和装小物の買取は可能?中古需要・お得な買取方法などを教えます!

和装小物は「中古でも買取可能?」「どれくらいの値段になる?」と、疑問に思っている人は多いようです。ひとくちに和装小物といっても、幅広い種類があります。そして、使用している素材やブランドものか否かなどによって、中古需要も異なり買取金額に大きな差が付くのです。そのため、和装小物を処分したくても、知識がないと買取に出すのもためらってしまいますよね。

そこで、和装小物の基礎知識・中古需要・買取方法などのお役立ち情報をご紹介しましょう。

  1. 知っておきたい!和装小物の買取事情
  2. 買取してもらえる人気の和装小物とは?
  3. 和装小物を売る前に確認しておきたいこと
  4. 和装小物の買取先はどんなところがある?
  5. 和装小物の買取に関するよくある質問

この記事を読んでいただければ、和装小物の買取に関するいろいろな知識を得ることができるでしょう。ぜひお役立てください。

1.知っておきたい!和装小物の買取事情

「和装小物」とは、着物を着用する際に欠かせないアイテムのことです。そして、ひとくちに和装小物といっても、その種類は実に多岐にわたっています。和装小物を買取処分に出す前に、まずは基礎知識を学んでおきましょう。知っておくと役立ちますよ。

1-1.和装小物の種類〜着付け時に用いるもの〜

和装小物は、大きく分けると「着付ける際に必要な実用品」と「着物姿を装飾するもの」の2種類になります。また、ものによっては、実用品でありながらも装飾の役割も持つこともあるのです。そこで、役割別に代表的な和装小物の種類を挙げてみましょう。

1-1-1.着物を着付けるときに必要な実用品

着物を着付けるときに必要な小物には以下のものがあります。

  • 腰紐(こしひも):着物や長襦袢(じゅばん)の丈を決めてから、腰で締める紐のこと。着物の下準備には欠かせない。滑りにくい正絹や、クレープ・モスリン・メリンスなどの素材を用いる。最近では、ゴム製のベルト状のものもある
  • 伊達(だて)締め:長襦袢と着物の胸元を整え、崩れるのを防ぐために胸のあたりで巻く。正絹の博多織(はかたおり)が定番だが、最近ではゴムベルト状の製品もある

1-1-2.帯を巻くときに必要な実用品

帯を巻くときにも形が崩れないように以下の小物を用います。

  • 帯枕:枕状になったもので、帯揚げで包み「お太鼓」など結んだ帯にとおして使う。帯の形崩れを防ぎ整える役目がある。形や大きさはさまざまで、結ぶ帯の形状などによって使い分ける
  • 帯板:長方形やだ円形をした板状のもので、帯にシワができないように帯を巻くときに前に入れる

1-1-3.着物姿の仕上げに必要な装飾品

着物姿の仕上げに使う装飾品には、以下のものがあります。

  • 半衿(はんえり):長襦袢や半襦袢の衿に付ける「衿(えり)」のこと。着物の衿元が汚れないように付けるが装飾の意味合いもある。「塩瀬羽二重」と呼ばれる、白地の絹の生織物が一般的。そのほかにも、ちりめん・綸子(りんず)・絽(ろ)・麻のもの、色物や柄物など種類も豊富
  • 伊達衿:伊達衿は、まるで「着物を重ね着しているかのように見せる」ための装飾品。正装用には、華やかな色や柄、豪華な刺繍(ししゅう)をしたものなどもあり値段も高価

1-1-4.帯を巻くときに必要な装飾品

帯を整えたり崩れたりするのを防ぎつつ装飾品としての役割を果たすものもあります。

  • 帯揚げ:帯を巻くときに必要な実用品。「帯枕」を包んで帯の後ろからとおし、胸元で締める。締め方は、帯の形や着物の種類によって異なり、生地もちりめん・綸子(りんず)・羽二重・ぼかし・小紋染めなど種類も多い
  • 帯締め:結んだ帯の上から締める。装飾的な意味合いが強いものの帯を抑える役目もある。平たい「平組」と糸を編んだような「組紐」があり、絹製の手で組んだ「手組」は高価なものが多い
  • 帯留(と)め:帯締めの中央に留める装飾品。帯を抑える役目もある。アクセサリーなので、彫金・陶器・木彫りなどのほか、真珠や珊瑚(さんご)など宝石を用いた高価なものもある

