
中古オフィスチェアを買取に出すには? リサイクル業者やネット売却のススメ
オフィスチェアは重くて大きく、処分に悩みがちなものです。「まだ使えるので捨てるのはもったいない」「大量のオフィスチェアをまとめて買取に出したい」と考えている方も多いでしょう。そこで今回は、オフィスチェアを買取に出すための方法をまとめました。
- 不要なオフィスチェアは買取に出すべき!
- リサイクルショップによるオフィスチェアの買取
- 不用品買取業者によるオフィスチェアの買取
- ネットオークションやフリマアプリで売るには?
- オフィスチェアを買取に出す際のよくある質問
各買取方法のメリット・デメリットや注意点もまとめましたので、オフィスチェアを売りたいと思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1.不要なオフィスチェアは買取に出すべき!
まずは、オフィスチェアの買取について、中古需要や買取相場などをご紹介します。
1-1.中古オフィスチェアは需要がある
オフィスチェアは定価が高いので中古でもいいから欲しいという方が多くいます。また、個人事業主など、事務用品を安くたくさんそろえたい方にとって、中古のオフィスチェアは魅力的なものでしょう。
1-2.使えるオフィスチェアは買取へ
中古需要があれば、買取業者やリサイクルショップなどは、オフィスチェアを買い取ってくれます。そのため、まだ使える中古オフィスチェアを捨てるのはもったいないといえるでしょう。ぜひ、積極的に買取に出すことを検討してみてください。
1-3.美品・人気メーカーなら買取に期待
高価で買取してもらえるオフィスチェアの特徴をいくつかご紹介します。
1-3-1.人気メーカー
以下のメーカーのオフィスチェアは、中古でも人気があります。
- Ergohuman(エルゴヒューマン)
- HermanMiller(ハーマンミラー)
- Steelcase(スチールケース)
- Bauhutte(バウヒュッテ)
- HARA CHAIR(ハラチェアー)
- KOKUYO(コクヨ)
1-3-2.セット売り
同じ型番のオフィスチェアが複数台そろっていると、買取価格に期待できる場合があります。法人向けに売る場合などは、セット品にしたほうが、売れやすいことがあるためです。
1-3-3.状態がよいもの
中古のオフィスチェアは、あまりにボロボロだったり汚れたりしていると、買取額を付けてもらうのが難しいでしょう。たとえば、革や布やメッシュが破れている場合は、買い取ってもらえないこともあります。
1-4.オフィスチェアの買取相場は?
中古オフィスチェアの買取額は、定価の30%程度が目安です。ただし、これは美品の場合の買取価格なので、汚れていたり使用感があったりすると買取額は下がるでしょう。ただし、見方を変えると、定価が10万円以上するオフィスチェアなら、汚れていても数千円~1万円くらいで売れるチャンスがあるということです。一方、定価が1万円以下のチェアは、汚れがひどいと買い取ってもらうのは厳しいでしょう。
1-5.オフィスチェアを捨てる前に!
オフィスチェアを捨てる場合、自治体への粗大ゴミ申請手続きが必要です。また、企業で使っていたオフィスチェアは、産業廃棄物として処分する必要があります。そのため、業廃棄物取扱いの資格を持った業者に処分を依頼する必要があるのです。どちらも1台あたり千円~数千円の処分費用がかかってしまいます。
2.リサイクルショップによるオフィスチェアの買取
次に、リサイクルショップへオフィスチェアを売るときのポイントをご紹介します。
2-1.ショップが近いならおすすめ
店舗が自宅から近い場合や、自分で運搬するのが容易な場合は、リサイクルショップの利用がおすすめです。また、オフィスチェアを急ぎで買取処分してほしいときにも向いているでしょう。
2-2.リサイクルショップの利用方法
まずは、リサイクルショップがオフィスチェアなど家具類を取り扱っているかどうかを確認します。特に事前連絡は不要ですが、あらかじめ型番やメーカーを伝えておくと二度手間がないでしょう。店舗によっては、買取受け付けていないメーカーなどがあるためです。オフィスチェアを持ち込んだら、店頭で査定してもらいます。メーカー・傷の状態・使用感などをチェックされるでしょう。買取価格が出て、その額に納得できたら料金を受け取り、オフィスチェアを引き渡します。
2-3.リサイクルショップを利用するメリット・デメリット
リサイクルショップを利用するメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。
2-3-1.すぐに査定してもらえる
オフィスチェアを持ち込んだら、その場で査定してもらえるので、すぐに買い取ってもらうことができます。急いでオフィスチェアを処分したいときはよいでしょう。
2-3-2.複数の店舗の買取価格が分かる
オフィスチェアを複数の店舗に持ち込むことで、より高価で買い取ってくれるところに売ることができます。時間や手間はかかりますが、より高く売りたい人にはよいでしょう。
2-3-3.持ち込む手間が面倒
店頭へ持ち込む手間が面倒に感じる方も多いはずです。オフィスチェアは大きくて重いため、車がなければ運搬は厳しいでしょう。
2-3-4.安価買取になってしまった場合は…?
買取額が安く、買取をやめたい場合はせっかく持ち込んだオフィスチェアを一度持ち帰る必要があります。オフィスチェアの正確な買取価格は、直接現物を見て査定してもらうまで分からないので、このような手間が発生する可能性があるのです。
3.不用品買取業者によるオフィスチェアの買取
次に、不用品買取回収業者に依頼する際のポイントをご紹介します。
3-1.オフィスチェアの運搬が面倒な方におすすめ
出張買取を行っている不用品買取回収業者なら、自宅(職場)にいたまま、オフィスチェアを買い取ってもらえるでしょう。車がない方や、大量にオフィスチェアがある場合など、運搬が面倒・時間をかけたくないという方には向いている方法です。
3-2.不用品買取業者の利用方法は?
