
笠間市の粗大ゴミルールとは? 不用品回収業者を活用して処分しよう
自治体の粗大ゴミは、事前の申請手続きや分別などが難しく感じられ、捨てるのをためらってしまうことがあります。各自治体でルールが違うため、引越しで地域が変わってしまった方は、戸惑うことが多いものです。粗大ゴミは、大型家具・プリンターといったパソコン周辺機器・生活雑貨など、多岐に亘(わた)るのが特徴でしょう。粗大ゴミとして出すことができるものと、燃えるゴミ・燃えないゴミになるものもあり、分別でつまずくことも多いものです。
今回は笠間市の粗大ゴミについて詳しくご紹介します。
この記事を読むことで、粗大ゴミの捨て方で迷うことがなくなります。笠間市にお住まいの方は必見です。正しく捨てることができるよう、ぜひご一読ください。
1.笠間市での粗大ゴミの出し方について
笠間市のゴミの分別ルールや粗大ゴミについて、詳しく解説します。
1-1.笠間市のゴミ分別の仕方について
笠間市のゴミは、可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミ・粗大ゴミに分別されます。ほかには、パソコン・小型家電・廃食油に分類されるものもあり、きちんと分別して廃棄することが大切です。
1-2.粗大ゴミとは?
笠間市が定める品目により、粗大ゴミに該当するかどうかが決まります。品目に関する詳細は、地域環境保全課(0296-77-1101 内線126または127)に確認してください。家電製品・自転車・カーペット・タンスなどの家具・寝具などは、粗大ゴミとして回収が可能です。大きさは2つに区分され、3辺合計の長さが3メーターに満たないものは小サイズ、3メーターを超えるものは大サイズに分けられます。
1-3.粗大ゴミの出し方
笠間市の粗大ゴミは、2つの出し方があります。ゴミ処分場のへの持ち込みと、戸別収集です。笠間地区の方はエコフロンティアかさまに、友部・岩間地区の方は笠間・水戸環境組合に自分で運搬し、ゴミの重さに応じて処分費用を支払い、回収してもらいます。戸別収集は、品目ごとに処分費用が発生し、自治体へ粗大ゴミの事前申請が必要です。エコフロンティアかさまに持ち込みの場合、以下の料金が加算されます。
- 50kgまで 無料
- 50kg以上 10kgあたり81円
笠間・水戸環境組合に持ち込みの場合は、以下の料金が必要です。ゴミには、可燃ゴミ・不燃ゴミ・粗大ゴミが含まれます。
- 資源ゴミ 無料
- ゴミだけ捨てる場合及びゴミ・資源ゴミの同時処分 100kg以下 無料、100kgを超えた場合は10kgあたり150円
上記は、個人で粗大ゴミの持ち込みをする場合の料金です。戸別収集では、小サイズで1点あたり500円、大サイズで1点あたり1,000円の手数料が発生します。
1-4.回収できないものについて
笠間市では、家電リサイクル法の対象品目であるエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機の回収ができません。 販売店などを介し、メーカーの引き取りを依頼しましょう。家電リサイクル法対象品目の引き取りに際し、郵便局でリサイクル券の購入と収集運搬費用の支払いが必要です。引き渡しは、自分で指定廃棄場所に持ち込むか、一般廃棄物収集運搬許可を持った業者に引き取りを依頼します。自分で運搬する場合は、収集運搬費用の支払いは必要ありません。家電リサイクル法対象品目の廃棄方法は、笠間市のホームページを参照してください。
1-5.笠間市で粗大ゴミを出すときの注意点
戸別収集を希望する場合、笠間市役所の環境保全課または各支所の地域課で、窓口申請が必要となります。申請時は、印鑑を持参してください。また、粗大ゴミの廃棄日は、笠間市より指定されます。指定された日の朝8時までに出してください。
2.自治体以外でのゴミの出し方について
自治体の粗大ゴミは、窓口申請が必要であり、持ち込みでも運搬の手間があるなど、捨てにくさを感じることが多いものです。自治体以外でのゴミの出し方についてご紹介します。
2-1.リサイクルやリセール
ゴミとして捨てず、リサイクルしてものを循環することが、近年推進されている活動です。環境保護や地球温暖化防止にも貢献でき、ものの有効活用ができる手段として注目されています。リサイクルショップに売るか、自分でネットオークションなどを利用してリセールする方法が一般的です。
2-2.回収業者への依頼
引越しをきっかけに大量の粗大ゴミを出すこともあるでしょう。遺品の片付けで、ゴミの処分が必要になるケースもあります。分別だけでも一苦労し、粗大ゴミの処理まで手が回らないという事例も多いものです。回収業者は家電リサイクル法対象品目の回収も請け負っており、個人では捨てにくいゴミの回収も簡単に行うことができます。たくさんゴミがある場合でも、まとめて処分を依頼することができ、運搬や分解なども必要ありません。
