エレキギターの買取・処分を4か条で解説! リサイクルの利点とは?

エレキギター・アコースティックギター・ベースなど、楽器は思い入れの深い品物です。学生時代に友人とバンドを組んでいた方もいれば、本気で夢を追いかけていた方もいることでしょう。処分することに抵抗があるのも仕方ありません。ですが、ギターは意外とスペースを必要とします。結婚や子どもができたことで生活スタイルが変わり、処分を検討する方も多いのではないでしょうか?そうすると、ごみとして捨てたくないけど処分はしたい……となかなか決断しかねてしまいます。

そんな方はぜひ当記事を参考にしてみてください。今回はギターの処分に着目して情報を一挙にまとめてみました。

  1. ギターの代表的な種類
  2. ギターの処分について
  3. ギターの処分はリサイクル?
  4. ギターをリサイクルする場合
  5. ギターの処分に関するよくある質問
  6. まとめ

最後までお読みいただければ最適な処分方法がわかります。処分するといっても方法は捨てるだけではありません。順を追って見ていきましょう。

1.ギターの代表的な種類

ギターの処分方法に触れる前に基本を押さえていきます。すでにおわかりの方も多いでしょうが、念のため、ご自身の楽器がどの部類に入るのか見ていきましょう。

1-1.ギターの種類

1-1-1.アコースティックギター

英語ではAcoustic Guitarと書き、アコギ・生ギターなどと呼ばれるものです。6本の弦を使うのが主流で、基本的に電気を用いません。音を響かせるためにボディー内部は空洞に作られています。

  • 鉄の弦がはられたフォークギター
  • ナイロン弦がはられたクラシックギター

上記の2つもアコースティックギターのカテゴリーに入ります。アコースティックギターはピックで演奏する人もいますが、指で弦を弾(はじ)いて音を奏でる「指弾き、またはフィンガー・ピッキング」と呼ばれる奏法を取る方も多いです。弾き語りですと、この指弾きで演奏するのが主流となります。

1-1-2.エレクトリックギター

英語ではElectric Guitarと書き、エレキギター・エレキなどと呼ばれるものです。アコースティックギターと同じく基本は6本の弦を使いますが、エレキギターはピックを使って演奏し、電気を用います。

  • アコースティックギターの性能を取り込んだタイプ
  • 動力を電池にして持ち運びに特化したタイプ

などとエレキギターにはさまざまな種類があります。代表的なのは繊細な音を出せるストラトキャスター・重厚なサウンドを奏でることができるレスポールの2つでしょう。そのほか、ムスタング・テレキャスター・ジャズマスター・ES-335・ジャガーなどが有名です。

1-1-3.ベース

英語でBassと書き、低音を出す専門の弦楽器となります。ベースはコントラバスをエレキギター化したものといわれ、4本の太い弦が特徴でギターよりも1オクターブ低い音を出すことが可能です。リズムを刻む役割を担っており、バンドでは必ずといっていいほど目にします。親指・人差し指をフレットにたたきつけてパーカッションのような音を出す奏法が主流です。中にはさらに太い弦を加えて5本弦にしたより迫力のある重低音を出せるベースもあります。エレキギターと同じで種類が非常に豊富といえるでしょう。

2.ギターの処分について

この項では代表的なギターの処分方法をまとめていきます。それぞれメリット・デメリットも紹介していきますので必見です。

2-1.自治体による処分方法

エレキギターは基本的に粗大ごみの扱いとなりますが、自治体によって扱いが異なるため、ホームページあるいは直接電話して確認してみてください。自治体は処分にかんしてトラブルのない最も安全な選択肢といえます。ただ、300円前後ではあるものの料金がかかる点は肝に銘じておいてください。

  • 自治体のごみ処分センターに持ち込む
  • 回収に来てもらう

といった2種類から選ぶのが一般的で、直接持ち込む場合は処理費用をその場で支払うことになります。回収の場合は事前にコンビニ・郵便局で粗大ごみ処理券を購入して処分するギターに添付し、回収日時に玄関先・自宅敷地内の入り口付近に置けば問題ありません。

とはいえ、いずれにしろ事前予約が欠かせず、平日対応が多いのは難点でしょう。弦をはったままだと回収してもらえない場合もあるため、自治体に問い合わせて回収条件をきちんと確認しておく必要があります。

2-2.回収業者による廃棄

不用品回収業者・ギター専門の買取業者のことです。宅配・持ち込みで処分を引き受けている業者もいますが、基本は自宅まで取りに来てくれます。ギター専門店は接触不良がないかケーブルをアンプとつないで音の確認をするため、弦を外す必要はありません。不用品回収業者においても分別といった面倒な手間はないので、回収業者を利用すると処分にかんして煩わしさは非常に少ないでしょう。忙しい方にはおすすめできる方法です。

また、業者の中には買取をするところも多いため、賢く利用すれば処分費がかかるどころかお金が手に入るのもうれしい利点でしょう。引き取り手数料を数百円~千円ほど徴収する業者もいるが、近年は無料で承っているところが多いです。

3.ギターの処分はリサイクル?

