遺品をもらう際の注意点やトラブルを未然に防ぐ方法を詳しくご紹介

形見分けで遺品をもらうことがあるでしょう。形見分けは、故人を偲(しの)んで供養する意味合いがあります。しかし、遺品の中には高価なものもあるため、もらう際は注意が必要です。どんなことに注意すればいいのか、トラブルを回避する方法はないのかなど、さまざまな疑問が出てくるでしょう。

そこで、本記事では、遺品をもらう際の注意点と起こりやすいトラブルなどについてご紹介します。

  1. 遺品でもらうことが多いものとは?
  2. 遺品をもらう際の注意点
  3. 遺品をもらう際に起こりやすいトラブル
  4. 遺品に関するトラブル回避のポイント
  5. 遺品でよくある質問

遺品の形見分けは、気持ちよく受け取りたいですよね。思わぬトラブルを防ぐためにも、しっかり知識を身につけておきましょう。

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1.遺品でもらうことが多いものとは?

遺品でもらうのにはどんなものがあるのでしょうか?

1-1.宝石・貴金属

宝石や貴金属などの高価なものをもらうケースがあります。指輪などの場合、サイズが合わないものでも、貴金属としての価値があるのです。資産として手元に置いておきましょう。

1-2.コレクション

生前集めていたコレクションをもらう場合があります。共通の趣味がある場合は嬉しいものです。しかし、コレクションをもらって困るケースもあります。必要なものだけ手元に残し、不要なものは菩提(ぼだい)寺などで供養してもらうといいでしょう。

1-3.車

車をもらうケースもあります。車の場合、名義が誰になっているかがポイントです。ただし、売却時の金額が30万円を超える場合は、課税対象となるので注意しましょう。また、名義変更した場合も同様に、課税対象となります。税理士などに相談し、税金にまつわるトラブルが起こらないようにアドバイスをしてもらいましょう。

1-4.不動産

家などの不動産をもらう場合もあります。車と同様に、不動産も資産と1つです。相続税の控除範囲を超えた場合は、課税対象となります。

2.遺品をもらう際の注意点

遺品をもらう際は、どんな点に注意すればいいのでしょうか?

2-1.故人が不慮の死を遂げた場合

故人が事故・犯罪・自殺など不慮の死を遂げた場合は、遺品の取り扱いに注意が必要です。むやみにもらわず、お焚(た)き上げなどを行い、供養することが望ましいでしょう。

2-2.法律に触れるもの

法律に触れるものも注意が必要です。たとえば、銃刀法に触れる軍刀・薬刀・猟銃などがあります。登録証がない場合は、警察へ発見届を出さなければなりません。また、再交付を希望する場合は、教育委員会へ申し出てください。

2-3.遺品は不用品ではない

遺品は不用品ではなく、相続の対象であることを忘れてはいけません。そのため、譲渡所得税や相続税が課税されます。譲渡所得税は、遺品が30万円以上で売却できた場合に発生する税金です。ただし、最高で50万円まで特別控除となります。相続税は、資産価値が30万円を超えるものに対してかかるものです。売却時に基礎控除額と相続人の控除範囲内で収まる場合は、相続税はかかりません。

3.遺品をもらう際に起こりやすいトラブル

遺品をもらう際に多いトラブルについて、具体例を挙げてご紹介します。

3-1.勝手に形見分けしてしまう

遺産相続人全員の同意なく、勝手に形見分けしてトラブルになるケースは多くあります。遺品は資産であるため、遺産相続人全員が許可を得たものをもらうようにしてください。

3-2.困るものをもらう

対処に困るものをもらうケースがあります。故人にとっては大切なものでも、もらう人のライフスタイルに合わず、不用品となってしまう事例です。ただし、不用品として扱わず、きちんと供養して処分しましょう。

3-3.誰がもらうのかで揉(も)める

宝石・貴金属・預貯金など資産価値が高いものほど、誰がもらうのかで揉めることが多いものです。遺産相続人全員で話し合い、もらう人を決めるようにしましょう。身内だけで決まらない場合は、法律の専門家などを交えて話し合いをすることをおすすめします。

4.遺品に関するトラブル回避のポイント

遺品に関するトラブルを防ぐにはどうすればいいのでしょうか? 具体的なポイントをご紹介します。

4-1.遺産相続人全員で話し合う

話し合いはとても大切です。遺産相続人全員がそろって、誰に何を譲るのかを話し合いましょう。もらう際も、遺産相続人全員の同意を得ていることを確かめると、トラブルに巻き込まれずに済みます。

4-2.弁護士などに相談する

遺品を譲る・もらうなどの際は、弁護士など法律の専門家に相談しておくと、税金などの問題も起きず、スムーズに進められるでしょう。

4-3.故人の意思を確かめる

エンディングノートや遺言状がある場合は、故人の意思を確かめることが大切です。形見分けは、故人の意思を尊重して行うのが理想であるため、なるべく意思を反映するよう心がけましょう。

5.遺品でよくある質問

遺品に関する質問を集めました。

Q.ペットの骨壷(こつつぼ)をもらってしまった場合はどうすべきか?
A.手元に置いておくのが難しい場合は、ペットの葬儀所へ永代供養をお願いするといいでしょう。供養して納骨ができます。

Q.仏壇をもらったが、場所を取るので処分したい場合は?
A.仏壇はサイズが大きいため、現代のライフスタイルに合わず、手放す人が多くいます。処分する際は、自治体のルールに沿って処分するか、不用品回収業者などに依頼して処分しましょう。

Q.樹木を遺品としてもらう場合もあるのか?
A.はい、あります。樹木は、育てられる環境があれば、自宅で育ててみましょう。住宅環境によって育てられないようなら、遺産相続人全員で相談し、譲り先や処分方法などを考える方法もあります。独断で決めないことが大切です。

Q.遺品でもらったものを無断で買取に出すとトラブルになるのか?
A.はい、トラブルになるケースもあります。買取に出す際は、遺産相続人と話し合い、自分の意向を伝えることが大切です。遺産相続人全員が納得してくれたら、買取に出す準備をしましょう。

Q.遺品をもらうと、故人の魂が宿っている気がして怖い場合はどうすべきか?
A.日本では、そうした思いを抱く方が多くいます。しかし、海外では、遺品をもらうことで、故人が守ってくれるという考え方をする場合があるのです。視点を少し変え、怖いという思いを捨ててみましょう。

まとめ

遺品の形見分けは、故人を偲んで行うものです。ただし、誰でも簡単にもらえるものではなく、遺産相続人全員の同意が必要となるので注意してください。遺品をもらう際の注意点やトラブル回避のポイントをしっかり理解し、形見分けを気持ちよく終えましょう。