IHクッキングヒーターの選び方で押さえるべきポイントと処分方法

「IHクッキングヒーターの機能や種類がたくさんありすぎて、どれを選べばいいのか分からない」など、IHクッキングヒーターの選び方で悩んでいる方は多いでしょう。調理で使うIHクッキングヒーターを選ぶ際は、ライフスタイルを見返すことが大切です。生活に必要なコンロ数・魚焼きグリルの有無・最大火力など、押さえておきたいポイントはたくさんあります。

そこで本記事では、IHクッキングヒーターの選び方などについて解説しましょう。

  1. IHクッキングヒーターのトレンドと種類
  2. IHクッキングヒーター選びのポイント
  3. おすすめのIHクッキングヒーター10選
  4. 不要になったIHクッキングヒーターの処分方法
  5. IHクッキングヒーターの選び方に関してよくある質問

この記事を読むことで、IHクッキングヒーターの選び方だけでなく、正しい処分方法も分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.IHクッキングヒーターのトレンドと種類

まず、IHクッキングヒーターのトレンドと主な種類をチェックしておきましょう。

1-1.火力調整が細かくできる最新技術

IHクッキングヒーターは電気を使用するため、ガスよりも火力が足りないと思われがちですが、高火力として機能します。また、最近は火力調節が細かくできる技術が各メーカーから登場しているのです。火力調整が10段階も細かく設定できる機能から、センサーで鍋底の温度を正確にキャッチし設定した温度をキープできる機能など、技術を駆使したIHクッキングヒーターが注目されています。調理に合わせた温度設定ができると、おいしく調理できるでしょう。

1-2.オールメタル対応のIHクッキングヒーター

従来のIHクッキングヒーターは、使用できるフライパンや鍋の素材が限られていました。けれども、最近のモデルはオールメタル対応の機能が登場しており、どの素材の鍋やフライパンでも加熱が可能です。オールメタル対応可能のモデルなら、調理器具選びで苦労することもありません。電気にする前にガスコンロで使用していた調理器具も続けて使うことができるでしょう。

1-3.主な種類はビルトイン型・据え置き型・卓上型

主な種類に分けると、ビルトイン型・据え置き型・卓上型といった3つの設置タイプがあります。リフォーム工事を行わない限り、据え置き型からビルトイン型に交換することはできません。コンロ大がある家庭は据え置き型、システムキッチンの型はビルトイン型を選ぶことになるでしょう。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • ビルトイン型:システムキッチンに組み込む一体型タイプ。スッキリとした見栄えだが、設置工事が必要になるケースも
  • 据え置き型:キッチンのコンロ台に設置するタイプ。工事不要で、できるだけ安く購入したい方におすすめ
  • 卓上型:食卓でも手軽に使える持ち運びタイプ。コンセントに差して使う

2.IHクッキングヒーターを選ぶポイントは?

では、IHクッキングヒーターを選ぶ4つのポイントを紹介します。

2-1.必ず押さえておきたいヒーターの数と最大火力

ヒーターの数と最大火力は、必ず押さえておきたいポイントです。ヒーターの数が多いほど複数の同時調理が可能になります。家族人数や生活に必要なコンロの数をチェックしておきましょう。一般的に、ビルトイン型は1~4口、据え置き型は1~3口、卓上型は1口となります。また、火力の単位となる「kW」も併せてチェックしてください。最大火力は3.2kWですが、種類によって最大火力が異なります。

2-2.電源と消費電力をチェック

すべてのIHクッキングヒーターの電源は、電圧と電流(電気容量)が定められています。ビルトイン型と据え置き型の多くは電圧が200V、卓上型は100Vです。200VのIHクッキングヒーターを使用する場合、環境によっては電圧切り換え工事が必要になるケースがあります。また、IHクッキングヒーターはほかの家電と比較して電気容量が大きいため、契約内容を変更しなければならないケースもあるのです。事前に、製品と契約中のアンペア数・設置予定場所の電圧を確認してください。

2-3.役立つ機能と仕様で選ぶ

IHクッキングヒーターには、さまざまな役立つ機能と仕様が備わっています。主な機能といえば、タイマー設定・揚げ物温度調整・自動湯沸かしなどです。搭載されている機能によって調理の幅が広がったり、安心して料理ができたりするようになります。また、使い勝手やメンテナンス性が向上する仕様かもチェックしておきましょう。