2-3.下取りに出す
家電の買い替えで処分する場合、下取りを実施する販売店もあります。プリンターは、販売店が下取りキャンペーンを強化しているところがあり、比較的利用しやすいでしょう。ただし、買い替えが条件になるため、引き取りだけを依頼することはできない場合が多いものです。あらかじめ、販売店に確認しておきましょう。
2-4.トラブルについて
個人売買のリセールで多いトラブルは、入金や配送にまつわるものです。購入者から入金されず、取り引きが行き詰まることもあります。配送時に故障や破損してしまい、クレームに発展することも珍しくありません。個人売買は小さなことでもトラブルになってしまうため、慎重に進める必要があるでしょう。
業者で多いトラブルは、街中で無料回収をアナウンスする廃品回収業者に依頼し、強引なセールスをされてしまったというものです。引き取りを依頼していないものまで、無理に回収しようとし、居座り行為や高圧的な態度を取るなど、怖い思いをするケースもあります。業者選びは慎重に行い、トラブル回避への意識を高く持つことが大切でしょう。
2-5.業者の種類・選び方の注意点
回収業者には、ゴミの処分だけを請け負う業者と、買い取りと処分が同時にできる業者があります。買い取りができる業者は古物商の許可を持って営業し、独自に再販ルートを確保しているのです。自分にとって不要なものでも、思わぬ買い取り価格がつくこともあります。業者を選ぶときは、ゴミの処分だけではなく、買い取りを視野に入れて探すといいでしょう。また、トラブルを回避するため、前述した許可の有無もきちんと確認してください。
3.笠間市で不用品回収を行う業者の紹介
笠間市で不用品回収を実施する業者をご紹介します。
3-1.アースリサイクルフィールド
不用品の処分と買い取りを行う業者です。出張対応しています。
所在地:茨城県水戸市三の丸3-8-12
3-2.不用品回収地域センター
急ぎの場合は、電話での依頼も可能です。遺品整理なども手がけています。
所在地:東京都新宿区中落合2
3-3.リサイクル&アウトレットまんぱわー
日用雑貨からスポーツ用品まで、さまざまなものを取り扱うリサイクルショップです。オークションへの出品も行っています。
所在地:茨城県笠間市東平4-7-38
3-4.便利屋笠間
運営会社は北海道ですが、笠間市内なら無料で出張回収しています。大型ゴミの回収も可能です。
所在地:北海道札幌市中央区南一条西16-1-323号 春野ビル3F
3-5.茨城買取相談所
家具や家電以外に、オーディオや楽器も取り扱っています。出張買い取りが可能です。
所在地:茨城県水戸市谷田町466
4. 笠間市の粗大ゴミや不用品回収でよくある質問
笠間市の粗大ゴミに関する疑問は、質問集で解消しておきましょう。
Q.家電リサイクル法対象品目の指定廃棄場所はどこ?
A.笠間市では、家電リサイクル法対象品目の指定廃棄場所を、ホームページで閲覧できるようにしています。7箇所ある業者から、利用しやすい場所を選んでください。
Q.ゴミ処理施設に持ち込んで粗大ゴミを処分する場合、事前に予約は必要か?
A.事前予約は必要ありません。粗大ゴミの処分や分別について不安がある場合は、地域環境保全課(0296-77-1101 内線126または127)に連絡しておきましょう。
Q.和箪笥(だんす)の金具は分解してから出すべきか?
A.和箪笥(だんす)の金具は取り外さなくて大丈夫です。和箪笥(だんす)本体も、むやみに分解せず、そのまま粗大ゴミとして処分しましょう。
Q.廃油の処理はどうすべきか?
A.家庭で使用済みの食用油は、笠間市の環境保全課と各支所の地域課で回収しています。水質汚染を防ぐためです。使用済みの廃油をペットボトルに入れ、キャップを閉めた状態で持参してください。
Q.花瓶などの割れ物は粗大ゴミ扱いとなるのか?
A.ガラスや陶器は、不燃ゴミとして扱います。笠間市での不燃ゴミの回収は、市が指定するコンテナを利用してください。コンテナに有料処理券を添えて出します。有料処理券は、5枚入りで200円です。スーパーやコンビニで購入しましょう。
まとめ
自治体ごとにゴミに関するルールが異なるため、引越しで地域が変わると分からないことも多いものです。笠間市で粗大ゴミを出す場合、ゴミ処理場への持ち込みか、市の窓口に申請して戸別収集となります。運搬は自分で行わならないのに加え、家電リサイクル法対象品目は笠間市では回収できません。近年は、もののリサイクルが重視され、粗大ゴミとして出すより、不用品回収業者の買い取りや回収が注目されるようになってきました。