体では回収できないこともあります。

1-2.ソファーの自治体回収方法

ソファーを自治体の粗大ゴミ回収に出すには、事前の申請と、回収場所への運搬が必要です。粗大ゴミの申請は自治体のHPで行えます。「市区町村名 粗大ゴミ」で検索してみてください。また、スプリング入りのソファーを回収していない自治体では、不用品回収業者に依頼したり、リサイクルショップで売却処分する必要があるでしょう。

1-3.ソファーの自治体回収処分費用

ソファーの自治体処分費用の一例をご説明します。

1-3-1.東京都新宿区

  • 1人掛け:800円
  • 2人掛け:1,200円
  • 3人掛け:2,000円
  • 電動リクライニング付(1人掛け):2,000円
  • 電動リクライニング付(2人掛け):2,800円

1-3-2.愛知県名古屋市

  • 1人掛け:500円
  • 2人掛け:1,500円

1-3-3.大阪府大阪市

  • 1人掛け:700円
  • 2人掛け:1,000円

1-3-4.北海道札幌市

  • 1人掛け:500円
  • 2人掛け:900円

どの地域でも500円からが目安となっています。3人掛け用やソファベッドなど大型のものは2,000円近くになることが多いでしょう。

ソファーは粗大ゴミに分類される自治体が多いんですね。
はい。処分料が必要な自治体もありますが、民間の業者と比べると安価です。

2.ソファーの処分を不用品回収業者に依頼する

次に、不用品回収業者にソファーを回収してもらう方法などをご紹介します。

2-1.ソファーを運搬する手間を省ける

ソファーの処分を回収業者に依頼すれば、自分でソファーを運搬する手間を省けます。自治体の粗大ゴミ回収場所まで自力で持っていけない・リサイクルショップが遠い・車がない、という方にも便利でしょう。家にいたままソファーを処分できるのが最大のメリットです。しかし、回収料金・出張費用がかかりますので、ソファー1点のみの回収を依頼すると高くついてしまう可能性があります。できるだけ複数の不用品をまとめて依頼するとよいでしょう。

2-2.まずは申し込み・あとは訪問日を待つだけ

不用品回収業者にソファーの回収を依頼する流れをご説明します。詳細は業者によって異なるので、事前に確認してください。

  1. 申し込み・相談:ソファーを回収してもらいたい旨を伝える
  2. 見積もり:点数やサイズの確認・エレベーターや搬出経路の確認。階段運搬だと料金が上がることがある
  3. 訪問日の決定
  4. 訪問・回収・精算:買取可能なソファーの場合は、買取査定を受ける

2-3.回収業者の料金体系は主に2種類

ソファーを回収業者に処分してもらうには、回収費用を支払う必要があります。回収費用は主に2種類あり、ソファー単体の回収だと3,000円くらいとなるでしょう。また、別途出張費用数千円がかかることがほとんどです。一方定額パック料金を利用すれば、カゴ車や軽トラックに積み放題で1万~2万円くらいになります。パック料金には出張費が含まれており、詰める限りは何個でも不用品を回収してもらえるので、ソファーのほかにも処分したいものがたくさんあるときにはお得な処分方法でしょう。

不用品回収業者を利用すると、家まで回収に来てくれるんですね。
はい。事情があって今すぐソファーを処分したい場合や、ソファーが大きすぎて自分ではゴミ収集場所に持っていけないときなどに利用すると便利です。

3.ソファーを買取に出すには?

次に、ソファーを買取に出す方法やポイントをご説明します。

3-1.ブランド品・美品のソファーは売れやすい

カリモクやカッシーナなど有名ブランドのソファーは買取してもらいやすいでしょう。また、新品・美品のソファーなら、さらに売れやすくなります。定価の高いソファーは、当然中古価格も高くなるでしょう。

3-2.家具専門のリサイクルショップや回収業者がおすすめ

ソファーを買取してもらうには、家具をメインに取り扱っているお店がおすすめです。ブランドや状態・中古市場などをしっかりチェックし、より的確な査定をしてもらえるでしょう。自分でソファーを運ぶのが難しい方は、家まで出張買取に来てくれる業者を選んでください。

3-3.ソファーを買取に出す二つの方法

ソファーを買取に出すには、主に二つの方法があります。

3-3-1.持込買取

店舗や営業所にソファーを持ち込んで査定してもらう方法です。運搬の手間がかかる分、出張買取よりも高値がつく可能性があります。ただし、持ち込んだソファーが買取不可だった場合、無料回収してもらえることもありますが、ほとんどは再度持ち帰ることになってしまうので、注意しましょう。

