遺品の処分方法にお悩みの人は必見! 上手な遺品整理の方法を教えます!

故人の思い出や生きた証がたくさん詰まっている遺品は、どのように整理や処分をしたらいいのかとお悩みの人は多いでしょう。遺品には日用品や愛用品などさまざまな種類があり、保管しておいたほうがいいのか、処分したほうがいいのか迷ってしまうものです。そこで、遺品の基礎知識や処分するにあたって知っておきたいこと、どのような処分方法があるのかなどを順を追ってご紹介します。

  1. 遺品の処分について
  2. 遺品の処分の仕方について
  3. 遺品の処分〜業者に依頼する方法〜
  4. 遺品の処分〜よくある質問〜

この記事を読むことで、遺品処分の流れがおわかりいただけるでしょう。ぜひお悩み解決のためにお役立てください。

1.遺品の処分について

遺品整理は、親族が亡くなり遺品の処分をする必要に迫られてから、初めて「何から手を付ければいいのだろう」と、とまどう人が多いでしょう。まずは、遺品処分についての基礎知識をご紹介します。

1-1.遺品、遺品整理、遺品処分とは

「遺品」とは、一般的に「亡くなった人が残したもの」を指します。そして、遺品整理や遺品処分とは、遺品を「必要なもの」と「不用なもの」に仕分けをして、ていねいに整理整頓することです。不用品は適切な方法で処分をし、価値のあるものや思い出が深いものなどは「形見分け」を行います。

1-2.形見分けについて

「形見分け」とは、遺族が、故人の遺品を親族や親しい友人などに分けることです。故人のことをいつまでも忘れることなく思い出を偲(しの)ぶ目的で行います。

1-2-1.形見分けをする遺品とは

形見分けをする遺品は、故人が愛用していた日用品や趣味の道具などが一般的です。特にルールなどはないので相手の年齢・性別・故人との関係の深さ・好みなどを考えて贈ります。

1-2-2.形見分けをする時期

形見分けはいつ行えばいいのでしょうか?一般的には、宗派により時期が異なります。

  • 仏式:四十九日(亡くなった日を「1」として数え49日目に行う法要)を過ぎてから行います。四十九日までは、「故人の冥福(めいふく)を祈りながら喪に服する時期」となるので行いません。
  • 神式:五十日祭(神道における四十九日)に行うのが一般的です。
  • キリスト教:特には行わないのですが、日本では1か月命日の追悼(ついとう)ミサで行うこともあります。

1-3.最近の傾向

昔のように、家族や親戚が同じ地域で暮らしていたころとは異なり、現代はバラバラに暮らしているケースのほうが多い時代です。また、高齢者夫婦の2人暮らしや1人暮らしも、以前と比べると増加しています。

  • 亡くなった親の家が地方にあるので出向くのが難しい
  • 荷物がたくさんあるのに人手がない
  • 高齢なので片付けをする体力がない

など、遺族が遺品処分を行うことが時間的にも体力的にも負担になるケースが増えているのです。そのために、遺品処分を専門業者に依頼するケースも多くなってきました。

2.遺品の処分の仕方について

ひとくちに「遺品」といっても、さまざまな種類があります。どのような種類があるのかをご説明する前に、混同されがちな「遺品」と「遺産」の違いを知っておきましょう。

2-1.遺品と遺産の違い

一般的には、財産として換価(かんか)性(※)が高いものを「遺産」、低いものを「遺品」としています。たとえば、土地・家・別荘などの不動産、現金、自動車、証券、投資信託、著作権などは遺産です。また、借金・住宅ローン・未払い金なども遺産になります。そして、遺品は故人の日用品や愛用品などです。次の項で具体的な例を挙げましょう。

※換価(かんか):品物の価値を金額に見積もること

2-2.遺品にはどのようなものがあるのか

  • 日常で使用していたもの:家具・家電・パソコン・食器・仕事道具など
  • 愛用していたもの:愛読書・CDやDVD・釣りやゴルフ、茶道具など趣味のアイテム・お気に入りの食器など
  • 身に付けていたもの:洋服・着物や帯・アクセサリー・帽子・ステッキ・バッグ・靴・時計など
  • 収集していたもの:絵画・美術工芸品・アンティーク雑貨など
  • 思い出のあるもの:写真・動画・手紙・年賀状など