2-4.メーカーの特徴で選ぶ

IHクッキングヒーターの主なメーカーは、パナソニック・日立・三菱電機・アイリスオーヤマなどです。それぞれの特徴をしっかり把握することも、選び方の大切なポイントとなります。メーカーごとの特徴を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

  • パナソニック:使いやすさと充実した調理機能が両立できるモデルが多い
  • 日立:多様な料理を手軽に調理できる機能が豊富にそろっている
  • 三菱電機:多彩な加熱技が特徴的。ほかのメーカーにはない機能が充実している
  • アイリスオーヤマ:低価格で1人暮らしにも導入しやすい商品が多い

3.おすすめのIHクッキングヒーター10選

ここでは、おすすめのIHクッキングヒーターを10選紹介します。

3-1.パナソニック「G32シリーズ KZ-G32AST」

パナソニックのビルトイン型で人気があるIHクッキングヒーターです。ヒーターの数が3口あり、手前の2つは火力を100~3000Wの10段階で調節できます。また、揚げ物の温度調節が140~200℃まで10℃刻みで細かく調節できるのも大きな特徴です。さらに、魚を焼くために便利なグリル機能のほか、焼き魚の自動調理機能やタイマー機能など豊富にそろっています。
参考価格:約40,000円~

3-2.三菱電機「G318Mシリーズ CS-G318MS」

コストパフォーマンスに優れているビルトイン型です。手前に搭載した2つのヒーターは火力が9段階で調節でき、最大3000Wのパワフルな出力ができるので幅広い調理ができるでしょう。揚げ物調理をする際は、油の温度を150~200℃まで6段階に設定でき、少量の揚げ物でも対応可能です。さらに、奥には保温やあぶり調理に役立つラジエントヒーターも搭載しています。
参考価格:約57,000円~

3-3.三菱電機「CS-G32MS」

左右に3kWのIHヒーターを搭載しているビルトイン型です。強い火力で調理できるほか、天板上面に火加減タッチキーが設置されているため、料理中でも火力調整操作がスムーズにできるのが特徴となります。左右のヒーターとも、上に置いた鍋の底をムラなく加熱するダブルリング加熱機能が備わっており、煮物料理も上手にできるでしょう。
参考価格:約36,000円~

3-4.日立「HT-K60S」

ビルトイン型のIHクッキングヒーターで、天面に操作ボタンが設置されています。火力表示の確認がしやすく、火力調整もワンタッチボタンでできるので料理が苦手な方でも安心です。また、IHクッキングヒーターが苦手とする「ことこと煮」にもしっかり対応できます。水なしタイプのグリルは自動的に両面を焼くことができため、裏返す手間が省けるのです。
参考価格:約40,000円~

3-5.日立「HT320S」

据え置き型のIHクッキングヒーターで、200V電源による強い火力と高い熱効率が特徴です。調理時間が大幅に短縮でき、2人暮らしの食事作りにちょうどよい火力となります。また、好みの設定に合わせて温度調整が自動コントールするセンサーがついており、保温もしっかりできるので忙しい方におすすめです。グリルには、自動で両面を交互に焼く自動七輪交互焼き機能が搭載されています。
参考価格:約58,000円~

3-6.アイリスオーヤマ「IHC-SG221」

アイリスオーヤマで人気がある据え置き型です。高火力を実現した2つのIHヒーターや、長時間の煮込み料理を作る際に便利なタイマー機能が備わっています。グリルは両面焼きタイプで、庫内が広く大きなサイズの魚でもまるごと焼くことができるでしょう。料理メニューと焼き加減を設定してボタンを押すだけで、おまかせ調理が可能です。
参考価格:約35,000円~

3-7.パナソニック「KZ-D60KG」

ビルトイン型と変わらない強い火力で調理できるパナソニックの据え置き型です。調理中であることが分かりやすい光るリング機能は、使用後も高温の間点滅してくれるのでヤケドを未然に防ぐことができます。また、大きなグリル庫内はサンマが一気に4尾も焼くことが可能です。マイコンが火力や時間をコントロールしてくれるので焼きすぎを防ぐこともできます。
参考価格:約73,000円~

3-8.山善「IHW-S1460G」

山善から発売されている据え置き型は、電源が100Vなので電気工事をする必要がなくすぐに使うことができます。ほかのIHクッキングヒーターよりも薄い点が特徴で、コンパクトサイズながらも最大1.4kWの火力で料理が可能です。また、左右のIHヒーターとも最大26cmのフライパンや鍋を使うことができます。
参考価格:約15,000円~

