生前整理の必要性とは?シンプルで快適な第2の人生を送るポイント

退職後、時間のゆとりがある方を中心に、生前整理を行う動きが目覚ましくなってきました。今注目されている終活ブームで、エンディングノート作りと同じように、身の回りをコンパクトでわかりやすくしておくことです。
何もせずに亡くなった故人の遺品整理は、残された遺族にとってとてもしんどい作業。悲しみの中、大量に残っている荷物や生活用品の処分と仕分けに奮闘しなければなりません。
生前整理を考えている方は、何から始めていいかわからないということも多いはず。この記事を参考に、生前整理のやり方を覚えていきましょう。

  1. 生前整理の必要性
  2. 生前整理で整理する物とは?
  3. 生前整理のやり方・時期
  4. まとめ

1.生前整理の必要性

高齢化社会に加え、核家族化が進む日本。一人暮らしになる高齢者も増えています。長年暮らした家には物があふれ、自分の死後どのように整理するのか不安を抱いたことはありませんか? 
生前整理は、とても大切なこと。遺品整理の負担を減らすためにも、なるべく早めに始めたいですね。

1-1.目的

今注目されている終活は、第2の人生を快適でシンプルにする目的で行われています。自分に万が一のことがあったとき、子どもたちや親族に迷惑をかけないよう備えるためです。
また、故人の死後にトラブルが多いのは、遺産相続問題。お金で親族間がもめてしまい、家族が分裂するケースも目立ちます。遺品・財産・生命保険など、わかりやすくしておくことが大切です。遺言をしたい場合も、生前整理で作成することが増えています。

1-2.身軽になると充実する

家の中を見回してみてください。生活用品・不用品・古くなった衣類・趣味の物など、たくさんの物で囲まれながら人は生活を営んでいます。
しかし、本当に必要な物は限られており、ほとんどは無くなっても困らないはずです。生前整理で物を処分し、身軽な生活を始めてみませんか? 
愛着のある限られた物で生活すると、物の大切さを実感し、自分の人生を見直すことができます。好きな物だけが手元にある生活は、心に潤いと充実感をもたらしてくれるでしょう。
高齢になって自宅をバリアフリーにする場合も、生前整理を終えておけば工事の際もスムーズに着手できるメリットがあります。

2.生前整理で整理する物とは?

生前整理は、遺族が困らないようにするため・第2の人生を快適に充実した時間とするために必要です。コンパクトですっきりした生活を始めるためには、どのような進め方をすればいいのでしょうか?

2-1.不用品をすっきり処分

普段生活している部屋の物をどのように仕分けすればいいか、誰もが悩むポイントです。断捨離が流行(りゅうこう)し、物を捨てる勇気が必要だとされています。もったいないという気持ちがあると、使わない物まで残してしまうことが多いはず。
大切な物と不用品の区別をはっきりすることが大切です。思いきって処分すると、とてもすっきりした気持ちになるでしょう。まずは、不用品を処分することが、生前整理の第1歩です。

2-2.価値ある品

自宅に価値ある品や高価な物を所有しているケースもあるでしょう。遺産相続でトラブルになると予想できる物は、あらかじめ譲り先を決めておくことが大切です。
エンディングノートに記載する方法もおすすめ。口約束だとトラブルが起こりやすい傾向があります。遺言に残す・エンディングノートに記載するなど、誰もが納得できる方法を実行しましょう。

2-3.財産

生前整理で行っておくべきことは、物ばかりではありません。財産はしっかりわかりやすくしておくとトラブルを回避できます。
生命保険証書・不動産権利書・有価証券・預貯金などは、目録を作っておくこと。後から発見され、遺族が財産でもめることがなく安心です。

3.生前整理のやり方・時期

生前整理は、死を間近に感じてから行うイメージを持たれているかもしれません。しかし、実際は元気に活動できるからこそできること。生前整理のやり方や時期について考えていきましょう。

3-1.エンディングノートの作成

終活の中心となっているエンディングノートを活用する方法はいかがでしょうか?財産・残しておきたい物・価値ある物の譲り先など、遺族へのメッセージをわかりやすく書き残しておくことができます。
メモでも問題ありませんが、エンディングノートは普段言葉では伝えにくい家族への愛情を表すことができるメリットがあり、ぜひ活用したいアイテムです。また、物忘れが多くなってきたという方は、大切な物がどこに保管してあるかを明記しておくことで、備忘録として使うことができます。
ただし、エンディングノートは法的効力がないため、遺産分与などお金にかかわることは遺言書に残してあることを書いておくといいでしょう。

3-2.写真はDVDにまとめる

長年撮り続けた写真をたくさん保管している方もいるでしょう。特に写真が趣味だという方は、生前整理をしておかないと遺族がどう処分していいかわからず、頭を抱えることが予想されます。
生前整理を意識し始めたら、写真はDVDにデータ化しておくと場所も取らなくて便利です。気に入った写真はDVDからコピーすれば簡単に手渡すこともできます。
撮影日順に整理し、なるべく1枚に収まる量に集約するように意識しましょう。

3-3.いつ始めればいい?

生前整理は、思い立ったときが始める時期です。退職後、時間にゆとりができて、自分の第2の人生がスタートするタイミングは、ライフスタイルを見直す1つのポイント。
子どもの独立がきっかけで始める方も増えています。夫婦だけの生活が充実するように、シンプルな暮らしにしたいと考える方が多いからです。
始める年齢に制限はありませんが、体が動く元気なうちに行う方がいいでしょう。荷物の整理は大変な作業です。足腰が安定している時期に済ませるようにしましょう。

3-4.不用品処分は専門業者へ

生前整理は、大量の不用品が出ます。中には、まだ使える品も残っているのではないでしょうか? 
自分だけで運ぶのが難しい・量が多くて自治体のゴミステーションに出すのは迷惑・個人情報が漏(も)れる不安なども考えられます。
処分に悩むときは、不用品回収業者に依頼するといいでしょう。まだ使える家電製品などは、買い取りしてもらえるケースもありますよ。

4.まとめ

生前整理についてご紹介しました。

  • 生前整理の必要性
  • 生前整理で整理する物とは?
  • 生前整理のやり方・時期

元気に活動できるうちに、身の回りをすっきり整理するのがポイント。第2の人生をシンプルで快適に過ごすために、生前整理の必要性が高まっています。
エンディングノートなどを活用して、家族への愛情や意思を表現する方法もおすすめ。財産など遺産トラブルを防ぐためにも、遺言書の作成も行うといいでしょう。
生前整理で出た不用品は、回収業者を活用するとスムーズに処分できます。