オフィスチェアを買取業者に出す主な流れは以下のとおりです。
- オフィスチェアなど、家具類を取り扱っているかどうかを確認する
- (必要なら)ネットで概算見積もりを行う
- 出張回収日を決める
- 訪問に来てもらい、買取査定を受ける
- 買取額に納得ができればオフィスチェアを引き渡す
- 買取額を受け取る(出張費用がかかる場合は料金相殺)
3-3.不用品買取回収業者を利用するメリット・デメリット
不用品買取回収業者を利用するメリット・デメリットについてそれぞれ見ていきましょう。
3-3-1.自宅にいたままオフィスチェアを買取に出せる
オフィスチェアは大きく重いため、自宅まで取りに来てもらうと楽でしょう。運搬の手間や時間、チェアの破損やケガなどのリスクを減らすこともできます。
3-3-2.概算見積もりを依頼できる
業者によっては、HP上でオフィスチェアの情報を入力すると、概算で買取額を査定してくれるところもあります。正式な買取価格は現物を見ないと決まりませんが、大まかにいくらか知りたいときは便利です。オフィスチェアの写真を送信すると、業者側が状態をしっかりチェックできるので、より正確な買取価格が出るでしょう。
3-3-3.出張費用がかかる場合がある
オフィスチェア1台だけを依頼する場合は、別途出張費用がかかることがあります。なるべくまとめて買取に出すことで、出張費用を抑えてよりお得に処分することができるでしょう。また、階段を利用した運搬やつりおろし作業は、別途オプション料金がかかることもあるので、事前の確認が必要です。
3-3-4.悪質業者に注意
不用品回収業者の中には、悪質なところもあるので注意してください。たとえば、高く買取・無料で回収すると口約束をして、後から不当に高い料金を請求したり、回収したオフィスチェアを不法投棄したりといったトラブルも多発しています。業者選びは慎重に行いましょう。
4.ネットオークションやフリマアプリで売るには?
次に、オフィスチェアをネットオークションやフリマアプリで売るポイントのご紹介です。
4-1.リサイクル店で断られた場合に
人気メーカーのオフィスチェアなのに、傷が多くてリサイクル店などでの買取を断れた場合などは、ネットで他者に譲れる可能性があります。汚れていてもいいから安く買いたいという人が見つかるかもしれません。たとえ1円でも、売れれば処分費用が浮くので結果的にはお得になります。
4-2.オフィスチェアをネットで売るには?
ネットオークションやフリマアプリでは、まず会員登録をする必要があります。登録をしたら、以下のような手順でオフィスチェアを出品しましょう。
- オフィスチェアの情報を掲載する
- 写真・メーカー・定価・状態(傷・汚れなど)・売却価格など
- 購入者を待つ
- 購入(落札)されたら、取引ナビにしたがって購入者と連絡を取る
- 入金確認後、オフィスチェアを配送する
4-3.オフィスチェアのネット売却メリット・デメリット
ネットでの売却のメリット・デメリットをそれぞれご説明します。
4-3-1.購入者と直接やりとりができる
コメントやメッセージなど、購入者と直接連絡を取ることができます。オフィスチェアの細かな情報や配送方法などを事前に相談できるため、出品する側も購入する側も、納得いく形で売買ができるでしょう。
4-3-2.買い手が現れない・時間がかかる
ネット上にオフィスチェアの情報を掲載しても、なかなか買い手が付かなかったり、時間がかかったりしてしまうことがあります。その場合は、紹介文章や写真をより正確で魅力的なものに書き直したり、売却額を下げるなどの工夫が必要です。
4-3-3.配送が面倒
オフィスチェアは大型家具に分類されるので、こん包や配送が面倒でしょう。また、買い手にとって、配送料がどちら持ちになるかは、購入の際の大きなポイントになります。必ず明記しておきましょう。
5.オフィスチェアを買取に出す際のよくある質問
オフィスチェアの買取処分について、よくある質問にお答えします。
Q.オフィスチェアを高く売るポイントは?
A.なるべくきれいにしておくことで、買取価格がアップする可能性があります。拭き取れる汚れは取っておき、布面の染みなどは染み落としなどできれいにしておきましょう。足の金属部やキャスター部分も忘れずに掃除してください。
Q.オフィスチェアの配送料はどのくらい?
A.オフィスチェアの配送は、距離によって異なり、4千円~1万円が目安です。たとえば、ヤマト便での「らくらく家財宅急便」から、大体の配送料金を調べることができます。
Q.大量にオフィスチェアがあるのですが
A.企業で使っていた大量のオフィスチェアは、法人専門の買取業者に依頼するとスムーズでしょう。職場まで取りに来てもらえます。ほかにも不要になったオフィス用品があれば、まとめて依頼したほうがお得になるでしょう。
Q.買取業者選びのポイントは?
A.オフィスチェアを業者に出す際は、以下のポイントを押さえましょう。
- 出張買取が可能
- 地域に対応している
- 料金が分かりやすい(査定根拠・出張費用・オプション料金など)
- 古物商許可などの資格を所有している
- 無料で見積もりや相談に対応してくれる
Q.買取に出せないオフィスチェアとは?
A.以下のようなオフィスチェアは、買取価格を付けてもらえない、もしくは非常に安い価格での買取になるでしょう。
- 壊れているもの
- 汚れや傷がひどいもの
- 定価が安いもの(1万円以下)
- ノーブランド品
まとめ
オフィスチェアを買取に出す方法や、ポイントをご紹介しました。オフィスチェアを買取に出そうと思っている方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。各方法には、それぞれメリット・デメリットがあるので、ご自分に合った方法を検討して選んでみるとよいでしょう。