代表的なギターの処分方法を前述しましたので、この項ではリサイクルに着目して書いていきます。リサイクルすることにはどんなメリットがあるのでしょうか?

3-1.ごみとして出さないメリット

エレキギターをごみとして出さないだけで環境保全につながるとご存じでしょうか? ごみを処分するには分別から焼却までコストや手間がかかり、そのぶん環境にも悪影響を与えます。ごみとして処分しない、つまり、リサイクルすることで新しいギターを作るに必要な資源の消費も防止でき、総体的に環境保全へと貢献できるわけです。また、方法にもよりますが、リサイクルするときに原則費用はかかりません。

それでは、ごみとしてギターを処分しなければ「お金はかからず」「環境にも配慮できる」という2点を念頭に置き、それぞれのリサイクル方法を見ていきましょう。

3-2.リサイクル方法

3-2-1.譲る

意外と盲点なのがこの譲るという方法です。家庭で中高生ぐらいのお子様がいると、有名なロックバンドやシンガーソングライターに影響を受けて「オレ・私、ギターほしい!」と子どもが躍起になる場合もあります。むしろ、多いです。そして、厳格な家庭を除き、親としても我が子が将来スターになるかもしれないと少なからず期待はあります。けれど、ギターは通販で買ったとしても決して安くはありません。そうした経緯のある知人・友人に不要となったエレキギターを譲ってあげれば有効活用してくれるでしょう。子どもはFコードに苦戦してギターをインテリアにしてしまう可能性もあります。けれど、青春時代の思い出として大切に扱ってくれるはずです。

3-2-2.寄付する

国境社会支援推進会「ワールドギフト」という団体は、日本で不要となった品物を途上国に寄付・リサイクルしてくれます。破損しているエレキギターは受け付けてもらえませんが、多少の汚れや落書き程度なら問題ありません。寄付すると自分の手放したエレキギターが世界に渡り、未来のミュージシャンを生む可能性が広がります。

3-2-3.リサイクルショップ

多くの方が直接店舗にエレキギターを持ち込むことになるでしょうが、宅配・出張で買取してくれるリサイクルショップもあります。ただ、楽器を扱っていないお店もあるので事前に必ず確認してください。そのほか注意点として、買取価格は楽器専門店に比べると安価になりがちです。従業員の教育が行き届いているとは限らず、中には素人同然のスタッフがマニュアルどおりに買いたたく可能性もあります。

3-2-4.楽器専門のリサイクルショップ

楽器専門のリサイクルショップ、あるいはギター・ベース・ドラムといったバンド楽器専門店が該当します。お店を選ぶ基準として、ケーブルをはじめ、弦やピックなど消耗品が店頭に並んでいるところは普段からお客さんが多く訪れているのでおすすめです。需要が多ければ商品の回転率も高く、新規のお客さんも訪れるので中古ギターも売れる傾向にあります。「持ち帰るのが面倒だから買取を拒否されたくない」または「高価買取をねらいたい」という方は参考にしてみてください。店の奥にギター等の修理工房・作業場があるようなお店は、ギターの骨格さえ残っていれば1000円ほどで買取してくれる場合があります。

3-2-5.不用品回収業者

不用品回収業者でも買取をおこなっているところが多いので要チェックです。家の中の不用品をまとめて処分したいときは特に不用品回収業者をおすすめできます。量が増えると値段が上がるように思われがちです。ところが、一緒に売ることで割引価格になることもあり、トータルしてみると街の買取店で売却したよりもお得なパターンがあります。

また、アンプやケーブルといったエレキギターの付属品もまとめて引き取ってもらえるので一気に片付き、煩わしいどころか拍子抜けするほど手間がかかりません。

3-2-6.オークション

オークションはエレキギターを高値で取り引きできる手ごろな手段となります。好きな値段を設定できるのはもちろん、付属品をセットにするなど、組み合わせは自由自在です。ただ、ギターに限らず、楽器は接触不良などのトラブルにしばしば見舞われます。そのせいで、取り引き相手とトラブルになることもあれば、いつまで経(た)ってもお金が振り込まれないといったトラブルにも遭いがちです。