1-2.和装小物の種類〜着物姿の仕上げに用いるもの〜

着物姿の仕上げとして用いる小物をご紹介しましょう。

1-2-1.足袋

足袋は、洋服でいうところの靴下の役目をするものです。素材は木綿のほかにも、羽二重・キャラコ・別珍・ポリエステル・ナイロンなどさまざまあり、白だけではなく柄物・色物も展開されています。

1-2-2.履物

着物のときには、着物の種類・格に合わせ、草履や下駄(げた)などを履きます。普段使用のものから、高価な礼装用のものまで種類も豊富です。

1-2-3.バッグ

着物姿に合わせるバッグは、履物と同様に着物の種類・格に合わせものを持ちます。クラッチ型・巾着・カゴ・手提げ型などのデザインがあり、履物とセットで売っていることも多いのです。普段使いのものから高価なものまではば広く展開されています。高級生地を使ったもの・宝石をあしらったもの・凝ったビーズ刺繍のものなどは高価です。

1-2-4.髪飾り

着物を着たときには、かんざしや櫛(くし)などの髪飾りを付けます。履物やバッグなどと同じで、着物の種類や格に合ったものを選ぶため、カジュアルな雰囲気のものから、べっ甲・象牙・宝石を用いた高価なものまで種類も豊富です。

1-3.着物人気の復活に伴い和装小物が注目!

和装は、着物・帯・小物などそろえるものが多いためにお金がかかります。そのため、近年は着物離れが進み、着物を着ない人のほうが多くなりました。それに伴い、和装小物の需要も下がったのです。
しかしながら、最近では、和装は女性を美しく見せる・レトロでおしゃれなどの理由で、若い世代を中心に着物を楽しむ人も増えてきました。それに伴い、和装小物の人気も復活しているのです。また、最近急増している外国人観光客にも人気があり、お土産として買い求める人も多くなりました。

1-4.和装小物の中古需要はあるのか?

和装小物は、中古市場で需要はあるのか、どのような人から需要があるのかなどをご紹介しましょう。

1-4-1.和装小物は流行(りゅうこう)に左右されないため需要がある

洋服の小物は、シーズンのトレンドによって人気のデザインがコロコロ変わってしまいます。先シーズン買ったものが今年はもう流行(りゅうこう)遅れになって使えなくなることも多いのです。和装小物も流行がないわけではありませんが、1度購入すれば長く利用できます。そのため、中古でも人気があるのです。特に高価なものは価値が衰えないので買取市場でも需要が高くなります。

1-4-2.中古和装小物は着物が趣味の人・小物代を節約したい人に人気

中古でもいいので、和装小物をできるだけリーズナブルに買いたいという人は、どのような人なのでしょうか? まず挙げられるのは、趣味で和装をする若い世代です。また、世代に関係なく、以下のような理由で、中古の和装小物を探す人も少なくありません。

  • 数年に1度くらいしか着ない、冠婚葬祭用の着物に使う礼装用小物は中古で安く買いたい
  • お茶席などで着る正装用の着物代で予算がいっぱいなため、和装小物はいいものを安く買いたい
  • レトロな着物を着るのが趣味なので和装小物をたくさん安くそろえたい

2.買取してもらえる人気の和装小物とは?

買取市場で人気の高い和装小物にはどのようなものがあるのか、ご紹介しましょう。

2-1.買取で人気の高い和装小物の種類・ブランド

以下の和装小物の種類やブランドは高価買取が期待できます。

2-1-1.有名な作家(ブランド)や産地のもの

着物と同様に、和装小物も有名な作家(ブランド)のものは人気で、査定金額も高くなります。

  • 西陣織・博多織(はかたおり)・佐賀錦・結城紬(ゆうきつむぎ)・大石紬などの有名産地の帯など
  • 栗(くり)山吉三郎(※1)・羽田登喜男(※2)・浦野理一(※3)など人間国宝の作品