3-9.アイリスオーヤマ「EIH10V-B」

卓上型のIHクッキングヒーターですが、鍋検知機能・なべなし自動OFF機能・小物検知機能など5つの安全装置がついているのが特徴です。安全面が十分に考慮されているため、テーブルで子どもたちと一緒に鍋をしたり、パーティーに使ったりすることができるでしょう。
参考価格:約12,500円~

3-10.ティファール「IH2028JP」

ティファールから発売されている卓上型で、加熱調理・煮る・揚げる・湯沸かしをボタン操作1つで選択できるのが特徴です。各モードに最適な火力がプログラムされているため、幅広い調理に対応できるでしょう。また、タイマー機能では1~99分までセットできるので消し忘れがなく安心して使用できます。
参考価格:約7,000円~

4.不要になったIHクッキングヒーターを処分する方法

要らなくなったIHクッキングヒーターの正しい処分方法を解説します。

4-1.コンパクトサイズは自治体回収で処分する

一般家庭で使用したIHクッキングヒーターは、粗大ゴミまたは燃えないゴミとして自治体回収で処分できます。自治体によって異なりますが、粗大ゴミの場合は処分費用が300~500円ほどかかるでしょう。事前の申し込みが必要になるケースがあるので注意が必要です。ただし、ビルトインタイプは取り外さなければならないので、自分で行うのは困難でしょう。

4-2.メーカーや販売店に回収を依頼する

新しいIHクッキングヒーターを購入したり、ビルトインタイプを撤去したりする場合は、メーカーまたは販売店に依頼することをおすすめします。買い替えを条件に、販売店が下取りをしてくれることもあるでしょう。ただし、使用できる状態や製造年月が8年以内など条件が細かく定められているケースがほとんどです。下取りが不可な場合は、回収料金を支払って処分してもらいましょう。メーカーや販売店に依頼すれば、自分たちで運ぶ手間と時間が省けます。

4-3.状態によってはリセールできることも

IHクッキングヒーターの状態によっては、買取店やリサイクルショップで買い取ってもらえる可能性もあります。買い取ってもらえるものは、未使用の製品・製造から3年ほどしか経過していない・キレイな状態・人気メーカーまたはブランドの製品などです。中古市場で需要がある製品ほど、買い取ってもらいやすくなるでしょう。

5.IHクッキングヒーターの選び方に関してよくある質問

IHクッキングヒーターの選び方に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.IHクッキングヒーターの平均寿命は?
A.種類・メーカー・使用回数・価格などで異なりますが、一般的に8~10年が目安と言われています。お手入れの状態によっては長持ちするケースもあるでしょう。ただし、製造年月から8年以上経過した場合、交換できる部品が廃盤になることもあるので買い替え時期となります。

Q.クイックラジエントヒーターとは?
A.トッププレートの下に電気ストーブなどに用いられる発熱しやすいニクロム線が埋め込まれているタイプです。ヒーター部分が発熱することでトッププレートが熱くなり加熱できますが、ヤケドしないように注意しなければなりません。IHヒーターとは異なり、土鍋・ガラス鍋などガスコンロで使った調理器具が使用できるメリットがあります。

Q.どんな安全機能があるのか?
A.地震探知機能・高温注意ランプ表示・小物検知機能・中央ヒーターロック・切り忘れ防止機能・空焼き自動停止機能などがあります。小さい子どもがいる家庭では、全ヒーターが使えないようにロックするチャイルドロックを搭載しているタイプがおすすめです。

Q.購入前にチェックしておきたい重要ポイントは?
A.間口サイズをチェックしておきましょう。間口は60~75cmとさまざまな種類があります。ビルトイン型からビルトイン型に買い替える場合は、同じ間口を選ぶことになるでしょう。異なるサイズを選んでしまうと、設置できなくなるので注意が必要です。

Q.ネットオークションに出品したら売れるのか?
A.買い手が見つかれば売れますが、すぐに見つかるとは限りません。また、買い手が見つかったとしても、自分でこん包し落札者に送らなければならないという手間がかかってしまいます。

まとめ

IHクッキングヒーターの選び方で大切なのは、ライフスタイルに合ったタイプを選ぶことです。毎日、調理に使用する場所だからこそ、使いやすさや掃除のしやすさも重視する必要があります。押さえるべきポイントを考慮すれば、ライフスタイルに合ったIHクッキングヒーターが選べるでしょう。また、自分で処分するのは困難なので、業者に処分を依頼するのがおすすめです。買い替えの際は、購入店に回収してもらえるか確認するといいかもしれませんね。