家具の運び方で知っておきたいコツとは!

家具の運び方で知っておきたいコツとは!腰を痛めず安全に運ぼう

家具の運び方にはいくつかコツがあります。
特に、ソファーやタンス、食器棚などの大型家具を自分で運ぶとき、気になるのは腰への負担ですよね。
ぎっくり腰になってしまう可能性もあります。
狭い階段をとおるときや玄関から出し入れするときは、どうしたらよいのでしょうか。
毛布を使って運ぶ方法や横倒しにして運ぶ際の注意点などをまとめてみたいと思います。

そんな人たちは必見です。

1.大型家具を運ぶときのコツ

大型家具は重さもあるため、持ち上げようとすると腰を痛めることもあるでしょう。
そこで、持ち上げなくても楽に運ぶことができる方法をいくつかご紹介します。

1-1.ダンボールを使って動かす

運ぶのが大変な大型家具は、下にダンボールを挟みこんでしまいましょう。
まず、ダンボール箱を開いて板状にします。
家具の端を少し持ち上げ、足でそのすき間にダンボールを押し込みましょう。
後は、家具を下ろすだけです。
反対側も同じようにダンボールを下敷きにします。
そして、ダンボールを挟みこんだ反対側を持って家具を引きずりましょう。
少しの力でも簡単に移動できます。
もちろん、床に傷をつける心配もないでしょう。
ダンボールの代わりに毛布を使う方法もおすすめです。

1-2.アルミホイルを使って動かす

実は、アルミホイルを使って大型家具を簡単に動かす方法もあるのです。
アルミホイルには表と裏があります。
表の光っている方を上にして、ダンボールと同じように家具の下に挟みこんでください。
この方法だと、家具を動かしにくいカーペットの上も楽に滑ります。
アルミホイルは小さくて軽量なので使い終わった後の片付けも楽に済むでしょう。

1-3.階段や玄関の運び方

直線の廊下は、ある程度の幅があれば家具を運ぶのに何の問題もありません。
問題は、階段や玄関ですよね。
踊り場のある階段の場合は、途中でいったん垂直にし、そのまま水平移動します。
ただし、天井の高さと家具の高さ、手すりを含めた階段の幅が大きなポイントになるでしょう。
家具を上回る高さや幅があるかどうか、事前に確認しておいてください。
階段からの出し入れが不可能な場合は、階上の窓から釣り上げて搬入するしかありません。
複数人の力が必要になるため、無理に1人で行わないようにしましょう。
また、家具の高さより玄関の高さが低い場合は、家具を傾けて出し入れすることになります。
その際は、地面にダンボールを敷いておくようにしましょう。
家具の上部が玄関の扉をかわすことができたら、後は家具の下部をダンボールにのせ、そのまま引きずって移動すると楽です。

1-4.家電を運ぶときの注意点

家具を自分で運ぶとき、最も苦労するのが冷蔵庫や洗濯機などの家電でしょう。
冷蔵庫を運ぶ際は、必ず前日までに中身を空の状態にして電源を抜いておいてください。
冷蔵庫内部の霜が溶けるのに1日かかるため、早めにコンセントを抜いておくことが大切です。
また、冷蔵庫を運ぶ際はできるだけ横倒しにしないようにしましょう。
故障の原因になる場合があります。
階段など立てたまま運ぶことができない場所は、斜めに傾けるようにして運びましょう。
同じように洗濯機も、不用意に運ぶと故障してしまいます。
ドラム式洗濯機の場合は、洗濯機を固定する部品が付属しているはずです。
運び出す前に探しておきましょう。

2.腰を痛めない持ち方

大型家具を運ぶときに最も気になるのが腰痛。
腰への負担を減らす持ち方を習得しておきましょう。

2-1.角度とタイミングに注意

大型家具を持ち上げるときは、まずひざを曲げて家具と体の距離を近づけましょう。
こうすることで、家具と体の角度が自然と直角に近づきます。
体が家具から離れていると腰に負担がかかりやすくなるのです。
また、いきなり持ち上げないように注意してください。
持ち上げるときは、腰ではなくひざを使います。
家具の重さをひざと腰で分散して負担を減らすのがポイントになるでしょう。
この方法で、ぎっくり腰のリスクを大きく減らすことができます。
持ち上げた後は、腕を伸ばして対角線上となる角を持ちましょう。
背中を少し反らすのがポイントです。

2-2.足元が見えるようにして運ぶ

大きな荷物を運ぶとき、視界が遮られると体に余計な負担がかかってしまいます。
つまずいてケガをする可能性はもちろんのこと、足元が見えないことで体が緊張してしまうのです。
その結果、余計な力が入って腰にも負担がかかりやすくなります。
タンスやソファーなどの大型家具を運ぶときも、足元の視界だけは確保するようにしましょう。

2-3.腰痛を予防するために

腰痛を予防するために、あらかじめ準備をしておきましょう。
腰痛は腰周りの筋肉が緊張することで起こるため、ストレッチでほぐしておくと効果的です。
筋肉を柔らかくし、血流をよくしておきましょう。
また、長時間の作業も禁物です。
同じ姿勢をとり続けると腰痛のリスクが高まるため、こまめに休憩しながら作業をすすめるようにしてください。
「自分で運ぶことができる」と思っていても、無理をするのは危険です。
台車やキャリーケースを利用するなどして、腰にかかる負担を軽減しましょう。
無理をせずプロに依頼することも大切です。

3.荷物を減らす方法

引っ越しなどで家具を運ぶ際には、できるだけ荷物を減らすことも大切でしょう。
運ぶ荷物の量が少なければ、腰にかかる負担も少なくて済みます。

3-1.リサイクルショップで売る

「使わないけれど捨てるのはもったいない」という理由で残してある家具もあるでしょう。
この機会に処分して、一気に荷物を減らしてみてはいかがですか?
状態のよいものは、リサイクルショップやネットオークションで売る方法があります。
特に、リサイクルショップはその場で査定してもらえるため、すぐに処分することができるでしょう。
出張サービスを利用すれば自宅まで引き取りに来てもらうことが可能です。
ただし、状態の悪いものは買い取り不可になる場合もあるということを覚えておいてください。

3-2.不用品回収業者に依頼する

処分したいものが大量にあるときは、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。
希望の日時に自宅まで回収に来てくれます。
プロのスタッフが上手に搬出してくれるため、安心してお任せすることができるでしょう。
買い取りも同時に行っている業者に依頼すれば、お得に不用品を処分することも可能です。
ほかにも処分したいものがあれば、まとめて依頼してみましょう。
ただし、悪徳業者には注意が必要です。
事前に複数の業者に見積もりを依頼するなどして、業者選びは慎重に行いましょう。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
大型家具を自分で運ぶ場合、無理をするのは絶対に危険です。
できるだけ楽に運ぶことができるコツを知り、腰に負担がかからないように運び出しましょう。
ほんの少しの工夫で腰痛を予防することができますよ。