
テレビの買い替えは○○がベストタイミング! 処分方法もチェック!
テレビの買い替えでよくある悩みが、「いつ買い替えをすべきか」というタイミングです。家電製品の中でも中古市場での需要が高いテレビは、寿命を迎える前に売却することで上手な買い替えができます。古いテレビの処分費用を最小限に抑え、新しいテレビの購入がお得になるのです。本記事では、テレビの買い替えで押さえておきたいポイントをまとめて解説します。
この記事を読むことで、テレビの買い替え時期や処分方法などが分かります。悩んでいる方は、ぜひチェックしてください。
1.テレビは故障前の買い替えがお得
テレビの買い替えは、耐用年数が大きなタイミングだといわれています。まずは、テレビの耐用年数をチェックしておきましょう。
1-1.テレビの耐用年数は5~9年
国税庁によると、減価償却資産としてのテレビの耐用年数は5年です。しかし、最近のテレビは高性能なので、耐用年数を超えても長く使い続けることができるでしょう。内閣府の消費動向調査によれば、テレビを買い替えるタイミングは約9年が1番多い結果となりました。使用方法や使う頻度によっては早く壊れる場合もあれば、長く使い続けられることもあるのです。
1-2.寿命が近づいてきたら買い替えるのがベスト
使用年数で判断できないときは、寿命が近づく際に起こる不具合をチェックするといいでしょう。寿命が近づいてくると、何かしらの不具合が起こります。テレビでよく起こる症状は以下のとおりです。
- 画面が暗い
- 電源を入れても画面が映らない
- 画面に線などが入る
- 突然音が出なくなる・割れる・途切れる
- 電源を入れると焦げ臭くなる
上記の中でも、特に押さえておきたいポイントは「画面の明るさ」と「電源を入れた際の起動」です。画面が暗いときはバックライトの故障が考えられます。バックライトの寿命は約10年なので、ちょうどテレビの買い替えタイミングと重なるのです。そして、電源を入れた際に問題が起こった場合、正しく電気が送られていない可能性があります。基盤や回路の寿命が疑われるので買い替えたほうがいいでしょう。
1-3.買い替えは故障前がベター
基本的に、テレビを含めた家電製品の買い替えは故障前に行うほうがベターです。壊れてからだと、処分費用だけでなく手間と時間もかかります。テレビは家電リサイクル法に基づく処分でなければならないため、自治体では回収してもらえません。故障前に処分することで、買取が選択でき、処分費用を浮かすことができるでしょう。条件によっては高価買取も期待できるので、新しいテレビの購入費用に充てることもできます。
1-4.最新機種がほしいときも買い替えの時期
今のテレビが使いづらい・最新機能がついているテレビがほしいときも、買い替えを検討すべきタイミングです。特に、毎日テレビを見る方は、思いきって新しい最新機種に買い替えたほうが、ストレスなく快適な視聴ができます。最近では、メーカーによってさまざまな最新機能が登場しているので、目的に見合った機種が選べるでしょう。
たとえば、東芝独自の映像処理エンジン「レグザエンジンCEVO」です。よりリアルな映像体験を楽しむことができます。シャープは「リッチカラーテクノロジー」を採用しており、鮮やかな色彩美が実現可能です。リアルで臨場感あふれる映像が自宅で楽しめると人気があります。
2.テレビが安くなるタイミングを狙おう
テレビをお得に買いたい方には必見の買い時を紹介します。
2-1.最安値時期は家電量販店のセール時期
テレビが安くなる時期といえば、家電量販店のセール時期が代表的です。決算時期(3月または9月)・ボーナス時期(7月または12月)・年末年始(12月と1月)は、多くの家電量販店でセールが開催されます。通常の値段よりも安く販売されるので、絶好の買い替え時期ともいえるでしょう。また、ゴールデンウィークなどの大型連休や新生活・新学期が始まる時期も安くなります。セール時期を狙って、値引き交渉をするのも方法の1つです。
2-2.新製品の発売後
最新機能や特別な機能にこだわりがない方は、新製品の発売後もおすすめの買い時です。新しい製品が発売されると、型落ち品となり価格が下がりやすくなります。この時期をねらって、テレビの新製品が発売された後に買い替える方も増えているのです。だいたいのメーカーは、6~9月ごろに新製品を発売しているので、目安にしてください。
2-3.これからは4Kチューナ内臓のテレビが買い時
2018年12月からBS・110度CSの4Kと8Kの実用放送がスタートしています。従来のテレビではこれらの放送に対応していないため、テレビの買い替えを検討している方は、4Kチューナー内蔵のテレビが買い時です。各メーカーからもどんどん4Kチューナー内蔵の新機種が登場しています。液晶テレビで約20万円前後ですが、10万円前後でも購入できるでしょう。メーカー・機能などで価格が異なるため、複数の機種を比較してください。
3.古いテレビはリサイクル料金なしで処分できる?