3-3-2.出張買取

ソファーを買取に出すには、出張買取のほうがおすすめです。家まで取りに来てもらえるので、手軽に売ることができます。事前に、問い合わせフォームなどでブランドや状態を伝えておくことで、買取可否が大体分かるので、効率よく売却することができるでしょう。ただし、ソファーに傷や汚れが多い場合は買取不可となってしまうこともあるので、なるべく詳細に状態を事前申告するのがポイントです。また、ソファー以外にも不要品があれば、買取可能なものは買い取ってもらったり、料金を支払って回収してもらうこともできます。

元値が高く使用感の少ないソファーは売却しやすいんですね。
はい。ですから、不要になったらすぐに査定してもらいましょう。

4.自治体のリユースサービス利用や買い替え時の引き取りも便利

次に、リユースサービスや買い替え時の引き取りについてご説明します。

4-1.自治体のリユースサービスは地域の人にソファーを譲れる

ソファーは自治体のリユースサービスを利用して処分することができます。役所・市営区営センター・情報センターなど、自治体でリサイクルを行っている地域があるのです。不要になった家具家電を譲り合うシステムで、市区町村の運営により安全に他者に譲ることができます。不要になったソファーの情報を申告して、もらってくれる人が現れるまで待つ方式がほとんどです。掲載期間は限られていますが、無料譲渡のため、もらってくれる人が現れやすいでしょう。無料もしくは少額の手数料で申告することができます。運搬方法などは自治体によって異なるので、HPや役所などで確認してみてください。あまりにボロボロなものやゴミ同然のソファーは申告できません。

4-2.ソファー買い替えの際は引き取り可否を確認

新しいソファーを買った際は、古いソファーを引き取ってくれるか確認しましょう。ソファーの搬入時に古いものを引き取ってくれるので便利なサービスです。同メーカーのもの・同店舗で購入したものなら無料で回収してもらえる場合もあります。または、数千円の手数料を引き取って回収を依頼してもよいでしょう。新しいソファーを古いソファーを一度に交換することになるので便利です。

自治体のリユースを利用する方法もあるんですね。
はい。また、買い替えの場合は家具店に古いソファーを引き取ってもらうこともできます。

5.ソファーの処分についてよくある質問

ソファーの処分について、よくある質問にお答えします。

Q.ソファーを高く売るには?
A.ソファーを高く買取してもらうには、きれいに掃除したり脱臭したりすることが大切です。ソファーに付いたにおいは、粉末の重曹をふりかけて1時間ほど放置し、掃除機で吸い取ると除去することができます。また、ソファーの材質にもよりますが、固く絞った水拭きで汚れを落としたり、ほこりを除去したりすると見た目がきれいになって、買取査定時に影響するでしょう。

Q.ソファーを分解したら不燃ゴミや可燃ゴミで捨てられますか?
A.多くの自治体では、使用時の状態が粗大ゴミサイズである(粗大ゴミとして指定)されている場合は、分解して小さくしても粗大ゴミの回収申請が必要です。一部の自治体では解体してサイズダウンすれば不燃ゴミや可燃ゴミとして捨てられる場合もあります。ただし、大きなソファーを解体したり、スプリングを抜いたりする作業は一般の方には難しく危険なので、粗大ゴミで出したほうがよいでしょう。

Q.ソファーの粗大ゴミ料金が自治体のHPに載っていません
A.「応接いす」「いす」として記載されていることがあります。

Q.ソファーの運搬の注意点は?
A.重量にもよりますが、必ず2人以上で運ぶようにしましょう。廊下や壁の角などを傷つけないように養生しておくのもポイントです。エレベーターなど共用部分は絶対に傷つけないように注意しましょう。

Q.なるべく早くソファーを処分したいのですが
A.不用品回収業者の出張回収は、空いていれば当日・翌日には回収しにきてもらえます。売れるソファーなら、リサイクルショップなどへ持ち込み買取に出すのが最も早いでしょう。ただし、もし売れなかったときには持ち帰る手間と時間のロスが発生してしまいます。売れる確証がない場合はおすすめできません。
自治体の粗大ゴミ回収は約2週間かかることが多いため急ぎの場合には不向きです。ただし、ソファーをゴミ処分場に自分で運搬すれば、無料もしくは粗大ゴミ料金で引き取ってもらえる地域もあります。

まとめ

ソファーの処分方法や買取処分のポイントなどについてご説明しました。ソファーは、部屋のインテリアに大きく影響を与える家具です。ソファーを買い替えたり処分したりすることで、部屋がとてもスッキリするでしょう。不要になったソファーを手放したいと思ったときは、今回ご紹介した内容を思い出してみてください。