
電子レンジが臭い!と思ったときの対処法や悪臭の原因について
電子レンジの臭いが気になる…。こんな悩み、抱えていませんか? 電子レンジは冷凍したものや冷めてしまったものを、すぐに加熱できる、非常に便利なものです。前の日に食べたおかずの残りを温めたり、お弁当を温めたり、料理の下ごしらえに愛用したりしている人は多いでしょう。
このように、さまざまな場面で活躍するからこそ電子レンジ内部の臭いに悩まされてしまう人は少なくありません。あまりにも臭いがひどすぎると、食べ物を温めたときにその臭いが移り、味が落ちてしまうことにもつながりますね。
そこで、この記事では電子レンジの臭い取りについてご紹介していきましょう。電子レンジの臭いに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
1.電子レンジの悪臭…原因は?
そもそも、電子レンジから悪臭がしてしまう原因は何なのでしょうか? ここでは、電子レンジが臭くなる原因についてご紹介していきます。
1-1.食品包装フィルムを使わずに加熱してしまう
加熱時間が短いから、食品包装フィルムを使うのはもったいないから…など、このような理由から食品包装フィルムを使わずに加熱してしまっていませんか? 食品包装フィルムを使わずに加熱をしてしまうと、食べ物のカスや油などが電子レンジ全体に飛び散りやすくなるのです。特に飛び散ったものが魚の油など、臭いの強いものであればあるほど、電子レンジ内部の臭いがひどくなる原因となってしまいます。
1-2.電子レンジ内部に飛び散った食品や油の腐敗
上記でご紹介したように、食品包装フィルムを使わずに電子レンジで食品を温めていると、食べ物のカスや油が電子レンジ内部に飛び散ってしまいます。また、たとえ食品包装フィルムを使っていても、電子レンジの内部に油がこびりついてしまうこともあるでしょう。このように、電子レンジの中に油や食べ物のカスがたまっていくと、それが日をたつごとに腐敗していきます。その結果、電子レンジ内部がイヤな臭いとなってしまうのです。
2.電子レンジのイヤな臭いを取る方法について
すぐに温めたり、冷凍したお肉の解凍ができたり…と、便利なことこの上ない電子レンジ。でも、そんな電子レンジでも中が臭いと温めたいものに臭いが移ったりする可能性があるため、使いたくなくなってしまいますね。そこで、電子レンジのイヤな臭いを取るための方法についてをご紹介していきましょう。
2-1.ドリップコーヒーの搾りかすを有効活用
コーヒーが好きで、特にドリップコーヒーをよく飲んでいるという人におすすめなのが、ドリップした後のカスを有効活用する方法です。ドリップコーヒーでコーヒーをいれたら、残ったカスを小皿にのせます。そして、そのまま電子レンジに入れて1分~2分程度加熱しましょう。これを定期的に行うだけで、電子レンジ内のイヤな臭い対策ができます。
コーヒーの豆は、表面上に穴がたくさんあると言われているのですが、これによって炭と同じような、強力な消臭効果を発揮してくれるのです。実際、「コーヒーはにおいが移りやすい」という話を聞いたことがある人も多いでしょう。それだけ、コーヒーがほかの臭いを吸着してしまう性質を持っているのです。もし、ドリップコーヒーをいれたあとのカスを捨ててしまっている…という場合は、それを有効活用してみてください。
2-2.柑橘(かんきつ)系果物の皮を有効活用
レモンやオレンジ、ミカンなどの柑橘(かんきつ)系が好きでよく食べているという人におすすめしたいのが、それらの皮を有効活用するという方法です。まず、残った皮を水で軽く洗い流します。その後、表面の水気をしっかり拭き取りましょう。ここまで終わったら、後は小皿にその皮をのせ、電子レンジに入れて1分~2分程度加熱します。これだけで、電子レンジ内部の臭い対策ができるでしょう。柑橘(かんきつ)系の皮には、リモネンという精油成分が含まれています。この成分によって、電子レンジ内部が爽やかな香りで包まれるでしょう。
ただし、柑橘(かんきつ)系の皮を使って臭い対策をする場合は注意点もあります。まず、皮を洗った後の水気をしっかり拭き取っておくことです。水気がある状態のまま電子レンジで加熱してしまうと、すぐに皮が高温になってしまうため、注意しましょう。また、加熱しすぎてしまうのもよくありません。加熱は1分~2分を目安にしてください。
2-3.緑茶の茶殻を有効活用
緑茶を飲む習慣があるという人は、茶殻を有効活用して電子レンジの臭いを取り除くのも良いでしょう。緑茶の茶殻には、カテキンが豊富に含まれています。この成分は健康に良い効果を期待できるだけでなく、消臭効果も期待できるのです。そのため、電子レンジ内部のイヤな臭いも改善することができます。
茶殻で電子レンジの臭い対策をする場合は、湿った茶殻を使うのが良いとされているため、お茶をいれた後のものを使うと良いでしょう。この湿った状態の茶殻を小皿にのせたら、後は1分程度加熱すればOKです。カテキンパワーが、電子レンジの中の臭いをスッキリさせてくれるでしょう。
3.電子レンジの掃除方法について
電子レンジを使っていると、内部には油や食べ物のカスなどがたまってしまいます。そのため、いくら脱臭効果を期待できる方法で対策をしたとしても、このような原因そのものが残った状態では意味がないのです。そこで、臭いを取るための電子レンジ掃除方法についてご紹介しましょう。
3-1.重曹を使ってピカピカに
重曹はさまざまな掃除において活用されているすぐれものです。もちろん、電子レンジの掃除においても活躍してくれます。
まず、カップ1杯の水に重曹を大さじ1杯入れましょう。これを耐熱容器などに入れて、電子レンジで2分~3分ほど加熱します。加熱が終わったら、そのまま10分は電子レンジのドアを開けないでください。こうすると、温められた重曹水の蒸気が電子レンジ内にこびりついた油や食べ物のかすを浮き上がらせてくれます。10分たったら、後は重曹水を含ませた布巾などで電子レンジ内部全体を拭き取りましょう。たったこれだけで、電子レンジ内部の汚れをごっそり取ることができます。
3-2.お酢を使って掃除するのもおすすめ
重曹が家にない…という場合におすすめしたいのが、お酢です。カップ1杯の水に大さじ3杯のお酢を加えます。それを耐熱容器に入れて、レンジで2分~3分程度加熱しましょう。加熱した後は重曹と同じで、ドアを開けずに10分ほど放置します。こうすれば、重曹と同じように電子レンジ内部の汚れを浮き上がらせてくれるのです。
ただし、お酢を使って掃除をするとどうしてもしばらく電子レンジ内部にお酢の臭いが残ってしまいます。そのため、お掃除が終わったらしばらくドアを開けっ放しにして乾燥させるようにしましょう。こうすれば、後々お酢の臭いが気になるということもありません。
まとめ
電子レンジの臭い取りについてご紹介してきました。普段から頻繁に使う便利な機器である上、食べ物を温めるものだからこそ、気をつけていないとすぐ悪臭などに悩まされてしまうことになります。定期的に掃除をしたり、臭いを取るための対策を行う習慣をつけることで、悪臭とは無縁の快適な状態を常に保つことができるでしょう。臭い移りなどを防ぐためにも、電子レンジの掃除や臭い対策は定期的に行うようにしてくださいね。