ロッカーを処分したい人へ! 方法・ポイント・コツを詳しく解説!

不要になったロッカーを処分したい人はいませんか。壊れたり買い替えたりして古いロッカーを処分したくても、重さや大きさがあるためどうしたらいいのか困ってしまうことでしょう。それに、どんな方法で処分するべきか・どこに依頼できるのかよく分かりませんよね。

そこで今回は、ロッカーの処分について詳しく解説します。

  1. ロッカーを処分する前に確認すること
  2. ロッカーの処分方法
  3. ロッカーの買取条件とポイント
  4. ロッカーの買取方法
  5. ロッカーの処分に関するよくある質問

この記事を読むことで、ロッカーの処分について詳しく分かり、適切な方法で処分できます。まずは、記事をじっくり読んでみてください。

1.ロッカーを処分する前に確認すること

最初に、ロッカーを処分する前に確認することを見ていきましょう。

1-1.会社のローカーの場合

会社のロッカーは事業者ゴミとして扱われるため、自治体にゴミとして出すことはできません。そのため、産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者に処分を依頼する必要があります。まずは、処分したいロッカーの数や大体の大きさを業者に知らせ、見積もりをもらって検討してください。なお、業者に依頼すれば指定日時・場所にて回収してもらうことができるため、自分たちで集荷場に持ち込む必要はありません。

1-2.家庭のロッカーの場合

家庭のロッカーを処分したい場合は、状態によっておすすめの処分方法が異なります。

1-2-1.再使用可能な状態

状態のいいロッカーは、再販目的に買取してもらえる可能性があります。ロッカーの買取を希望する場合は、業者に連絡して査定を受けてくだださい。買取可能で査定韻額に納得できる場合は、正式に依頼しましょう。回収方法は、業者により店頭持ち込み・出張回収(日時・場所指定可能)のいずれかとなるので確認してください。

1-2-2.再使用できない場合

破損している・カギが壊れている・汚れやサビがひどいなどの理由で再販できないロッカーは、資源リサイクルを前提に処分するか、自治体にゴミとして出しましょう。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者では、家庭で不要になったロッカーを回収しています。ロッカーは主に金属製であり、リサイクル価値が高いからです。まずは業者に見積もりをもらい、検討しましょう。

自治体にゴミとして出す

自治体にゴミとして出す場合、粗大ゴミ扱いになることが多いでしょう。ロッカーは、金属製かつ大きさ・重さがあるからです。具体的な出し方やルールに関しては、自治体に従ってください。

1-3.ロッカーの処分前にしておくべきこと

ロッカーを処分する前には、以下のことをしておきましょう。

  • 中身の荷物を出しておく
  • 個人情報が分かるものは除去する(氏名・画像シールなど)
  • カギなどの付属品をそろえておく
まだ使えるロッカーは売却できる可能せいがあるんですね。
はい。会社で使っているロッカーもまとめて売却できる可能性があります。

2.ロッカーの処分方法

ロッカーの処分方法について、主な方法を詳しく解説します。

2-1.自治体に依頼する場合

自治体に依頼する場合は、ゴミとして回収してもらうことになります。多くは、粗大ゴミ扱いとなるため、事前に自治体に連絡して集荷場所・日時・回収費用などの指定を受けることになるでしょう。多くの場合、回収費用の支払いはコンビニなどで「粗大ゴミ回収券」を購入することで可能です。なお、自治体で回収したロッカーは、基本的に廃棄処分となります。

メリット

  • 処分費用が安い(1個につき数百円程度~)
  • 依頼先が自治体なので信頼できる

デメリット

  • ロッカー1個ごとに手続きが必要(処分費用も1個ずつかかる)
  • 日時や場所は自治体が指定する
  • 集荷場所まで運ぶ必要がある
  • 基本的にはリサイクルされない

2-2.業者に依頼する場合

ロッカーの処分を業者に依頼する場合で、無料回収業者と不用品回収業者について詳しく解説します。

2-2-1.無料回収業者

無料回収業者では、不要になったロッカーを無料で回収してもらえることがあります。ロッカーは資源価値が高いため、無料回収しても元が取れるからです。ただし、無料回収業者の中には、各種許可を得ずに違法営業している業者もいます。また、ロッカー以外のもの(貴金属類やブランド品など)を無理やり回収する目的で近づいてくることもあるので注意しましょう。

