カーナビの選び方は?

カーナビの選び方は? トレンドや種類、処分のポイントなども解説!

最近はさまざまな種類のカーナビが登場しているため、どの種類を選べばいいのか分からず悩んでいる方が多いでしょう。予算を踏まえた上で、必要な機能がついているカーナビを選ぶと、より快適なドライブが実現します。では、どのような点に注目すれば自分に合ったカーナビを選ぶことができるのでしょうか。本記事では、カーナビの選び方で押さえておきたいポイントを解説します。

  1. カーナビのトレンドと種類
  2. カーナビを選ぶポイント
  3. おすすめのカーナビ10選
  4. 要らなくなったカーナビの処分方法
  5. カーナビの選び方に関してよくある質問

この記事を読むことで、カーナビの選び方や正しい処分方法などが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.カーナビのトレンドと種類

最初に、カーナビのトレンドと主な種類をチェックしておきましょう。

1-1.本体と液晶モニターが一体になっている「2DIN」

カーナビのトレンドといえば、本体と液晶が一体になっている2DINです。ダッシュボードの中に取りつけられるコンパクトサイズなので配線がスッキリします。視界を遮らないのはもちろんのこと、スタイリッシュな見た目が好評です。ただし、欧州車の場合は2DIN分のスペースが取れないケースが多いため、装着できないことがあります。

1-2.自転車や散歩などでも使えるポータブルタイプ

カーナビの種類の中には、吸盤で装着できるポータブルタイプがあります。2DINはダッシュボード中に取りつけるタイプですが、ポータブルタイプは気軽に取り外しが可能です。ダッシュボードの上に取りつけて使うことになるため、持ち運びができ、自転車やバイク・散歩などでも活用できるのが大きな特徴でしょう。取り外しが可能なタイプは車上荒らしによる被害を妨げられるのも大きなメリットです。

1-3.幅広く活用できるカーナビ機能

カーナビは道を正確に案内することだけではありません。Bluetooth機能でスマホと連携する機能が増えてきており、道案内のほかスマホの中に入っている音楽が再生できたり、ハンズフリーの通話機能を使ったりすることができます。また、バックカメラと接続して車の後方の映像を画面に表示しバック操作を安全に行うことも可能です。さまざまな使い方ができるのも、最近のカーナビの特徴と言えるでしょう。

1-4.主な種類は一体型(2DIN)・ポータブル・インダッシュモニター

カーナビの主な種類は、一体型・ポータブル・インダッシュモニターと3つの設置タイプに分けることができます。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • 一体型:カーナビ本体・モニター・AV機能が一体になり、ダッシュボードの中に取りつけるタイプ。高さ10×幅18cmのスペースが必要となる
  • ポータブル:ダッシュボードの上に吸盤などで取りつけるタイプ。持ち運びが可能でサイクリングや散歩にも使える
  • インダッシュモニター:ダッシュボードに1DIN分のスペースしかない車種に適したタイプ。ダッシュボードに収集可能なモニターを、本体は別途でシートの下などに設置する

2.カーナビを選ぶポイントは?

カーナビの選ぶ主なポイント4つを紹介します。

2-1.地図を記録するメディアで選ぶ

カーナビを選ぶ際は、種類を含め、地図を記録するために必要なメディアをチェックしてください。地図データを記録するメディアは、HDDタイプ・メモリータイプ・SSDタイプの3種類があります。現在、主流になっているのはメモリータイプで、機会的に動作するパーツがないので衝撃に強い点が特徴です。HDDタイプは高性能モデルの一部に搭載されており、大容量のデータが保存できます。SSDタイプはノートパソコンに搭載されていることが多く、起動やデータの読み書きが速い点が特徴です。

2-2.画面の仕様で選ぶ

大きい画面ほど見やすく、小さい画面ほど見えづらくなるので、画面の仕様もしっかりチェックしておきましょう。設置後に運転の妨げにならない大きさを選ぶことが大切です。画面サイズは7~8型が一般的ですが、設置しやすく運転の妨げにならないコンパクトサイズも多く展開されています。また、ほとんどの製品がタッチして操作できるタッチパネル搭載です。リモコンやボタンを利用する製品もありますが、使いやすいのはタッチパネルのほうでしょう。

2-3.機能と装備を考慮する

カーナビにはさまざまな機能と装備がついているので、用途に合ったものを選ぶのがポイントです。たとえば、高速道路を頻繁に利用する方は、本線やサービスエリアなどか一般道路へ入るため、ETC専用のインターチェンジがルート検索できる「スマートIC考慮検索」が最適でしょう。ハイレゾ音源を自動車で楽しみたい方はハイレゾ機能、音楽CDやDVDビデオを楽しみたい方は光学ドライブを搭載されているモデルをチェックしてください。自分がカーナビに何を求めているのか、用途を明確にすることが大切です。