買い替えで要らなくなった古いテレビは、どのように処分すればいいのでしょうか。
3-1.家電リサイクル法に基づいた処分を
1番に思い浮かぶのが自治体回収ですが、ここで気をつけておきたいのがテレビは家電リサイクル法の対象品目であることです。家電リサイクル法は、廃棄物の減少と有用資源の再利用を目的としています。対象品目になっているテレビ・冷蔵庫・洗濯機(衣類乾燥機)・エアコンは、製造メーカーによるリサイクルが義務づけられているため、リサイクル料金を支払い、自治体または小売業者へ回収を依頼しなければなりません。勝手にゴミ捨て場へ捨てると法律違反とみなされ、罰金が科せられるので注意が必要です。家電リサイクル法に基づいた処分方法の詳細は、一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターのホームページをご覧ください。また、テレビのリサイクル料金は以下のとおりです。
- ブラウン管(15型以下):1,296円〜
- ブラウン管(16型以下):2,376円〜
- 液晶・プラズマ(15型以下):1,836円〜
- 液晶・プラズマ(16型以上):2,916円〜
3-2.買い替えなら引き取りで運搬料が安くなる
買い替えでおすすめしたい方法が、家電量販店による下取りと引き取りサービスです。新しいテレビを購入する家電量販店に、下取り・引き取りサービスを実施しているか尋ねてみてください。テレビの使用年数が3~5年以内で比較的状態がいいものであれば、下取りサービスが利用できるでしょう。リサイクル料金なしで、値引きまで可能です。
ただし、下取りを行っている家電量販店は少なく、また、下取り条件も厳しめな傾向があるので正直難しいでしょう。そんなときは、引き取りサービスを利用してください。リサイクル料金+収集・運搬費用がかかりますが、購入と同時に古いテレビも処分してくれるので手間と時間がかかりません。処分だけを衣類するよりは運搬料が安くなる傾向もあります。
3-3.5年以内なら買取も検討する価値あり
不具合が起きていない・正常に稼働できる状態のテレビなら、リサイクルショップまたは買取専門店で買取に出すことができるでしょう。製造5年以内の液晶テレビなら売れる可能性があります。ただし、製造5年以内の状態が悪いプラズマテレビは、買取が難しいでしょう。逆に、フルハイビジョンや録画機能付きのものなどは需要が高く、ほとんどの業者で買い取ってもらえます。
3-4.ネットオークションやフリマアプリは売れるテレビが限られる
ネットオークションやフリマサイトは、自分で出品額が決められるので便利なシステムですが、ネットで売れるテレビは限られているので注意してください。実際に落札されているのは、新品または未使用品の最新テレビが多く、中古で年数が経過しているテレビは、落札回数が極端に少ないのです。自分でこん包し送らなければならないという手間もかかります。また、最近は、「商品を送ったのに入金がない」「商品にケチをつけられ値引きさせざるを得なくなった」などのトラブルも増えているのです。トラブルを回避するためには、安易に利用しないほうがいいでしょう。
3-5.液晶テレビを無料回収してくれる業者もある
不用品の回収を行っている業者の中には、液晶テレビを無料回収してくれるところがあります。リサイクル料金を支払う必要がないのでお得に処分できますが、条件を満たさなければなりません。たとえば、パソコンなど無料回収が可能なものも一緒に同こんする・正常に使えるものであることなどです。また、無料回収ができる理由をホームページ等に掲載しているかも確認してください。中には、回収後に追加料金を請求する悪質業者も存在しているので気をつけましょう。
4.テレビの買い替えに関してよくある質問
テレビの買い替えに関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.寿命を延ばすテレビ掃除の方法と注意点は?
A.水・アルコール・台所用の中性洗剤の使用は故障の原因になります。画面のホコリや指紋の汚れが気になったときは、やわらかい布またはクリーニングクロスを使用して掃除するのが基本です。また、直射日光が当たる場所に置かないように気をつけましょう。直射日光を浴びるとテレビ内の温度が高くなり熱がこもりやすくなります。その結果、テレビ内部の部品や半導体などが劣化しやすくなるのです。風通しが悪い場所もカビやすくなるので、直射日光が当たらない風通しのいい場所に置いてください。
Q.引っ越しを機に買い替えをする際の注意点は?
A.引っ越し直前でバタバタしないよう、事前に買い替えを済ませておきましょう。どうしても時間がなく古いテレビを処分しなければならなくなったときは、引っ越し業者へ回収を依頼するのも選択肢の1つです。ただ、依頼する際は費用にいくらかかるのか入念に確認しておきましょう。あくまで目安の費用ですが、不用品1点につき約2,000〜4,000円となります。
Q.買い替えにおすすめの機種・メーカーは?
A.2018年12月より放送が始まった4K・8K対応のテレビがおすすめです。テレビのリモコンを使わずに、スマートフォンの操作で視聴・録画できる機能も人気があります。東芝・ソニー・パナソニック・シャープの4社が大手メーカーなので、それぞれの特徴をカタログなどで比較してください。テレビにどんなことを求めるのか、目的がハッキリしておけばベストな製品が選択できるでしょう。どうしても悩んだときは、家電量販店の詳しいスタッフに相談してください。
Q.買取額がアップするポイントは?
A.取扱説明書・リモコン・ケーブルなど、購入時についてきた付属品をできるだけそろえて売ることです。付属品の有無だけで数千円も買取額に差が出ることもあります。汚れやホコリなども事前に掃除しキレイな状態にしておきましょう。未開封の状態なら、開封せずにそのままの状態で売るのがベストです。
Q.ブラウン管テレビを処分する際の注意点は?
A.今ではほとんどの家庭で使用されていませんが、倉庫の奥に眠っていたブラウン管テレビが大掃除をきっかけに出てくることもあります。要らなくなったブラウン管テレビも家電リサイクル法の対象品目なので自治体で処分せず、製造メーカーに回収を依頼しましょう。ほかにも、家電量販店に回収してもらう方法があります。ブラウン管テレビは中古需要がないので、ほとんどの業者で買取不可になるでしょう。
まとめ
いかがでしたか? テレビの買い替えは、耐用年数の5〜9年が目安といわれています。使い方や使用頻度によっては早く寿命が来てしまうこともあるのです。また、テレビは家電リサイクル法の対象品目となるため、自治体回収ができません。製造メーカーによるリサイクル回収が義務づけられています。また、買い替えの際は、家電量販店の引き取りサービスを利用するといいでしょう。購入と処分が同時にできるのでおすすめです。ただし、まだ新しいテレビを処分する場合やリサイクル料金を支払いたくないときは、買取に出す方法もあります。