メリット

  • 無料で回収可能

デメリット

  • 状態のいいものでも買取にならない
  • 状態が悪いものは回収できないことがある
  • 業者によってはロッカーが回収対象品外となる
  • 違法営業をしている業者もいる

2-2-2.不用品回収業者

不用品回収業者では、不要になったロッカーを資源リサイクル目的で回収しています。まずは、業者に連絡して見積もりをもらうといいでしょう。回収条件や費用などを確認し、問題がなければ正式に依頼してください

メリット

  • 状態によっては買取も可能な場合がある
  • 状態の悪いものでも処分依頼できる
  • ほかの不用品と同時に処分依頼できる
  • 回収場所や日時を指定でき、手間や時間を節約できる

デメリット

  • 回収費用がかかる(1個につき数千円程度~)
  • 悪質業者に注意する必要がある

2-3.業者選びの注意点

ロッカーの処分を不用品回収業者に依頼する場合は、以下のポイントをチェックしてください。

  • ロッカーを含め、不用品回収実績が豊富
  • 見積もりは無料
  • 処分費用が明確でリーズナブル
  • 希望の回収日時・場所を指定できる
  • 担当者の対応がいい
  • 利用者からの信頼が厚い
  • 古物商許可・一般廃棄物収集運搬許可を取得している
自治体にゴミとして回収を依頼する以外にも、ロッカーの処分方法があるんですね。
はい。会社で使っていたロッカーを処分したい場合は、業者を選んで回収を依頼しましょう。

3.ロッカーの買取条件とポイント

ロッカーの買取条件とポイントについて詳しく解説します。

3-1.買取してもらえるロッカーとは?

中古品のロッカーでも状態のいいものは、企業などの買い増し・買い替え需要などで人気です。業者に買取してもらえるロッカーの条件は、以下を参考にしてください。

  • 外観に目立つ傷や汚れ大きな凹(へこ)みがない
  • 内部にひどい汚れや臭いがない
  • カギを正常に使うことができる
  • 有名メーカーのもの(コクヨ・アイリスオーヤマなど)
  • 金属製

ロッカーでも、プラスチック・木製のものは買取不可となることがあります。買取相場は、1個につき数百~数千円程度です。実際の買取価格は、業者に見積もりをもらって確認してください。

3-2.ロッカーを高く売るポイント

ロッカーをできるだけ高く売るためには、以下のポイントをご覧ください。

  • できるだけキレイに掃除しておく
  • カギなどの付属品があればそろえておく
  • ロッカーを高額買取している業者に依頼する
ロッカーはキレイで鍵などが正常にかかることが買い取り条件であることが多いんですね。
はい。名の知れたメーカー製の製品ならば、高価買取も期待できます。

4.ロッカーの買取方法

ロッカーの買取方法について、主な方法を詳しく解説します。

4-1.業者に買取を依頼する

業者に買取を依頼する方法には、リサイクルショップや不用品回収業者の利用があります。

4-1-1.リサイクルショップ

リサイクルショップでは、中古品として販売できるロッカーを買取しています。まずは、業者の店頭に持ち込んで査定を受けてください。買取可能で業者の提示金額に納得できる場合は、ロッカーを引き渡して買取代金を受け取りましょう。

メリット

  • 査定したその場で買取・引き渡し可能

デメリット

  • 必ずしも買取になるとは限らない
  • 自分で店頭に持ち込む手間がかかる
  • 買取不可でも処分を依頼できない

4-1-2.不用品回収業者

不用品回収業者でも、再販可能なロッカーを買取している場合があります。まずは、業者に連絡してロッカーが買取対象品目であることを確認しましょう。対象品目であった場合は、査定を受けてください。買取可能であり提示金額に納得できたら正式に依頼しましょう。なお、不用品回収業者では、以下の2つの方法でロッカーを回収しています。

