ハウスダストの健康被害と3つの対処方法

ハウスダストは、健康に深刻な問題をもたらします。「避けようがないもの」と片付けてはいけません。それでは、ハウスダストにはどのような健康被害があるのでしょう。ハウスダストが発生する理由と、ハウスダストを減らす方法を含めてご説明します。

  1. ハウスダストとは
  2. ハウスダストによる健康被害
  3. ハウスダストに対処する3つの方法

1.ハウスダストとは

1-1.カビが原因になるハウスダスト

簡単に言えば、ハウスダストは「ほこり」です。ほこりの原因は数多くあります。主な原因のひとつはカビです。カビは温度や湿度が高くなると増えるため、夏に発生しがちでしょう。カビの胞子が空気中に舞い、ほこりとなります。そのため、カビが発生しやすい環境なら、ハウスダストが多くなるのです。同時に、ハウスダストを減らすためには、カビ対策が大切だと言えるでしょう。

1-2.ダニが原因となるハウスダスト

もうひとつのハウスダストの主な原因はダニです。ダニも温度や湿度が高いと多く発生します。そのため、夏場の徹底的なダニ対策は大切です。ハウスダストには生きているダニも含まれています。しかし、やっかいなのはダニの死がいやフンです。ダニの死がいやフンは、細かい粒子状のハウスダストになります。わたしたちが知らずに吸い込むこともあるのです。ですから、ハウスダストの対策には、ダニ対策も大切でしょう。

1-3.ハウスダストが生じるほかの理由

ダニとカビだけがハウスダストの理由ではありません。外気からくる土ぼこりや排ガス、花粉などもハウスダストの原因になります。また、ペットを飼っていれば、ペットの毛やフケも原因となるでしょう。布製品の表面からでる綿ぼこりなどもハウスダストの原因です。ハウスダストは一般に1ミリ以下の粒子状のものを差します。ときには、明らかに体に有害なものも含まれるのです。

2.ハウスダストによる健康被害

2-1.喘息(ぜんそく)の悪化

ハウスダストは喘息(ぜんそく)の原因や、発作がおきる原因になります。ちょうど、カビの多い部屋では喘息(ぜんそく)が悪化するのと同様に、ハウスダストが多いと喘息(ぜんそく)が悪化するのです。また、以前に改善した喘息(ぜんそく)も、ハウスダストが多い家で再発することもあります。また、乳幼児への影響にも十分注意が必要です。赤ちゃんはハイハイをして床を歩き、寝ているときも地面に近い場所にいることが多いでしょう。床にハウスダストが多いなら、赤ちゃんがやがて喘息(ぜんそく)を抱えることになりかねないのです。

2-2.アトピーやアレルギーの発生

ハウスダストはアトピーやアレルギーの原因となります。アトピーやアレルギーの原因は特定するのが難しく、さまざまな要因が関係するのも事実です。とはいえ、ハウスダストが症状を悪化することに間違いありません。アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎などには特に注意が必要です。また、アトピーはダニから強い影響を受けることがわかっています。ダニはハウスダストの主な原因となるため、アトピーの完治のためには、ハウスダストへの徹底対策を欠かすことができません。

2-3.ハウスダストによるほかの健康被害

ハウスダストは呼吸器全般に悪影響を及ぼします。特に、気管支が弱い人は、ハウスダストによって、気管支の炎症を起こしやすいでしょう。また、ハウスダストは人が動くと舞い上がり、部屋の中の空気と混ざるため、呼吸によって体内に取り込まれます。カビやダニの死がい、ダニのフンや外気からの土ぼこりなど、ハウスダストから生じる健康被害は計り知れません。そのため、しっかりした健康管理には徹底したハウスダスト対策が必要なのです。

3.ハウスダストに対処する3つの方法

3-1.空気清浄機の活用

ハウスダストの対策として空気清浄機の活用は有効です。ハウスダストは簡単に空気中に舞い上がります。空気清浄機はそのように舞い上がったハウスダストを吸い込むため、呼吸によってハウスダストを吸い込む量が減るわけです。とはいえ、通常ハウスダストは床にたまります。空気清浄機で除去できるハウスダストは、空気中に舞ったものだけであり、床に積もったハウスダストはそのまま残るのです。そのため、ハウスダストを根本から減らす対策として、空気清浄機を使うだけでは不十分でしょう。

3-2.徹底した掃除を心がけよう

ハウスダストを減らす対策としては、「ハウスダストを発生しない」ことと「ハウスダストを取り除く」ことが大切です。ハウスダストを取り除くには、徹底した掃除以外に方法はありません。ほこりは掃除機だけでは吸い取れない場合もあります。そのため、湿り気のあるモップの活用もおすすめです。カーペットにはダニが住み着きやすく、ハウスダストが増えやすい環境になります。可能なら、床をフローリングにして、定期的なモップがけをするのがよいでしょう。タンスの上や棚など、ほこりがたまりやすい場所の掃除も忘れないでください。

3-3.ハウスダストが発生しにくい部屋

カビやダニ対策をするだけでもハウスダストは大きく減少します。カビやダニを減らすには、温度と湿度への対策も必要です。とはいえ、なにより大切なのは、部屋にあるものの数を減らすことでしょう。ものが多ければ空気の流れが悪くなり、カビが発生しやすくなります。また、ものが多ければ、ダニが発生する場所も増えるのです。また、ものが多いと掃除もしにくく、徹底的な掃除をする回数も減ります。そのため、不要なものを徹底的に処分し、掃除のしやすい部屋作りを心がけるのが大切なのです。

まとめ

いかがでしたか?ハウスダストは、アレルギーやアトピーをはじめ、深刻な健康被害をもたらしかねません。徹底的な掃除でハウスダストを減らしましょう。部屋を掃除しやすくするためにも、不要なものの処分は大切です。ダニやカビが発生しないためにも、きれいな環境が必要でしょう。そのため、不要なものはまとめ、不用品回収業者に回収を依頼してください。きれいな部屋で健康的な毎日を送りましょう。