2-4.メーカー別の特徴を知る

カーナビの選び方は、メーカーによる違いを把握することも大切なポイントです。カーナビの主なメーカーには、パナソニック・パイオニア・イクリプス・アルパイン・ケンウッド・ユピテル・クラリオン・三菱電機などがあります。それぞれの特徴を以下にまとめました。

  • パナソニック:BDビデオやハイレゾが楽しめるシリーズが豊富
  • パイオニア:簡単に操作ができる「楽ナビ」シリーズが人気
  • イクリプス:快適な操作性が可能な表示画面が特徴
  • アルパイン:高精細と大画面を誇る車種専用のカーナビが人気
  • ケンウッド:高速レスポンスの「彩速」シリーズと鮮やかな高画質が魅力
  • ユピテル:マップル地図帳ベースの見やすい地図が特徴
  • クラリオン:画期的な操作性と言われている「Quad View」対応機種が人気
  • 三菱電機:速・音・美の3点を兼ね備えたシリーズが人気

3.おすすめのカーナビ10選

ここでは、おすすめのカーナビを10選紹介します。

3-1.パイオニア「AVIC-RZ301」

タッチパネルでナビ操作が分かりやすく、初心者でも簡単に扱えると好評です。ワイドVGAモニターをディスプレイとして搭載しているため、マップや映像を高画質で色鮮やかに表示できます。また、パイオニア独自の渋滞予測システムによって、距離ではなく時間を優先したルートを提案してくれるのが最大の特徴です。
参考価格:約38,000円~

3-2.パイオニア「サイバーナビ AVIC CZ901」

Bluetooth機能が搭載されているサイバーナビAVIC CZ901は、サイバーナビ史上最強の高速レスポンスだと言われています。交差点や高速道路など走行スピードが速い場所や複雑な動きでも、素早く画面に道順を表示してくれるので安心です。また、リアセパレートモードを搭載しているため、前席と後席で別々の音楽と映像を楽しむことができます。
参考価格:約93,000円~

3-3.パナソニック「ストラーダ CN-RE04D」

直感的に操作できる画面表示なので、機械に弱い方でも安心して使うことができます。充実した道路情報・CDとDVD対応・テレビ鑑賞などあらゆる機能が搭載されており、たくさんの曲を録音して車内で聞くことができるでしょう。さらに、逆走検知警告つきなので高齢者による運転での逆走を防止してくれます。
参考価格:約57,000円~

3-4.パナソニック「ゴリラ CN-G1200VD」

事故が多い場所を知らせてくれるので安全運転をサポートしてくれるのはもちろんのこと、交通情報サービス「VICS WIDE」搭載により、渋滞回避ルートを案内してくれるのが最大の魅力です。渋滞を事前に回避し、ストレスなく目的地にたどり着くことができるでしょう。さらに、マップが無料で更新できるため、新しい道路ができても対応可能です。優秀なポータブルカーナビを探している方におすすめします。
参考価格:約58,000円~

3-5.ケンウッド「彩速ナビ MDV-M705W」

地デジTVチューナーの品質が抜群だと言われているカーナビで、電波が弱いところでもクリアな映像を楽しむことができます。搭載されている6軸慣性センサーは、傾いた路面でも高精度で即位できる優秀な機能です。よって、山道や立体駐車場など不安定な場所でも位置精度がアップします。音楽配信アプリにも対応しているため、幅広い音楽が聴き放題です。
参考価格:約67,000円~

3-6.TDP「ポータブルカーナビ」

とにかく価格が安いカーナビを探している方におすすめしたいのが、TDPのポータブルカーナビです。約8,000円~からという手頃な価格ですが、タッチパネルで簡単操作が可能、オービス警告表示機能が搭載されているので速度違反も防止できます。また、マイクロSDカードにも対応しているため、保存されている映像・音楽・写真も楽しむことができるでしょう。
参考価格:約8,000円~

3-7.ユピテル「ワンセグ内蔵 YPB618si」

通常よりもコンパクトな画面サイズのカーナビですが、さまざまな機能が搭載されています。たとえば、トンネルモードはGPSが届かないトンネル内でも仮装走行を表示し運転をサポートしてくれるのです。オービスや取締無線などもリアルタイムに取得できるため、速度制限に注意できます。
参考価格:約13,000円~

3-8.ユピテル「MOGGY YPB744」

震災時の危険箇所や給水場・災害拠点病院などの情報が確認できる震災支援モードが搭載されているカーナビです。いざというときのために、震災支援モードがついていると安心できます。また、登録すればタイムズクラブのロードサービスが利用できるので、事故やバッテリーが上がったときでも安心です。本体デザインも非常におしゃれで高級車でもなじめると人気があります。
参考価格:約10,000円~

