
脚立の処分方法は? 上手に処分するコツと買取のポイントを紹介!
脚立はさまざまな素材で作られていますが、処分する際は素材によって異なることもあるので注意しておかなければなりません。間違った方法で処分すると、不法投棄とみなされる恐れがあります。また、使える脚立なら、買い取ってもらうこともできるのです。本記事では、脚立の処分方法と買い取ってもらうポイントを解説します。
この記事を読むことで、脚立の処分方法と買い取ってもらうコツが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。
1.脚立の処分方法をチェック!
要らなくなった脚立は、どのように処分すればいいのでしょうか。まずは、基本的な処分方法とポイントについて解説します。
1-1.素材によってゴミの分類が異なる
脚立の処分方法で1番に思い浮かぶのは、自治体による回収ですが、ゴミの分類と処分方法に注意しなければなりません。脚立はアルミ製・ステンレスなどの金属製・木製の3種類に大きく分かれているため、処分したい脚立の素材を確認しましょう。木製なら粗大ゴミまたは燃えるゴミでも構いませんが、アルミ製はプラスチックゴミ、金属製は金属ゴミになる可能性があります。アルミ製の脚立でもアルミ以外の素材が使われていることもあるため、自分で判断できない場合は自治体に相談したほうがいいですよ。
1-2.自治体で処分するメリットは費用面
自治体による回収は、無料~低費用で処分できることが大きなメリットです。不用品回収業者へ依頼すると処分費用がかかりますが、自治体の場合は粗大ゴミだとしても数百円で処分できます。なるべく低費用で抑えたい方は、自治体による回収を検討するといいでしょう。また、自治体が処分してくれるという安心感も大きなメリットとなります。悪徳業者に依頼し不正な方法で廃棄されることはないので、安心して捨てることができるでしょう。
1-3.回収日と回収場所が決まっている
自治体回収は魅力的なメリットがありますが、回収日と回収場所が決まっているのですぐに処分できません。中には、粗大ゴミを2週間〜1か月に1回しか回収を行っていない自治体もあります。引っ越しなどで急を要する場面では、非常に困ることになるでしょう。すぐに処分したい方や、ほかにも処分したい不用品がある場合は回収業者へ依頼することをおすすめします。また、粗大ゴミの場合は、回収場所まで運搬しなければなりません。サイズが大きく重い脚立の場合は、1人で運ぶのが困難でしょう。無理をするとケガをする恐れがあるので注意してくださいね。
1-4.不用品回収業者へ依頼する方法もある
前述したとおり、自治体回収が状況に見合っていない場合は、不用品回収業者へ依頼するのも選択肢の1つです。不用品回収業者の大きなメリットは、要らないものをまとめて処分できることでしょう。1点ずつ処分するよりも手っ取り早く、まとめて処分することで費用も最小限に抑えることができます。また、業者の中には買取サービスを行っているところもあるため、買取と回収が同時に依頼できるでしょう。
1-5.業者選びは慎重に行うことが大事
回収業者の中には、「無料で回収します」「今だけ無料回収が可能!」などという謳(うた)い文句で客引きをする悪質な業者が存在しています。特に、街中をトラックでまわりながら回収している業者や、押し買いを行うような業者には注意してください。これらの業者は、不正を働く可能性があるので安易に依頼しないほうがいいのです。業者選びのポイントを押さえ、複数の業者を比較しながら慎重に選びましょう。最低限、押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 買取サービスも行っているか
- 無料見積もりと無料相談を受けつけているか
- 口コミや評判がいいか
- 回収実績があるか
- 古物商や産業廃棄物収集運搬許可を取得しているか
上記の中でも特に気をつけてほしいのは、古物商や産業廃棄物収集運搬許可を取得しているか否かです。許可を取得していない業者は悪徳業者の可能性があるので安易に依頼しないようにしてくださいね。
2.脚立を買い取ってもらう方法
再利用できる状態の脚立は、ほとんどの買取先で買取対象に入ります。ここでは、買い取ってもらう方法とポイントを解説しましょう。
2-1.買取が期待できる脚立は状態・素材・種類で決まる
買取が期待できる脚立は、基本的に再利用できる状態のいいものです。脚が壊れていて使えないものや、古くてサビているもの・不安定な状態の脚立などは買取不可になります。査定の際も、最初にチェックされるのが状態なのです。また、何の素材でできているかどうかも細かく確認されます。価格は、金属製>アルミ製>プラスチック製の順番で、頑丈な金属製の脚立が1番高く売れるでしょう。さらに、伸縮可能で折りたたみ式の脚立は持ち運びがしやすく、あらゆるシーンで使用できます。使用用途が特定されている脚立よりも需要が高いため、買い取ってもらえる可能性が高いのです。
2-2.主な買取先をご紹介!
