
iMacの買取価格の相場が知りたい! 高く売れるポイントは「状態」
1998年からアップル社より発売されている「iMac(アイマック)」は、安定した人気を誇っています。ライフスタイルの変化などでiMacを使わなくなったとき、処分ではなく買取がおすすめです。中古・買取需要が高いので、状態がよく不具合が起きていないiMacなら、高価買取が期待できるでしょう。買い替えの場合は、下取りサービスを利用するのもポイントの1つです。本記事では、そんなiMacの買取方法と高価買取のポイントを説明します。
この記事を読むことで、iMacの買取方法と高価買取のポイントが分かります。処分に悩んでいる方は、ぜひチェックしてください。
1.iMacの買取事情をチェックしよう!
まずは、iMacの買取事情を把握することが大切です。特徴や人気モデル、買取対象になるiMacの傾向をチェックしていきましょう。
1-1.iMacの特徴、人気モデルは?
アップル社のデスクトップパソコン「iMac」は、大きく分けて以下の3種類があります。
- 27インチ 5Kディスプレイモデル
- 21.5インチ 4Kディスプレイモデル
- 21.5インチ(非4Kモデル)
年々、新シリーズが登場しており、2017年に発売されたiMacには美しいディスプレイのほか、ワイヤレスパフォーマンスが最大3倍高速や高速ストレージなど、たくさんの魅力が追加されました。スタイリッシュなデザインで、高性能なCPUを積んでいながらも手ごろな価格で購入できると好評です。特に、27インチ 5Kディスプレイモデルに人気が集まっています。
1-2.iMacの中古・買取需要は高い
ノートパソコンよりも中古・買取需要は低くなりますが、ディスプレイパソコンの中では、コストパフォーマンスに優れているiMacの人気が圧倒的です。特に、アップル製品を愛用しているユーザーにとっては、iPhoneやMacbookと連動できるため、設置型パソコンとして選ぶ傾向があります。状態がよく発売年月から経過していないモデルほど、買取の可能性が高いでしょう。
1-3.買取対象か否かは「状態」で決まる
買取基準のポイントで最も重視しているのは「状態」です。デスクトップパソコン関連は精密機器の1つなので、正常に稼働するか、不具合や故障が起きていないかなどを重視しています。また、新しいモデルが発売されるたびに旧モデルの価値が下がるため、「発売年月」も買取額に大きな影響をおよぼすでしょう。できるだけ早めに売ったほうが、買取対象になる可能性が高まります。
1-4.状態が悪いと買取不可になる
逆に、買取不可となるiMacは「状態が悪いもの」です。もちろん故障しているものは買取不可になります。ショップによっては、3~5年前に発売されたiMacも買取が難しいところがあるので注意が必要です。査定前に、正常に稼働できるか確認しておいたほうがいいでしょう。
2.iMacの下取りサービスは?
新しいデスクトップパソコンに買い替える場合は、下取りサービスがおすすめです。ここでは、買取と下取りサービスの違いについて解説します。
2-1.買取と下取りの違いを知ろう
買取は製品の代わりに現金がもらえますが、下取りは、新しく購入する製品の価格から下取り額を差し引く割引サービスが受けられるシステムです。そのため、iMacを現金化したい方は、下取りではなく買取のほうがいいでしょう。新しいiMacのモデルに買い替える方は、下取りサービスを利用してください。
2-2.下取りのメリット・デメリットは?
下取りの主なメリットは、新しい製品が通常価格よりも安く購入できることです。ただし、すべての製品が下取り対象になるわけではありません。次の項で、下取り対象になるiMacの特徴をチェックしておきましょう。
2-3.下取り対象になるiMacの特徴は?
「正常に稼働しているか」が、大きなポイントです。買取してもらえる特徴と同じく、壊れていないiMacが基本的な要素となります。状態によっては下取り不可になることもあるため、まずは査定を依頼したほうがいいでしょう。
2-4.アップル社の下取りサービス
アップル社の下取りサービスをオンライン上で申し込むと、アップル製品のみ有効なアップルギフトカードが手に入ります。近くのApple Storeに持ち込めば、新しいデバイスから下取り額を差し引くことが可能です。詳細に関しては、アップル社のホームページを確認してください。
3.iMacの買取相場を紹介!
iMacを上手に売るために、買取と下取り相場をチェックしておきましょう。
3-1.買取相場はショップによって異なる
iMacの買取相場は、査定を行うショップによって大きく異なります。なぜなら、ショップによって流通経路が違うからです。たとえば、秋葉原の中古店の場合、実際に来店する客が多く、買い取ったiMacをそのまま店舗で売れるので流通コストがかかりません。そのため、比較的高く買い取ることができるのです。一方、販売力が弱い地方のショップは売り切ることができず、在庫がたまります。そのため、査定額が安くなりがちなのです。
3-2.下取りは相場が一定している
買取相場に比べて、下取りの相場金額は一定しているのが特徴です。アップル社の場合、iMacは最大95,100円となっています。下取り額が一定している場合、たとえ需要があり人気が高いモデルでも同じ額になるのです。下取り・買取どちらを選ぶのかは、人それぞれの状況で異なるでしょう。
4.iMacの買取方法は?
それでは、iMacの買取方法について説明します。
4-1.リサイクルショップは高額査定が期待できない?