  • 店頭持ち込み:業者の店頭にロッカーを自分で持ち込む
  • 出張回収:場所と日時を指定し、業者に回収してもらう

なお、ロッカーは大きさや高さがあるため、宅配回収(宅配便で業者に送付する方法)は利用できません。

メリット

  • 出張回収を利用すれば回収日時・場所を指定できる
  • ほかの不用品と同時に買取・処分を依頼できる
  • 買取不可でも処分を依頼できる

デメリット

  • 必ずしも買取になるとは限らない
  • 店頭持ち込みでは車両の手配やガソリン代の負担が必要
  • 出張回収では別途回収費用がかかることがある

4-2.自分で売る

ロッカーを自分で売る方法としては、主にインターネットオークションやフリマサイトの利用があります。専用サイトにアクセスして会員登録後、出品手続きを進めましょう。無事に落札された後は、落札者と連絡先の交換・代金支払いの確認・ロッカーの配送を行ってください。なお、ロッカーは配送が大変なので、落札者に直接回収しにきてもらうのもおすすめです。

メリット

  • ロッカーを欲しい人と直接やり取りできる
  • タイミングによっては高額落札もある(インターネットオークション)
  • スマホから簡単に出品できる(フリマサイト)

デメリット

  • 配送が面倒
  • 送料が高くつく
  • 必ずしも落札されるとは限らない
  • 未入金リスクがある
  • しつこく値切られやすい(フリマサイト)
  • クレーマーに当たる可能性がある
  • 個人情報が流出する恐れがある

4-3.買取できなかった場合のことも考えよう

ロッカーが買取してもらえなったときの処分方法についても考えておきましょう。比較的状態のいいものでも、業者によっては買取対象外になることもあります。無名メーカーのものなどは、中古市場でも需要が低いため、買取不可になりやすいのです。自分で売るにしても、必ずしも取り引きが成立するとは限りません。万が一、買取不可になった場合でも、処分方法をどうするのか決めておけば、慌てることもないでしょう。

ネットオークションで買い手を募る方法もあるんですね。
はい。この場合は輸送方法と料金を調べておきましょう。

5.ロッカーの処分に関するよくある質問

最後に、ロッカーの処分に関するよくある質問に回答します。それぞれ確認し、参考にしてください。

Q.ロッカーを解体すれば不燃ゴミで出せる?
A.自分でロッカーを解体し、小さなサイズに切断することができれば可能です。ただし、ロッカーは頑丈にできており、電動ノコギリを使ったとしても解体は難しく、危険を伴います。手間などを考えると粗大ゴミやほかの方法で処分するほうがいいでしょう。

Q.ロッカーを複数個処分したい場合は?
A.日時・場所指定をして、不用品回収業者に回収してもらうことをおすすめします。業者では、大型トラックを用意できるため、複数個のロッカーでも回収可能です。見積もりを依頼するときに、ロッカーの個数と大体のサイズを伝えてトラックを手配してもらいましょう。

Q.ロッカーの買取価格に納得できない場合は?
A.査定理由を業者に確認してください。査定理由が正当なら、相場とあきらめることも必要です。業者に不審な点がある・どうしても納得できないなどの場合は、取り引きを中止し、改めてほかの業者に依頼しましょう。

Q.業者に買取してもらった後で取り戻すことはできる?
A.難しいでしょう。しかし、タイミングによっては取り戻すことができる場合もあります。まずは、業者に連絡してみてください。なお、取り戻すことができる場合でも、買取料金の全額返却に加え、キャンセル料や配送料の実費負担が必要となるでしょう。

Q.悪質業者の見分け方は?
A.悪質業者の多くは、以下のようなポイントが当てはまるので参考にしてください。

  • きちんとした自社ホームページがない
  • 主な営業方法は電話勧誘と直接訪問
  • 契約を必要以上に急ぐ
  • ロッカー以外のものを回収したがる
  • スタッフがなれなれしいなど態度に問題がある
  • 質問に対する答えがあいまい
  • 古物商許可・一般廃棄物収集運搬許可を得ていない

まとめ

今回は、ロッカーの処分について詳しく解説しました。ロッカーは、大きさや重さがあるため、自分で運びにくいものです。処分するときは、できるだけ希望日時・場所にて回収してもらうといいでしょう。なお、まだ十分に使うことができるロッカーは買取を、故障や破損などで再利用できないものは、リサイクルを前提とした処分をおすすめします。