脚立の買取を行っているのは、リサイクルショップまたは不用品回収業者が一般的です。それでは、それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
2-2-1.買取対象が幅広いリサイクルショップ
リサイクルショップの特徴は、買取対象が幅広いことです。脚立など工具類だけでなく、家電・家具・衣類・楽器・ゲーム機・パソコン関連・おもちゃなど幅広い種類を扱っています。基本的に、再利用できるものであれば買い取ってもらえるのです。脚立を買い取ってほしい・買取額に関係なく売りたいという方は、リサイクルショップへ査定を依頼してください。買取専門業者よりも査定はあまいですが、買取額が低い傾向があります。近場にリサイクルショップがあれば、一度査定をお願いしてみてください。
2-2-2.まとめて処分できる不用品回収業者
前述のとおり、大量の不用品をまとめて処分・買取してもらいたいという方は、不用品回収業者がおすすめです。回収だけでなく買取サービスを行っているところもに依頼しましょう。買取と回収が同時にできれば、買取不可になった脚立でも処分してもらえるので手間と時間が省けるのです。不用品回収業者に依頼すると処分費用はかかりますが、中には定額パックプラントいうお得なサービスで回収を行っているところもあります。複数の業者を比較し、お得に処分できるところへ依頼してくださいね。
2-2-3.金属製はリサイクルへ
金属製の脚立はリサイクル業者へ回収してもらうのも方法の1つです。金属は貴重な資源であり、新たな製品の材料として使用できます。ゴミとして廃棄するよりも有効活用したほうが、地球環境にもやさしいのです。金属製を積極的にリサイクルしている業者を探し、ぜひ依頼してください。回収にかかるリサイクル費用の有無や運搬料などの諸費用も確認しておきましょう。
2-3.自分で売りたいならネットオークションまたはフリマサイトを利用する
買い取ってもらえない脚立をどうしても売りたい方は、ネットオークションまたはフリマサイトを利用してみてください。登録さえすれば自由に出品できるシステムで、全国各地から買い手を見つけることができます。ただし、ネットオークションやフリマサイトを利用する人は、相場よりも安く手に入れたい方が多いので高額買取は期待できないでしょう。落札後の手数料や配送にも手間がかかるため、費用対効果を考えて出品する必要があります。
2-4.費用や手間が見合う買取方法を選ぶこと
主な買取方法には、宅配・持ち込み・出張と3つの方法があります。コンパクトサイズの脚立なら、近くにあるリサイクルショップなどに直接持ち運び査定してもらうことができるでしょう。不用品が大量にある・脚立が大きくて運搬が困難という方は、出張買取がおすすめです。ただし、出張費や運搬料がかかることもあるため、事前に費用を確認しておきましょう。自分のペースで買取をしたいと考えている方は、宅配買取を選んでください。ダンボールに買い取ってもらいたい品物をこん包し店舗へ送るだけでOKです。しかし、送料の有無を必ず確認しておかなければなりません。
3.脚立の高価買取のコツは?