  • 付属品の有無
  • 大小問わず傷はないか
  • ステッカーの粘着残りなど汚れはないか
  • エレキギターの写真がわかりやすく掲載されているか

上記は最低限の事柄ですが、オークションに募集を呼びかけるときは可能な限り情報を明記してください。返品にかかわる注意書きも添えておくとより良いでしょう。

3-2-7.ヴィンテージギターの専門店

ギターの専門店でも特にマニアに客層をしぼっているお店です。1960~1980年代に製造されたギターを多く扱っており、ギターとして演奏ができるかどうかという点より、マニアの好むギターかどうかが重要視されます。ヴィンテージギター専門の一括査定サイトもあるのでぜひ検索してみてください。著名なギタリストのモデルや価値の高いギターを処分しようとしている方は、街のリサイクルショップに出すよりヴィンテージギターの専門店に依頼する方が得策だと思います。

3-3.注意点

アコースティックギターなど電気を使わないギターは問題ありませんが、エレキギターやエレアコといったアンプにつなぐタイプはリサイクルする前に電通を確かめてください。観賞用に飾るヴィンテージギターなどを除き、楽器を買い取る・引き取る業者は音が出るか必ず確認します。査定の際に判明すると断られる、または思わぬ減額にショックを受けることもあるでしょう。

4.ギターをリサイクルする場合

最後の項ではギターをリサイクルしてくれる業者の選び方・回収方法・注意点などをまとめます。わかりやすく1から解説していきますので順を追って見ていきましょう。

4-1.買取のポイント

まずは、お持ちのエレキギターに故障箇所がない・音が出ない・付属品がないといった減額対象の要因を確認してください。ギターは使用されている木材・コーティングの状態・ピックアップ回路など査定のチェック項目が非常に多いです。そのため、専門家にしかわからない箇所を除き、一般的にわかる高額査定の条件はご自身で一通り調べておきましょう。すると、査定額に納得がいかない場合、何が減額対象なのか追及することもできます。とはいえ、上記の確認はギターに価値がある場合に限るということはいうまでもありません。たとえば、通販で購入した無名のギターは買取を断られる可能性もあります。1960年代のギブソンレスポールとなると200万円前後の価格で取り引きされるのに、無名ですと新品でも良くて数百円です。ギターは古くても希少価値が付き、同じ型式でも製造年月日によって価格は変動することがあります。念のため、買取に出すショップはどういったブランドを扱っているのか調べておきましょう。中には「フェンダージャパンは高価買取中!」といった広告が出ている場合もあります。

  • 保証書や専用のケースといった付属品をそろえておく
  • ステッカーの粘着や汚れをきれいに掃除しておく(この際に傷を確認!)
  • アンプにつないでみて音が出るか調べておく(お店でも確認するので弦ははったままで!)

最低でも上記の3点はリサイクルに出す前に確認しておきましょう。ギターのパーツを交換している場合は、純正品に戻すことも忘れてはいけません。

4-2.買取価格について

買取価格は業者によって千差万別といっても過言ではありません。古いヴィンテージタイプのギターだと思わぬ値段が付く場合もあれば、街のリサイクルショップで「500円!」と売りたたかれるケースもあります。そのため、適正価格の相場を知るためにもインターネットで調べるようにしましょう。掲示板などで質問してみるのもおすすめです。
また、よくある減額対象としてタバコの臭いが挙げられます。仮に次の使用者も喫煙者であろうとギターは体に密着させて奏でるので好まれません。

4-3.業者選びのポイント

不用品回収業者・楽器専門店など業者は問わず、可能な限り数社に見積もりを依頼してください。前述したとおりギターの価格はお店、厳密には査定するスタッフによって変わります。得をする場合もあれば大損するケースもあるというわけです。楽器には思い入れがあると思います。不当な価格で売りたたかれないために面倒臭がらないようにしましょう。また、業者がどういった楽器を扱っているのか、ということも調査に欠かせない要素です。単に楽器といっても管楽器・弦楽器・打楽器と多岐にわたります。総じて扱っているのであれば良いです。けれど、それでもやっぱり専門性に富んだお店の方が高価買取は期待できます。たとえば、魚・野菜・肉など豊富な品ぞろえが売りのスーパーより、肉屋を創業して30年という専門店の方が知識も豊富でしょう。ギターの価値を正確に見出(みいだ)してくれるお店を選ぶようにしてください。

