椅子の選び方を知りたい! シチュエーション別のポイントを解説!

「そろそろ椅子を買い替えたいので、選び方のポイントを知りたい」とお考えではありませんか? 椅子を買い替えたくても、どんなポイントをチェックすべきか、どんな点に注意して購入すべきかよく分からないものです。実は、使用目的によっても選び方のポイントが異なります。せっかく購入するのなら、満足度の高いものを選びたいですよね。そのためにも、選び方のコツや注意点を知っておく必要があります。

そこで今回は、椅子の選び方について詳しく解説しましょう。

  1. 椅子の選び方が重要な理由
  2. 椅子の選び方で押さえるべきポイント
  3. シチュエーション別におすすめ商品を紹介
  4. 椅子を購入する際の注意点
  5. 椅子の選び方に関するよくある質問

の記事を読むことで、椅子を選ぶコツがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.椅子の選び方が重要な理由

最初に、椅子の選び方がなぜ重要なのか見ていきましょう。

1-1.腰痛などの原因になる

椅子選びを間違えると、腰痛の原因になります。体に合わない椅子に座ったり、無理な姿勢で座ったりすると、腰に大きな負担がかかるからです。また、骨盤がゆがんで内臓が圧迫されると、消化不良や腹痛・便秘などの原因になることもあります。特に女性は、冷えやむくみがひどくなりやすいので注意してください。体のためにも、椅子選びを軽く見てはいけないのです。

1-2.集中力に大きく影響する

椅子が使用目的や体に合っていると、集中力が高まって仕事や勉強がはかどります。仕事の成果が出ずに悩んでいた人が、椅子を交換した途端に業績が右肩上がりになった例もあるほどです。合わない椅子を使い続けると、気が散ったり体に大きな負担がかかったりします。仕事できちんと成果を上げるためにも、合わない椅子は速やかに買い替えるとよいでしょう。

1-3.ストレスがたまりやすい

体に合わない椅子は、ストレスがたまりやすくなります。主な理由は、無意識にバランスを取ろうとして心身に負担がかかるからです。椅子に座っていると何となくイライラする、すぐに立ち上がりたくなるといった人は、椅子が合っていない可能性があります。日常生活に無駄なストレスを持ち込まないためにも、椅子を交換しましょう。

2.椅子の選び方で押さえるべきポイント

椅子の選び方で押さえるべきポイントを詳しく見ていきましょう。

2-1.使用目的に適した種類か

椅子を選ぶときは、使用目的に適した種類であることが大切です。たとえば、仕事用・学習用・ゲーム用など、使用目的によっても適する椅子が異なります。使用目的に合わない椅子を選んでしまうと、集中できずに作業効率が上がらない、リラックスできないなどの原因になるからです。

2-2.座り心地がよいか

椅子を選ぶときに、座り心地のよさは重要なポイントになります。座り心地を確認するときは、特に腰回りの安定感に注目してみてください。座ったときに体圧分散が優れているものは、腰に負担がかかりにくくて楽です。なお、座り心地を確認するときは、なるべく数分程度は座り続けてみることをおすすめします。最初はよいと思っても、時間がたつにつれて体が痛くなってくることがあるので注意しましょう。

2-3.体のサイズに合うか

体のサイズに合うことも、椅子選びの大切なポイントです。たとえば、背が高くて脚が長い人なら、座面が高いことが必要になります。体格がよい人は、ゆったりと腰かけられるサイズの座面が必要になるでしょう。いずれの場合でも、正しい姿勢で椅子に座ったときに足裏が床にピッタリ付き、体のどこにも負担がかからないのが理想的な椅子といえます。

2-4.ランバーサポート・アームレスト・ヘッドレストがあるか

椅子を選ぶときにチェックしたいのが、ランバーサポート・アームレスト・ヘッドレストの有無です。いずれも、体の負担を軽減してくれるパーツになります。たとえば、椅子に座ったまま背筋を伸ばしたり休憩したりするときにあると便利です。特に、長時間椅子に座り続ける人にとっては、重要なポイントといえるでしょう。

2-5.そのほかの機能はどうか

そのほかの機能についてもチェックしておきましょう。たとえば、以下のような機能の有無を確認し、必要かどうか考えてみてください。

  • メッシュ素材の背もたれ:夏場でも蒸れにくいので快適に使用できる
  • キャスター機能:椅子の移動が楽になる
  • 座面の高さ調整機能:ちょうどいい高さに座面を調整できる
  • アームレストの昇降機能:アームレストの位置を適切な高さに調整できる

2-6.机との相性はよいか

椅子と机をセットで使用する場合は、机との相性も考える必要があります。椅子単体では問題なくても、机とセットで使用すると使いづらいことがあるからです。たとえば、アームレスト付きの椅子は、アームレストが邪魔になって机に収納できないことがあります。また、椅子の高さが調整できないケースでは、机が低過ぎたり高過ぎたりすると使いづらいでしょう。場合によっては、椅子と同時に机を買い替えることも考えてみてください。