買取といえば1番に思い浮かべる人が多いであろう「リサイクルショップ」は、高額査定が期待できない傾向があります。その理由は、パソコン以外にもさまざまなジャンルを扱っているからです。査定を行う人もiMacに詳しいわけではないため、適切な買取額が提示できません。高価買取を期待する方は、ほかの店舗を利用したほうがいいでしょう。
4-2.パソコン専門ショップで高く売ろう
高額査定が期待できるお店といえば、パソコン専門ショップです。専門店なので、より適切な査定額を提示してくれるでしょう。スペックが高く人気があるiMacほど、高く売れるというわけです。けれども、そんなパソコン専門ショップにもデメリットがあります。それは、査定が厳しくなることです。パソコンに詳しい分だけ査定も厳しくなり、需要がないと判断されれば買取不可となります。
4-3.回収と買取ができる不用品回収業者
「買取も回収も同時にしてほしい!」「買取不可の後に処分するのが面倒」と感じている方は、不用品回収業者がおすすめです。不用品回収業者の中には、回収だけでなく買取を行っているところがあります。買取と回収が同時にできれば、二度手間にならず、買取不可になっても処分してもらえるのです。ただし、送料や出張量などの費用がかかる可能性があります。依頼前に、いくらぐらいかかるのか確認しておきましょう。
4-4.ネットオークション・フリマサイトの利用は面倒くさい?
登録すれば自分で出品できるネットオークションとフリマサイトは、一見便利なシステムに感じるでしょう。しかし、iMacは精密機器なので、買い手が見つかって送る際に、きちんとこん包しなければなりません。ダンボールの中で動かないように固定しなければ、移送中に壊れトラブルになるおそれがあります。
4-5.中古iMacが売れる時期は「ボーナス時期」
iMacを売るベストな時期は、「ボーナス時期」です。ボーナスが入ると財布に余裕が生まれるので、新しいiMacを購入する方が増えます。中古・買取需要もボーナス時期は高まるでしょう。ボーナスが入る前に売ることで、高価買取が期待できます。
4-6.高額査定になりやすい商品は?
状態がよいのはもちろんのこと、発売年月が新しいiMacです。新製品ほど高性能でスペックが高く、注目度も上昇します。そのため、積極的に買取を行う業者も増えるのです。できるだけ高く売りたい方は、なるべく早めに売ってください。
4-7.高く売るポイント
できるだけ、購入時に一緒についてきた「付属品を用意すること」です。取扱説明書・コード・キーボード・マウス・USBケーブルなどがセットになって入っています。これらの付属品をまとめて売ることで、査定額が一段とアップするのです。業者の中には、付属品の有無で買取の可否を決めているところがあります。査定に出す前に、付属品をそろえておきましょう。
5.iMacを売る前にすべきこと
iMacを売る前に、必ずやっておかなければならないのが「データのバックアップと消去」です。ここでは、それぞれの方法について解説します。
5-1.データのバックアップと消去
データを消去する前に、バックアップをきちんと取らなければすべて消滅してしまいます。iMacのバックアップは、アップルのパソコンだけにあるバックアップ機能「Time Machine」を活用するのが一般的です。外付けHDDを1つ用意すれば、簡単にバックアップできます。以下に、バックアップ方法とデータの消去法について手順をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
<バックアップの方法>
- iMacと外付けHDDをUSBケーブルで接続する
- HDDをフォーマット(初期化)する
- 環境設定のTime MachineでバックアップHDDを選択する
- Time Machineをオンにするとバックアップ開始
<データの消去方法>
- iTunesの認証を解除する
- iCloudからサインアウトする
- Appleサポートから解除する
- iMessageからサインアウトする
以上の作業を終えたら、ディスクをフォーマット(初期化)し、システムを再インストールしてください。そうすることで、iMacのデータが完全消去できます。不安な方は、パソコンショップで販売している「データ消去ソフト」を使用するのも方法の1つです。
5-2.周辺機器も一緒に売ろう
マウスパッドやUSBメモリーなど、iMacと一緒に使用する周辺機器がたくさんあります。その中に要らないもの・使っていないものがあれば、一緒に査定に出しちゃいましょう。周辺機器アクセサリーでも、売れる可能性があります。特に、アップル純正品の周囲機器なら高価買取が期待できるでしょう。まとめて売ることで、買取額が高くなるケースもあるのです。
6.iMacの買取に関してよくある質問
iMacの買取に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。
Q.買取不可になったiMacの処分方法は?
A.パソコンはPCリサイクル法に基づき、自治体で処分することができません。メーカーに回収を依頼するか、不用品回収業者を利用してください。処分する際も、データの消去だけは忘れずに行っておきましょう。
Q.買取専門店を選ぶ基準は?
A.できるだけ、iMacの買取実績がある店舗を選びましょう。実績がある店舗ほど、適切な査定を行うので、納得のいく買取額を提示してくれます。また、複数の買取専門店を比較し、スタッフの対応が丁寧かどうかチェックするのもポイントです。
Q.iMacが1番高く売れる時期はいつか?
A.8月と12月は、iMacが高く売れる傾向があります。ボーナス時期だけでなく、中古の消費意欲が上がる時期なのです。買取店が欲しがっているモデルであれば、多少傷や汚れがついていても有利に買取を進めることができるでしょう。
Q.データを消去しないとどうなるのか?
A.iMacに含まれているすべてのデータが外部へ流出するリスクが高まります。インターネットで買い物をしたことがある方は、登録したクレジットカード情報までも流れてしまうでしょう。一度流出したデータは隠すことができないため、念を入れてデータを削除する必要があります。
Q.業者にデータ消去は依頼できるのか?
A.自分で消去するのが不安な方は、データ消去サービスを行っている業者に依頼しましょう。業者の中には、パソコンのデータ消去を受けつけているところがあります。その際は、どのような方法で消去するのか確認が必要です。
まとめ
いかがでしたか? iMacはアップル社のデスクトップパソコンで、アップル製品を愛用している方に人気があります。年々、新モデルが発売されているため、売却を考えている方はできるだけ早めに売るのがポイントです。また、売却する前に、必ずデータを消去しておきましょう。そして、購入時についてきた付属品を一緒にして査定へ出してください。