ただし、数十万円以上のブランドものの腕時計やダイヤモンドの指輪、高額な絵画などは「遺品」ではなく「遺産」として相続の対象になることもあります。

2-3.遺品で処分に困るもの

「処分に困る」と、遺族が頭を悩ますものとして挙げられるのは、布団・古い家具や家電、衣類や靴・特殊な収集品などです。

また、最近では「デジタル遺品」と呼ぶ、パソコンや携帯電話内の写真や動画データ・個人情報などの処分をどうするかも問題となっています。

2-4.遺品処分について

遺品処分についての基礎知識をご紹介しましょう。

2-4-1.遺品処分はいつ誰がするのか

遺品の処分は「◯◯日以内に行わなければならない」というルールはありません。一般的には「1-2-2.形見分けをする時期」でご説明したように、四十九日が過ぎたら遺品整理をしながら形見分けの品物を選びます。通常は、故人と一番関係が近い親族が行うのです。形見分け後に残ったものは、ゆっくり時間をかけて売却したり廃棄処分にしたりします。

ただし、故人が賃貸し物件に住んでいた場合は、早く荷物を処分して部屋を開け渡さなければなりません。管理会社や大家さんなどに連絡をして、「いつまでに片付けて明け渡しをしなければいけないか」を確認する必要があるでしょう。

2-4-2.整理、処分の仕方

遺品整理・処分の仕方は以下のステップで進めます。

  1. 遺品の整理をしながら、形見分けの品物を分けてひとまとめにする
  2. 1以外の品物は、「思い出のあるもの・必要なもの」「リサイクル・使用可能なもの」「ゴミとして処分するもの」の3種類に仕分けする
  3. リサイクル可能なものは売却したり、友人や近所の人にあげたりする
  4. ゴミとして処分するものは、燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミ・粗大ゴミ・家電リサイクル法対象品に分ける
  5. 4はそれぞれの収集日に出し、粗大ゴミや家電リサイクル法対象品(※)は、手続きをしてから処分する
  6. 賃貸し物件の場合は、部屋を掃除し「原状回復」(※)をしてから解約の手続きをする

※家電リサイクル法対象品:テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法対象品なので粗大ゴミに出すことはできません。まだ、使用できるものなら売却するほうがいいでしょう。処分する場合は、家電量販店・小売店などに引き取りを依頼するか、自治体に相談してください。

※原状回復:賃貸し物件を退去するときに「借りる前」と同じ状態に戻すこと

2-5.問題点

遺品の処分にはさまざまな問題点があります。1番の問題は「1-3.最近の傾向」でも取り上げたように、核家族化・高齢化で、「遺族が遺品整理を行うのが大変なケース」が増えていることでしょう。たとえ、近所に住んでいたとしても、遺品整理や処分には時間がかかるので遺族が仕事をしている場合は休暇を取らなければなりません。

家具や家電などの大きな荷物もすべて処分しなければならないので人手も時間も必要になります。廃棄するゴミを仕分けして、収集日に合わせ収集場に出すのも時間がかかるでしょう。粗大ゴミや家電リサイクル対象品が多い場合は、それぞれ手配しなければならないので大変です。処分費用もかかってしまいます。

3.遺品の処分〜業者に依頼する方法〜

最近は、遺品の処分をプロの業者に依頼する人も多くなっています。遺品処分を行う業者やメリット、選び方などをご紹介しましょう。

3-1.遺品処分の業者とは

遺品の処分を行っている業者は、大きく分けると2種類あります。遺品処分専門業者と、不用品の買取・回収と遺品整理を扱う業者です。遺品処分専門業者の場合は、遺品供養、孤独死などの特殊清掃などを扱う業者も多く、遺品整理士や特殊清掃士などが在籍しているケースもあります。