2-7.価格は予算内か

価格が予算内で収まることも、外すことができないポイントです。いくら気に入った椅子でも、予算を大幅にオーバーするようでは困ります。もちろん、予算をオーバーしても納得できるのなら、購入を決めて構いません。しかし、予算が厳しいのなら、予算内もしくは予算に近い価格で同等レベルの椅子がないか、もう一度探してみることをおすすめします。

3.シチュエーション別の選び方とおすすめの商品を紹介

椅子の選び方をシチュエーション別に解説します。併せておすすめの椅子をご紹介するので参考にしてください。

3-1.仕事用の椅子の選び方

仕事用の椅子の選び方やおすすめの椅子を詳しくご紹介します。

3-1-1.仕事用の椅子を選ぶポイント

仕事用の椅子を選ぶポイントは、以下を参考にしてください。長時間仕事に向かっても疲れにくく、ストレスがかからないものがおすすめです。

  • 耐久性が高い
  • 安定感がある
  • 座り心地がよい

3-1-2.仕事用の椅子におすすめの3選

仕事用におすすめの椅子を3つご紹介しましょう。

ハーマンミラー アーロンチェア リマスタード

ハーマンミラーのアーロンチェア リマスタードは、仕事用の椅子として多くの人から高い評価を得ています。人間工学に基づいて隅々までこだわり抜いて設計されているため、座り心地と安定感が抜群です。高価ですが、お金を出す価値がある椅子として長年のベストセラーになっています。

  • 実売価格:198,000~206,000円程度

エルゴヒューマン エルゴヒューマン プロ EHP-HAM

エルゴヒューマンのエルゴヒューマン プロ EHP-HAMは、デスクワークの効率化を目指し、こだわりの設計を細部まで施して究極の座り心地を追求しています。人間工学に基づいたフォルムと各種機能により、長時間座り続けても疲れを最低限に抑えることが可能です。

  • 実売価格:88,000~110,000円

イトーキ オフィスチェア サリダ YL8

イトーキのオフィスチェア サリダ YL8は、長時間デスクに向かう人におすすめです。高さ調節可能がランバーサポート、首振り5段階・高さ7段階に調節可能なヘッドレストなど、体形や姿勢・好みに合わせて細かく調整できます。シックな3色展開で、シンプルなデザインなのでオフィスシーンによくマッチすると好評です。

  • 実売価格:32,500~34,000円程度

3-2.子どもの学習用椅子の選び方

子どもの学習用に椅子を選ぶポイントやおすすめの椅子を詳しく見ていきましょう。

3-2-1.子どもの学習用に椅子を選ぶポイント

子どもの学習用に椅子を選ぶポイントは、以下を参考にしてください。

  • 安定感がある
  • 転倒しづらい
  • 座面の高さが細かく調整できる

また、実際に椅子を選ぶときは子どもの意見も参考にしましょう。子どもが気に入った椅子なら積極的に座るので、勉強しやすい環境を自然に作ることができます。

3-2-2.子どもの学習用におすすめの椅子3選

子どもの学習用におすすめの椅子には、以下のようなものがあります。

コイズミ 回転ラブリーチェア

コイズミの回転ラブリーチェアは、背中にピッタリフィットする背もたれが学習中の猫背を防止してくれます。取り外し可能な着脱ステップ付き、奥行きを11cm無段階調整可能など、成長しても長く使えると評判です。

  • 実売価格:14,300~17,000円程度

宮武製作所 プロポーションチェア キッズ

宮武製作所のプロポーションチェア キッズは、背もたれがないタイプの椅子で、背筋がピンと伸びる効果が期待できます。座ったときに前のめりにならないので猫背を予防でき、学習中の集中力を維持することが可能です。座面の高さを調整すれば、大人になるまで使うことができます。

  • 実売価格:7,000~10,000円程度

ISSEIKI キッズ フィオーレ デスクチェア

ISSEIKI キッズ フィオーレ デスクチェアは、高品質な天然木を使用し、長く愛用することを前提に作られています。座面は5段階、足置きは4段階調整できるので、子どもの成長に合わせながら使用可能です。ナチュラルなデザインで、リビングでの学習にも違和感なく溶け込みます。

  • 実売価格:17,000~19,000円程度

3-3.ゲーム用の椅子の選び方

ゲームを楽しむための椅子を選ぶポイントやおすすめの椅子をご紹介します。

3-3-1.ゲーム用に椅子を選ぶポイント

ゲーム用の椅子を選ぶポイントは、以下のとおりです。ゲームを長時間プレイしても体が疲れにくい設計のものを選ぶとよいでしょう。

  • ヘッドレスト付き
  • ランバーサポート付き
  • アームレスト付き
  • リクライニング機能付き

3-3-2.ゲーム用におすすめの椅子3選

ゲーム用におすすめの椅子を3つご紹介しましょう。

テックウインド NITRO

テックウインドのNITROは、長時間座り続けても疲労感が少なく、集中力が落ちない椅子として高い評価を得ています。快適な座り心地と高いデザイン性を両立しており、本格的にプレイしたい人にもおすすめです。耐久性も高く、長く使い続けることができます。

