
炊飯器の買い替え時期とは? 処分方法のポイントや買取・回収のコツ
米食の日本人にとって、炊飯器はかかせない家電製品の一つと言えるでしょう。また、炊飯器はお米を炊くためだけでなくお菓子や蒸し物を作るのにも役立ちます。そんな便利な炊飯器ですが、今使っているものが古くなってきた、そろそろ新しいものに買い替えたい、と思っている方も少なくはないはずです。そこで今回は、炊飯器の買い替えやタイミング・処分方法について詳しくご紹介します。
炊飯器を買い替えたい・買い替えのタイミングや処分方法を知りたいという方は、ぜひ最後までこの記事を読んでみてください。
1.炊飯器の買い替えについて
まずは、炊飯器の基本情報についてご紹介します。
1-1.炊飯器について
炊飯器は機種によって、炊き上がったお米のおいしさが違います。当然、高機能な炊飯器や内釜の素材がいいものを使って炊いたお米はおいしいでしょう。しかし、買ったばかりの時よりも、お米がおいしく炊けなくなってきた場合は、炊飯器の寿命が近づいている可能性があります。
1-2.寿命・故障について
炊飯器の内釜は、徐々にコーティングがはがれていってしまうことがあります。そのため、長年使い続けていると、買った当初と同じようには炊けなくなってしまうのです。また、電気系統にも寿命がありますので、そもそもスイッチが入らない・火力が足りずお米が炊けないといった故障になることもあるでしょう。
1-3.買い替えのタイミングとは
一般的な炊飯器の内釜は、約3~5年でコーティングがはがれてきます。買った時とお米の味が変わってきたら買い替え時と言えるでしょう。内釜のみ別売りしている場合もあります。また、炊飯器の電気系統の寿命は7年程度です。
1-4.修理はできるのか
炊飯器が明らかに故障した(スイッチが入らないなど)場合、買って間もないなら修理を依頼したほうがよいでしょう。保証期限内なら無料で修理できる可能性もあります。しかし、炊きムラがある、お米がおいしくなくなったという炊飯器は、修理ではなく内釜が原因であることがほとんどなので、内釜の交換か炊飯器の買い替えが必要となるでしょう。
2.炊飯器の買い替え~処分について
この章では、炊飯器の処分方法についてご紹介します。
2-1.家電リサイクル法について
家電リサイクル法には、テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(乾燥機)・エアコンが指定されています。炊飯器は家電リサイクル法の対象家電ではありません。炊飯器は小型家電リサイクル法の対象品目とされており、その処分方法は、国から各自治体に委ねられています。そのため、自治体によっては炊飯器を粗大ゴミとしているところもあれば、不燃ゴミ(電気ゴミ)としているところもあるのです。
2-2.炊飯器の処分方法
炊飯器を処分する方法について、それぞれのメリット・デメリットもあわせてご紹介します。
2-2-1.自治体による方法
まずは、自治体が炊飯器を何ゴミとして取り扱っているか、ゴミ出しカレンダーなどで確認しましょう。炊飯器を粗大ゴミとして処分する方法は、主に以下のとおりです。
- HPや電話で、粗大ゴミ申請を行う(料金を確認する・回収日を決める)
- コンビニやスーパーなど、自治体が指定している店舗で、粗大ゴミ処理券やシールを購入する
- 回収日になったら、回収場所まで炊飯器を持って行く
炊飯器の処分料金は、数百円程度としているところが多いでしょう。
2-2-2.販売店
一部の家電量販店などは、炊飯器を無料もしくは数百円の手数料で下取りや引き取りを行っているところがあります。ただし、新規購入した場合だけにかぎられたり、時期・店舗にもよりますので、事前に確認しましょう。
2-2-3.リサイクルショップ
まだ使用できる炊飯器は、リサイクルショップで買取してもらえる可能性があります。美品の炊飯器や、製造年度が浅いもの、人気メーカー品は、買取価格がアップする可能性もあるでしょう。基本的には店舗への持込となりますが、点数や商品によっては出張買取を利用できることもあります。
2-2-4.回収業者
買取が難しい炊飯器は、回収業者に依頼して引き取ってもらうという手もあります。買取を行っている業者なら、家で査定してもらい、買取可否によって料金を精算することも可能です。つまり、買取可能なら買取価格分の料金を受け取り、買取不可なら無料もしくは回収料金を支払って引き取ってもらうことになります。手間が少なく済むので、楽に炊飯器を処分したい方や、時間がない方、他にも不用品がたくさんあるという方には向いている方法でしょう。
3.炊飯器の買い替え~回収業者に依頼する場合
炊飯器の処分を、回収業者に依頼する場合の注意点や料金についてご紹介します。
3-1.業者の選び方のポイント
回収業者を選ぶ際のポイントについてまとめましたので、参考にしてみてください。
- 料金が分かりやすい
- 無料相談・無料見積もりを行っている
- (買取希望の場合)買取業務も行っている
- 古物商許可などの資格を持っている
- 買取・回収可能な商品が幅広い
3-2.回収料金について
不用品回収業者による回収料金は、単品料金やパック料金などがあります。炊飯器一つだけを処分する場合は、粗大ゴミ料金のほうが安くなる可能性が高いでしょう。逆に、他にも不用品がたくさんある場合には、まとめて業者に依頼したほうが安くなる場合があります。無料見積もりを依頼すれば、大体の回収料金が分かるでしょう。
3-3.回収方法の流れについて
回収業者による不用品回収までの流れを大まかにご説明します。
- 無料相談・無料見積もりを行う
- 訪問日を決める
- 訪問・商品査定
- 正式見積もり
- (料金に納得できたら)精算・回収
3-4.注意点・トラブルなど
不用品回収業者は、便利な反面気を付けなければならないことがあります。たとえば、地域を巡回している無料廃品回収車などです。違法で営業しており、資格などを持っていないことがほとんどでしょう。後から不当な料金を請求してきたり、回収してもらった不用品を不法投棄されてしまった等のトラブルも多発しているのです。
4.炊飯器の買い替えなどについてよくある質問
炊飯器について、よくある質問をまとめました。
Q.炊飯器を高く売るポイントは?
A.新しく美品の炊飯器は、買取価格が高くなる傾向にあります。炊飯器を買取に出す場合は、なるべくきれいに掃除しておきましょう。また、外箱・保証書・取扱説明書・付属品などがそろっていると、買取価格アップにつながることもあります。
Q.炊飯器の買い時はいつですか?
A.炊飯器の販売後の値段推移をみると、8月頃が買い時といえます。型落ち品はさらに値段が下がるので、最新機種でなくてもよいという方はねらってみてください。
Q.悪質な回収業者を見抜くポイントは?
A.上記で説明したようなトラブルにあわないためにも、以下のような業者の利用はさけましょう。
- 資格・身元がよく分からない
- 見積もりや料金に関する説明を口頭で済ませる
- 依頼していないのに訪問・営業に来る
Q.業務用の大きな炊飯器はどのように処分したらよいですか?
A.企業や飲食店から出た不用品は、粗大ゴミとして捨てることができません。産業廃棄物を取り扱える業者に依頼する必要があります。
5.まとめ
炊飯器の買い替え・処分方法・回収業者の注意点などについてご紹介しました。炊飯器を安く・楽に処分したいと思った時は、ぜひこの記事の内容を実践してみてください。古い炊飯器を買取に出せれば、新しく買う炊飯器の費用の足しになることもあるでしょう。買い取ってもらえるしれない炊飯器は、ぜひ一度回収業者に問い合わせてみてください。