最近利用者が増えているのが「遺品整理・処理」も行う不用品買取・回収業者です。遺品だけではなく、不用品の買取・回収を行っているので1度にさまざまなことを依頼することができます。

3-2.業者に依頼するメリット

不用品買取・回収業者に依頼するメリットは、どのようなことでしょうか。

  • いつでも素早く対応してもらえる
  • 不用品の買取もしてもらえる
  • 自分で片付けや荷物のこん包・運搬をする必要がない
  • 遺品整理・処理だけではなく大量の粗大ゴミも処分してもらえる
  • 買取可能な品物が多ければ回収費用と相殺できる

3-3.業者に依頼するデメリット

不用品を回収してもらう場合には、回収費用がかかります。また、業者はたくさん存在していますが中には悪徳業者もいるので慎重に選ぶことが大切です。

3-4.業者の選び方のポイント

不用品の買取・回収業者はどのように選べばいいのでしょうか。チェックしたいポイントをご紹介します。

  • 業務内容に「遺品整理・遺品処理」がある
  • ホームページの「会社概要」で会社の所在地・電話&FAX番号、メールアドレスを確認する
  • 古物商の許可番号を取得している(買取して再販売するために必要な許可)
  • 電話やインターネットフォームなどから無料で問い合わせや相談ができる
  • 事前に買取・回収料金の見積もりを行ってくれる
  • 遺品整理を依頼したい場所が業者の「対応エリア」か確認する

3-5.注意点

「3-3.業者に依頼するデメリット」でも触れましたが、最近は無許可の悪徳業者も増えています。「不用品を無料で回収!どんなものでも大丈夫です」などとアナウンスしながら、小型トラックで周回している業者を見かけたことがある人は多いでしょう。そのような業者は、無許可であることがほとんどで利用者との間でトラブルが多発しています。

時間が限られている中で遺品処分を行っていると、つい「無料なら不用品を持って行ってもらうか!」と思いがちです。けれども、荷物を全部積み込んだあと「量が多かったので有料」「回収は無料だが運搬手数料は有料」などと料金を請求してきます。「3-4.業者の選び方のポイント」を参考に信頼できる業者を選んでください。

4.遺品の処分〜よくある質問〜

遺品の処分にかんしてよくある質問をご紹介しましょう。

Q.親が亡くなり、借りていた部屋を解約します。家電や家具などまだ新しいので売却したいのですが査定金額を上げるために注意点はあるでしょうか?
A.まずは、きれいに掃除をすることです。また、家電などは取り扱い説明書や付属品、外箱などがあればそろえると査定額が上がる可能性が高くなります。

Q.遠方に住んでいる亡き父の親友に、形見分けとして父が愛用していたカメラを送ろうと思います。注意することはあるでしょうか?
A.形見分けをするときに、ラッピングをする人もいますがプレゼントではないので「過剰な包装」はNGです。奉書紙(ほうしょがみ)や半紙などで簡単に包み、壊れないように緩衝(かんしょう)材を詰めて送りましょう。

Q.亡くなった父の遺品を整理していたら、机の引き出しの中から日記やアドレス帳などが出てきました。これは捨てないほうがいいでしょうか。
A.基本的に、故人の日記帳やアドレス帳などは保管しておきましょう。亡くなってから、故人の友人や知人から連絡が来たり年賀状が届いたりすることは多いものです。返信をするときに役に立つでしょう。また、故人がどのような人生を送ってきたのかを学ぶきっかけにもなるので大切に保管してください。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。遺品整理や処分についていろいろなことがおわかりいただけたかと思います。遺品整理は、遺族が悲しみの中で行わなければならないので精神的にも肉体的にも大変でしょう。突然、遺品整理の必要に迫られることもあるので「どうしたらいいのか」と、とまどう人も多いのです。形見分けを無事終えても、残った不用品を処分するのは大変でしょう。もし、遺族だけですべて行うのが難しい場合は、遺品整理のキャリアがある不用品買取・回収業者に依頼するのがおすすめです。