  • 実売価格:42,900~44,000円程度

エーケーレーシング ゲーミングチェアWolfシリーズ

エーケーレーシングのゲーミングチェアWolfシリーズは、最大180度のリクライニング機能や昇降可能なアームレストを採用し、ゆったりとした座り心地を実現しています。また、安全性と耐久性の高さも特徴で、高品質なゲーム用の椅子を探している人からも好評です。

  • 実売価格:40,400~45,000円程度

デラックスレーシングチェア フォーミュラシリーズ

デラックスレーシングチェアのフォーミュラシリーズは、リーズナブルな価格ながらも高性能さで人気です。上位モデルと同様に、人間工学に基づいた設計と機能性を持ち、ゲームに集中しても疲れにくくなっています。

  • 実売価格:28,000~30,000円程度

4.椅子を購入する際の注意点

椅子を購入する際の注意点を詳しくご紹介しましょう。

4-1.実際に座ってみて決める

椅子を購入する際は、実際に座ってみることが大切です。どんなに魅力的なデザインで高性能な椅子でも、座り心地は分かりません。ほかの人に評判がよい椅子でも、自分に合うとは限らないのです。自分の体にあった椅子を選ぶためにも、メーカーのショールームや販売店に足を運ぶのが一番でしょう。通販はネットなどで椅子を購入する場合は、返品・交換条件を確認することも重要なポイントです。たとえば、購入後一定期間内の返品や交換が可能なら、万が一座り心地などが気に入らない場合でも安心できます。

4-2.価格が安いだけで決めると後悔する

椅子を購入する際は、価格が安いだけで決めると後悔することが多いので注意してください。安価な椅子の中には、設計や組み立てが雑で座り心地が悪かったりすぐに壊れてしまったりするものが多いからです。せっかく購入してもすぐに買い替えるようでは、かえって高く付いてしまいます。価格と品質のバランスをよく考えて購入することが大切です。

4-3.信頼できる販売業者から購入する

信頼できる販売業者から購入することも重要なポイントです。実際には、以下のような条件を満たす業者を選ぶとよいでしょう。

  • 椅子の販売実績が豊富にある
  • 高品質な椅子を多数そろえている
  • スタッフの専門知識が豊富で親身になってアドバイスしてもらえる
  • リーズナブルな価格設定
  • 顧客からの評判がよい
  • 保証やアフターサービスが充実している

5.椅子の選び方に関するよくある質問

最後に、椅子の選び方に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.子どもの成長を見込んで大きな椅子を選ぶのはダメ?
A.おすすめしません。子どもの体に合わない椅子を無理やり使わせるのは、心身の成長に悪影響を与えます。また、学習効果も上がらないので、成績不振の原因になることもあるでしょう。子どもが成長した都度椅子を選び直すか、子どもの体に合わせて高さなどを細かく調整できる椅子を選ぶことをおすすめします。

Q.オットマンも同時購入したほうがよい?
A.椅子の種類や使用目的によります。たとえば、椅子に座ったまま休憩したい場合は、オットマンがあると足を乗せて休めることができて便利です。しかし、椅子にリクライニング機能があるものは、オットマンがなくても十分に対応できるケースもあります。まずは、椅子だけで様子を見ながら使ってみて、状況に応じて追加購入を考えるのもおすすめです。

Q.本革製の椅子のメリット・デメリットは?
A.以下のポイントを参考にしてください。

メリット

  • 高級感がある
  • 肌ざわりに優れている
  • 使い続けるごとに風合いが出る
  • 耐久性が高い

デメリット

  • 重い
  • 手入れが大変
  • 価格が高い
  • 水や汗が付着するとカビやシミの原因になる

Q.高価な椅子を購入すれば長持ちする?
A.使い方や使用環境によります。高価な椅子であっても、乱雑な使い方をしたりきちんと手入れをしなかったりすれば、早く寿命を迎えることでしょう。

Q.好きなブランドを重視して椅子を選んでもよい?
A.構いません。ただし、好きなブランドであっても機能性や座り心地などの点をしっかりチェックしてから購入しましょう。

まとめ

今回は、椅子の選び方について詳しく解説しました。椅子は、使用目的や体のサイズに合ったものを選ぶのが基本です。使用目的や体のサイズに合っている椅子なら、疲れにくく集中力もアップすることでしょう。また、体への負担が少ないので、腰痛などに悩まずに済みます。なお、実際に椅子を選ぶときは、できるだけ座り心地を実物で試してからにすることがおすすめです。この記事を参考に、さまざまなポイントをチェックして理想の椅子を探してみてください。