※1栗山吉三郎:沖縄の伝統的な型染め「紅型(びんがた)」と京友禅を融合した「和染紅型」(通称、栗山の紅型)で知られる

※2羽田登喜男:京都の花鳥風月を中心にした作品が多く、特に「鴛鴦(おしどり)文様」は独特のデザインで人気が高い

※3浦野理一:昭和40年代に一世風靡(ふうび)した染織家で、小津安二郎監督の作品でも着用されたことで知られる。最も人気があるのは「経節紬(たてぶしつむぎ)」で入手困難といわれている

2-1-2.伝統工芸のもの

伝統工芸で作られた和装小物も人気があります。輪島塗・九谷焼・清水焼などの帯留めなどは人気のアイテムです。

2-1-3.宝石や貴金属など高価な素材を使っているもの

和装小物は、宝石・貴金属・べっ甲や象げ、珊瑚(さんご)など高価な素材を使用していると一気に査定金額がアップします。帯留めや髪飾り、飾り付きの和装バッグなどが人気アイテムです。

2-2.和装小物の買取相場は比較サイトで調べてみよう

和装小物の買取相場はどれくらい?ということは、一番気になるところです。和装小物は、カジュアルでリーズナブルなものから高価なものまで値段に大きな差があります。また、伝統工芸や作家物などは知識がないと、値段も想像が付かないですよね。和装小物は、知識のあるプロに査定をしてもらいましょう。査定に出す前に、事前にある程度の買取相場を調べたい場合は、ヒカカク!など査定金額の比較サイトで調べるのもおすすめです。

2-3.和装小物の買取価格の相場

和装小物の買取金額の相場をご紹介しましょう。前項でも説明したように、種類・素材・状態・ブランドなどによっても価格は異なるため、あくまでも一例としてお考えください。

  • 帯留め:5,000〜20,000円。宝石があしらわれているものだと10万〜50万円程度
  • 帯揚げ・帯締め:帯揚げは100〜500円、帯締めは2,000円程度
  • バッグ:3,000〜5,000円。正絹帯地のバッグは10,000円程度
  • 草履:500円程度。新品の高級品なら3,000円程度
  • 髪飾り:べっ甲や漆などなら5,000円〜10,000円。本珊瑚や18金などが付いていると20,000円以上

3.和装小物を売る前に確認しておきたいこと

和装小物を売る前にはどのようなことを確認すればいいのでしょうか?   少しでも高く売るためにチェックしたいポイントをご紹介します。

3-1.買取不可になる和装小物もある

買取業者によっては、買取不可になる和装小物もあります。事前に売りたいものの状態を確認しておきましょう。

  • 落とせない汚れやシミ、カビなどがある
  • かすれやすり切れなど使用感がある
  • 匂いが取れない
  • 足袋など素足に直接身に付けるものは、未使用に限ることがほとんど
  • 欠損がある(例:帯留めの宝石が取れている・金具に不具合がある・櫛(くし)の歯が折れているなど)

3-2.和装小物を高価買取してもらうポイントとは

和装小物を買取に出すなら、できるだけ高価査定をしてほしいですよね。以下のポイントをチェックしてください。

  • できるだけ新しいうちに売る
  • 有名作家の作品・ブランドもの・有名産地のものは、それを証明できる証紙・落款・鑑定書なども一緒に査定に出す
  • 購入時のケースや内袋などの付属品があれば一緒に査定に出す
  • できるだけセットで売る。草履とバッグ、帯と帯揚げと帯締め、かんざしと櫛など
  • 着物や和装小物に関しての買取経験や知識が深い、専門業者を利用する

3-3.帯はクリーニングに出さない

査定に出す前には、クリーニングに出したほうがいい?と思う人もいるでしょう。しかしながら、買取専門業者は買取してから自社でクリーニングに出すため、自分で出す必要はありません。何度もクリーニングに出すと傷みます。そのまま査定に出すようにしてください。

4.和装小物の買取先はどんなところがある?