3-9.Speeder「ポータブルカーナビ」

Speederのポータブルカーナビは、1度検索した場所を自動的に100件まで保存できます。再検索する手間を省くことができ、全国の法人電話番号が約640万件も検索可能です。ビジネスで営業まわりを頻繁に行う方や社用車のカーナビとしては抜群の機能と言えるでしょう。
参考価格:約8,800円~

3-10.イクリプス「AVN-R8W」

より高性能のカーナビを使いたい方におすすめです。高性能CPUが搭載されているので、動画を再生しながらでもナビ操作ができます。また、高速道路のレーン変更や分岐など迷いやすい場所でも的確に案内、マップはWi-Fi経由で自動更新されるので安心です。最新の商業施設にもすぐに対応できます。
参考価格:約60,000円~

4.不要になったカーナビを処分する方法

要らなくなったカーナビの処分方法をいくつか紹介します。

4-1.小型家電リサイクル法に基づいて自治体回収で捨てる

カーナビは小型家電リサイクル法の対象品目となっているため、自治体の中にはゴミ捨て場ではなく、小型家電改修ボックスに投かんする形で処分することになります。法律に基づいて処分しなければならないのか、自治体のホームページ等で確認してください。法律に基づいていない自治体の場合は、不燃ゴミや粗大ゴミとして処分することも可能です。なお、小型家電回収ボックスは公共施設や家電量販店などに設置されています。

4-2.販売店に回収してもらう

買い替える場合は、販売店に回収してもらう方法があります。カーナビの回収を行っている場所は、カー用品店やホームセンターなどです。カー用品店の中には、取り外しなどもやってもらえる可能性があります。発売されてから経過していない新モデルの場合、下取りしてもらえる可能性もあるでしょう。ただし、引き取りの場合は300~700円ほどの処分費用がかかります。

4-3.不用品回収業者に依頼する

カーナビ以外にも処分したい不用品があれば、まとめて回収依頼ができる不用品回収業者がおすすめです。大量の不用品でもまとめて依頼でき、買取サービスを行っている業者に依頼すれば買取と回収が同時に利用できます。1点ずつ処分するよりもまとめて処分したほうが費用節約につながるのでおすすめです。

5.カーナビの選び方に関してよくある質問

カーナビの選び方に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.1DINと2DINの違いは?
A.大きな違いは、外寸サイズです。1DINは高さ5×幅18cm、2DINはその倍となっています。DINはドイツ規格協会が定める工業規格で、車のダッシュボードに設置するカーナビやオーディオ機器の外寸サイズとして一般的に採用されている規格です。

Q.市販品よりもメーカー純正のカーナビのほうがいいの?
A.どちらでも使用可能ですが、高級車や欧州車の中にはDIN規格を採用せずオリジナルサイズのカーナビを配置した車があるので注意が必要です。オリジナルサイズの場合は、市販品と交換できなかったり、純正品を取り外すことができなかったりするケースがあります。

Q.音声認識の大きなメリットは?
A.ハンドルから手を離さずに操作できることです。音声でカーナビを操作することができるため、画面をタッチする必要がなく、行き先を声に出すだけで道順が検索できます。運転中に通話する場合は、ハンズフリー通話機能を搭載しているカーナビを選ぶといいでしょう。

Q.VICS機能とは?
A.渋滞や交通規制などの交通情報をFM多重放送で受信しカーナビに表示してくれるシステムのことです。VICN機能が搭載されているカーナビは、到着時間をより正確に予測でき、渋滞が回避できるメリットがあります。2015年からは伝送容量が2倍に拡大したVICS WIDEがスタートしました。

Q.ドライブレコーダーと連携するメリットは?
A.カーナビ側でドライブレコーダーの録画操作ができることです。ドライブレコーダーの映像が操作できるようになれば、どの場所で撮ったのかすぐに判明します。最近は、あおり運転によるトラブルが続出していることもあり、ドライブレコーダーと連携できるカーナビが人気です。

まとめ

カーナビの選び方は、設置タイプ・記録メディア・画面の仕様・機能や設備などさまざまなポイントがあります。まずは、用途をハッキリと明確にした上で、メーカー別の特徴も比較し、どんなカーナビがあるか確認するといいでしょう。用途がハッキリしておけば、どんな機能が必要なのか分かりやすくなります。慌てず購入するよりも時間をかけて考えることで、自分に合ったカーナビが選択できるのです。また、要らなくなったカーナビは買取・不用品回収といった方法で処分できます。