脚立を相場よりも高く売るために、どのような点に注目すればいいのでしょうか。
3-1.中古需要はあるが高額買取が難しい
高所での作業で役に立つ脚立は、さまざまな現場で活用できるアイテムです。特に、高所で作業することが多い職業の方にとっては必要不可欠なもので、状態がよければ中古市場における需要も十分にあります。ただし、ショッピングセンターやホームセンターでも気軽に購入できる商品なので、高価買取されることは正直少ないのです。買い取ってもらうことはできますが、高値での取り引きは可能性が低いといえるでしょう。
3-2.買取相場をチェックしよう!
もともと、脚立は販売額が高くなく数千円で手に入れられるものがほとんどです。そのため、買取相場も1万円以内になることが多いでしょう。買取相場は、数百円~5,000円が目安となります。ただし、あくまで目安となるため、具体的な査定額が知りたい方は買取業者やネットオークションの買取額と落札額をチェックしてみてください。同じタイプの脚立がいくらで売れているのか知ることができます。
3-3.高く売るポイント
脚立を高く売るポイントは、査定前にできるだけキレイに掃除することです。気になる汚れは簡単に拭き取ってください。丁寧に掃除をする必要はありませんが、汚れがひどいものは買取不可になる可能性があります。未使用品がある場合は、値がつきやすいので元箱や取扱説明書と一緒に査定へ出してください。購入時のままの状態にして売ると、値がつきやすい傾向があるのです。また、脚立が複数ある場合は、まとめて売るのも高価買取が期待できるポイントでしょう。
4.脚立の処分に関してよくある質問
脚立の処分に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。
Q.粗大ゴミの扱いになる脚立の特徴は?
A.ほとんどの自治体では、一辺が30cm以上のものを粗大ゴミ扱いとしています。1m以上の大きい脚立は、業者の回収を指示する自治体もあるので注意が必要です。ただし、自治体によっては粗大ゴミの大きさが異なることもあります。大きい脚立を処分する際は、自分で判断せずに自治体へ1度相談したほうがいいでしょう。
Q.回収後の脚立はどうなるのか?
A.アルミ製の場合は、スクラップする前に品質確認を行い、アルミのパーセンテージを計算します。きちんと品質確認をしている業者は、正しい方法でスクラップし再利用にまわしているので安心して依頼できるでしょう。鉄製の場合は、細かく分解し再利用することがほとんどです。回収業者へ依頼する際は、回収後の過程をきちんと説明してくれるか、スタッフの対応をチェックしてくださいね。回収後に正しい方法でリサイクルを行っているか確認することも、優良業者と悪徳業者を見極める大切なポイントです。
Q.事業で使用した脚立の処分方法は?
A.事業目的で使用した脚立は、産業廃棄物として扱われることになります。産業廃棄物は家庭ゴミとして自治体による回収はできません。自治体が認可した回収業者へ依頼してください。
Q.脚立を寄付することはできるのか?
A.さまざまなシーンで活躍する脚立は便利なので、寄付を受けつけているところもあります。ただし、必ずしも寄付してもらえるとは限らないため、事前に確認したほうがいいでしょう。
Q.とりあえず査定額が知りたいときの手段は?
A.最近では、LINEやメールを利用して簡単な査定を行う業者が増えてきました。買い取ってもらいたい商品の写真と詳細を送るだけで、ある程度の査定額が分かります。とりあえず査定額を知りたいときには、おすすめの方法です。
まとめ
いかがでしたか? さまざまなシーンで活躍する脚立は、サイズ・大きさ・素材など種類も多種多様です。幅広いシーンで活用できる標準サイズの脚立は中古市場における需要があるので、状態がよければ買い取ってもらえるでしょう。買取不可になる場合は、自治体で処分してもらうか、回収業者へ依頼する方法で捨てることになります。それぞれの方法で処分の仕方や費用が異なるため、自分に合った方法を選んでくださいね。