4-4.回収方法

  1. 無料見積もりの依頼(年中無休24時間体制である業者がほとんどです)
  2. 訪問日時の決定(商品の情報をお尋ねしたあと、お客様の都合に合わせて無料見積もりの日にちを決めます)
  3. 出張見積もり(お客様のご自宅で商品の査定をします)
  4. 買取・商品搬出(査定額に納得いただけない場合はキャンセルも可能です)

上記が一般的な出張買取の流れです。業者によって「宅配買取」「持込買取」という別の買取方法を用意している場合もあり、およそホームページで詳細を知ることができます。

4-5.注意点

業者の中には、はなから正当な取り引きをするつもりのない悪徳業者が潜んでいます。買取価格にかんしていえば500円で売却したギターが翌日には5万円で店頭に並んでいることもあるでしょう(極端な例です)。ほかにも、必要な部品だけ回収してギター本体は不法投棄するケース・無料回収と伝えておきながら当日に出張料金を請求するパターンもよく耳にします。減ってきてはいるものの業者と消費者の間にトラブルはあとを絶ちません。

また、近年は中国の業者が不用品をまとめて無料回収し、片っ端から自国に流してしまう事例も頻繁に起きています。技術を取り入れる用途のほか、データ機器から情報を抽出している可能性もあるでしょう。海外に送られてしまうと日本の法律は効力を持ちません。

そういった悪徳業者に遭わないためにも、取り引きする相手はきちんと調べておきましょう。ホームページで検索して出てこなければまず怪しいです。電話番号が携帯電話でしたら十中八九住所不定の業者となります。領収書を頼むと高確率で口をにごすでしょう。

そのほか、中古品を扱う業者には所持が義務付けられている「古物商」という資格があります。所持していなければ不法ですので、上記と併せて確認してみてください。

5.ギターの処分に関するよくある質問

この項ではインターネットを介して寄せられるお問い合わせ内容をまとめてみました。ギターの処分についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

Q.無料で回収してくれるところって怪しくない?
A.前提として無料回収業者の中には優良と悪徳の2種類がいます。悪徳業者は当日になって手数料を請求してくるケースがある反面、正規の業者ですと一切問題ありません。無料回収は修理してリセール(再販)するか、分別し内部の使えるパーツをリサイクルすることで利益を上げているのです。

Q.思い入れのある品なのでなかなか手放す決断が付きません。
A.エレキギター・アコースティックギター・ベースなどの楽器はリサイクル率の高いものとなります。捨てるという考えよりも、次にだれかが使ってくれることを考えてみてはいかがでしょうか? 夢を追う中高生の年代が中古ギターを探していることもままあります。お持ちのギターに第二の生き方を与えるためにもぜひリサイクルを検討してみてください。もちろん、生涯のパートナーとして保管しておくことも1つの手です。

Q.ギターやベースなど処分する数が多いのですが、最適な処分方法はなんでしょうか?
A.自宅まで引き取りに来てくれる業者を選ぶのが得策かと思います。量が多いと事業者とみなされる可能性もありますから、自治体に依頼する場合は必ず事前に確認してください。回収業者でしたら量は問題ありません。

Q.オークションをやってみたいけど送る手間が面倒臭いです。良案はないでしょうか?
A.お住まいの地域に限って募集することもできます。インターネットで検索すると、地域に絞りこんで取り引き相手を探す専用サイトもあるので探してみてください。そのほか、自治体で譲渡の掲示板を運営している場合もあります。いずれにしろ近所でやり取りできますから、どこかで待ち合わせをして直接渡すことも可能です。

Q.一緒に遺品処理も頼めるのでしょうか?
A.はい、ギターに限らず承りますので安心してください。弊社では買取できない品物も良心的な価格でお引き受けしており、他店の見積額より高く買い取ることをお約束しております。どうぞお気軽にご相談ください。

6.まとめ

お疲れ様です。いかがでしょうか? あっという間に読み終わった方もいるかと思いますが、大切なエレキギターやベースの処分方法を見つけられましたか? ギターを処分するか迷って「……取りあえず今度で!」とすると1年、2年はあっという間に過ぎ去っていくので要注意です。心残りがある方はリサイクルで次の使い手に夢を託し、今はひとまず片付けましょう。まずは、リサイクル業者に問い合わせて買取金額を聞いてみてください。最初の一歩を踏み出すと思いのほか段取りよく進めていけるものですよ。