和装小物の買取を行っているのはどのようなところなのか、ご紹介しましょう。

4-1.着物・和装小物専門の買取業者

着物・和装小物専門の買取業者があります。製品に関する知識が豊富なため適正価格で買取をしてもらえるのがメリットです。特に、作家の作品や宝石を使ったものなど高価なものは、専門業者に査定してもらうほうが失敗しません。査定したいものをお店まで持参できなくても、宅配や出張などで査定を行っていることも多く、自分の都合に合った方法を利用できるのもメリットです。買取実績の多い信頼できる業者を選びましょう。

4-2.不用品回収業者

買取と回収の両方を行っている不用品回収業者に依頼することもできます。ただし、ほとんどの不用品回収業者の場合、家電・家具・日用品など取り扱いジャンルがはば広いため、和装小物の査定専門スタッフはいません。そのため、買取価格は期待できず、逆に数千円の回収費用を支払い引き取ってもらうことも多いでしょう。
ただし、引っ越しや遺品整理などで、和装小物だけではなくたくさんの不用品をまとめて処分したいときには便利です。買取対象になるものは買取、対象にならないものは回収してもらえます。買取費用で回収費用を相殺できることもあるでしょう。

4-3.リサイクルショップ

洋服や家電、家具など総合的に扱っているリサイクルショップでは、和装小物の買取を行っているところもあります。近所にあれば、気軽に店頭に持ち込みできるでしょう。ただし、買取は新品や未使用品に限ることがほとんどです。また、伝統工芸や作家ものなど高価なものは、価値のわかるスタッフでないと安値で買取されてしまうこともあります。安値でもかまわないので早く処分したい、気軽に売りたいなどの場合は利用してみるといいでしょう。

4-4.インターネットオークションやフリマアプリ

和装小物は、パソコンやスマートフォンを利用して、インターネットオークションやフリマアプリに出品することもできます。自宅にいながらにして、不要になった和装小物を売れるのがメリットでしょう。けれども、インターネットオークションやフリマアプリに出品しても、高値で落札されることはほぼありません。お金にならない割には、落札者とやりとりしたりこん包・発送したりなど、手間がかかります。また、クレームやトラブルもつきものなので注意してください。

5.和装小物の買取に関するよくある質問

和装小物の買取で、皆さんが疑問に感じていることをまとめてみました。参考にしてください。

Q.不要な着物や和装小物がたくさんあるのですが、専門業者のお店まで運ぶのが大変です。
A.着物・和装小物専門業者では、宅配買取や出張買取を行っています。たくさん品物がありこん包が大変な場合は出張買取が便利です。自宅に見知らぬスタッフが来ることに抵抗がある人は、女性の査定員を選べる業者をご利用ください。

Q.着物や和装小物の買取専門業者はたくさんあるので何を基準に選んでいいかわかりません。
A.以下の条件を満たしている業者か、ホームページをチェックしてみましょう

  • 無料の相談窓口がある
  • 見積料・査定料・出張料・買取手数料・宅配査定時の送料・キャンセル料などがすべて無料
  • 着物や和装小物に知識のある査定スタッフがいて買取の実績も多い
  • 買取不可能なものは処分してもらえる

上記の条件を基準に、自分のニーズに合った業者を選んでください。

Q.有名作家のものでもなくそれほど高価なものでもない和装小物なので専門業者で買取してもらえるか心配です。
A.無名のものでも古いものでも買取対象にしている専門業者もいます。諦めないで査定サービスを利用してみましょう。

Q.結婚式に着た打ち掛けや和装小物をまとめて買取に出したいのですが専門業者ではいくらで買取してもらえますか?
A.打ち掛けの場合、元値・ブランド品や作家物かどうか・状態はいいかなどによって査定金額は変わるでしょう。ただし、和装小物もまとめて一緒に査定に出せば高価買取も期待できます。専門業者では無料で査定を行っているので利用してください。

Q.成人式で着た振り袖や和装小物がありますが、1回着ただけなので買取に出そうか、将来着るもしれないので数年は保管しておこうか迷っています。
A.着物や和装小物は、新しいものほど高値で買取してもらえるでしょう。年月がたつと価値は下がるので迷っているなら早く買取に出すほうがおすすめです。

まとめ

昔は着物を着ていたけれどもう着なくなった、親の遺品でたくさん着物や和装小物をもらい受けた……という人は多いものです。けれども、着物は毎日着るものではなく、着るのも大変なのでタンスの肥やし、という人も少なくないでしょう。そんな着物や和装小物は、買取業者を利用するのがおすすめです。価値あるものであれば思ったより高値で売れることもあります。買取実績が豊富で無料査定してくれる優良業者なら安心でしょう。ぜひ試してみてくださいね。