ガスボンベの正しい保管方法は?こんな場所に保管していませんか?

カセットコンロは場所を問わずに煮炊きができる器具として、人気があります。そして、カセットコンロの燃料がガスボンベです。冬になると、食卓で鍋を囲むためにガスボンベを使う方もいるでしょう。

そこで、今回はガスボンベの保管方法についてご紹介します。ガスボンベは一本からでも買えますが、ホームセンターなどでは6本セットで売られていることが多いです。ひと冬に一本しか使わないというご家庭も多いでしょう。

どのような保管場所に置いておけば長持ちするかということや、保管期限などについてもご紹介します。ガスボンベがご自宅にあるという方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。

  1. ガスボンベの中に入っているものは?
  2. ガスボンベの保管期限はどのくらい?
  3. ガスボンベを保管する際の注意点は?
  4. ガスボンベを始末したい場合はどうすればいいの?

1.ガスボンベの中に入っているものは?

ガスボンベの中に入っているのは、液化石油ガス(LPガス)です。原油を精製する過程でも出るガスで、空気よりも重いという特徴があります。プロパンガスもこのLPガスを使っているので、ガスボンベは超小型プロパンガスともいえるでしょう。ガスボンベを振ると水が入っているような音がします。これがガスなのです。ボンベの中にガスがなくなると、さらさらとした音に変わります。

ガスボンベの中には液化石油ガスが入っているんですね。
はい。可燃物ですから保管場所には気を配りましょう。

2.ガスボンベの保管期限はどのくらい?

ガスボンベは、ホームセンターなどでは6缶パックで売られていることが多いでしょう。しかし、6本のガスボンベを使いきるまでに時間がかかるおたくも少なくないと思います。ガスボンベは、カセットコンロの火力を全開にしてつけっぱなしにした場合、1時間程度でガス切れを起こすそうです。しかし、そのような使い方をする方はめったにいないでしょう。

ガスボンベには、基本的に消費期限はありません。LPガスは劣化しませんから、ガスボンベの保管期限は容器の耐性しだいなのです。ですから、ガスボンベは保管場所にだけ気をつければ長持ちするでしょう。

ガスボンベは長期保管が可能なんですね。
はい。ただし、容器の腐食などには気をつけましょう。

3.ガスボンベを保管する際の注意点は?

では、ガスボンベを保管する際は、どんなところに気をつければよいのでしょうか? この項では、その具体例や保管場所についてご紹介します。

3-1.こんなところでガスボンベを保管していませんか?

ガスボンベは、使う時期が限られています。ですから、ものの出し入れをあまりしないところにしまっているご家庭も多いでしょう。キッチンや洗面所に置いているという方もいるかもしれません。しかし、ガスボンベの缶は金属でできています。ですから、キッチンや洗面所など湿気が強いところは、保管場所として適しません。

また、屋外にある物置中に保存してある、という方もいるでしょう。物置は、金属製の箱。断熱材などは入っていませんから、真夏になると高温になることも多いのです。ガスボンベにとって湿気以上に怖いのが、高温。どのメーカーも、「高温になる場所で、ガスボンベを保管しないでください」と呼びかけています。

ガスボンベが高温になると、中のガスの圧力が外に向かってかかるのです。その結果、ガスボンベが爆発することもあるでしょう。ですから、直射日光の当たる物置の中に、無造作に置いておくのも危険です。さらに、気温差が激しい場所に置いておいても、缶に結露が生じます。これもまた、さびの原因になるでしょう。

3-2.ガスボンベの保管場所はどこがお勧め?

ガスボンベは、気温差が少なく直射日光の当たらない乾燥した場所に置くのが一番です。屋内の物置やクローゼットの中、キッチンの床下収納なども保管場所としてはお勧めでしょう。どうしても外の物置に保管しなければならない場合は、発泡スチロール製の箱などに入れて、温度が上がりすぎないように注意してください。また、物置に置くくらいならば、段ボールなどに入れて涼しい屋外に置いておいた方が長持ちする場合もあります。

3-3.レジャーの際は、ガスボンベの置き忘れに注意

海や山にレジャーに行く際、カセットコンロを持っていくという方も多いでしょう。その際、車にガスボンベを置きっぱなしにしないように注意してください。皆様もご存じのように、閉めきった車の中は高温になります。特に、夏の炎天下では数分もすれば、50度以上になるでしょう。そんな中にガスボンベを放置しておけば、爆発の危険があります。「また次のレジャーに使うからいいや」などと思ってはいけません。

また、ガスボンベを車で長時間持ち運ぶ場合は、クーラーボックスや保冷バッグのようなところに入れておきましょう。冷やす必要はありませんが、缶の温度が上がりすぎないように注意してください。

ガスボンベは直射日光が当たらない乾燥した場所で保管しておくことが大切なんですね。
はい。車の中に置き忘れないようにしましょう。

4.ガスボンベを処分したい場合はどうすればいいの?

古いガスボンベが出てきたが、もう使わない。少しだけガスが残ったボンベを捨てたい、などということもあるでしょう。この項では、ガスボンベの正しい処分方法をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

4-1.穴を開けない

ガスボンベにガスが残ったままゴミ捨て場に捨てると、収集車の中で爆発するかもしれません。ですから、ガスボンベに残ったガスは、残らず放出させましょう。しかし、缶に穴を開けてはいけません。

ガスボンベに穴を開けると、勢いよくガスが噴出します。LPガスは可燃性ですから、不用意なところで穴を開けると火災や爆発の危険があるのです。ですから、ガスは必ず口から噴出させましょう。

4-2.屋外でガスを放出する

前述したように、LPガスは空気よりも重いため、低い場所にたまる性質があります。ですから、屋内でガスを放出させると、床に近い場所にいつまでも残っているかもしれません。ガスの放出は必ず火の気のない屋外で行ってください。駐車場も、ガソリンを満載した車が止まっているのでガスを放出させてはいけません。ガスを放出させるには、コンクリートなどの固い地面に噴出口を押し付けます。そうすれば、ガスが出ていくでしょう。満タンの場合でも5分くらいあればガスは出ていきます。

缶を振ってみて、水音がしなくなれば空っぽになった証拠です。後は、自治体の決まりにそってゴミに出してください。ガスボンベはさびや腐食が進むほど、処分が大変になります。ですから、不要になったガスボンベは、できるだけ早く始末してください。ほんの少しだけガスが残っているという場合は、カセットコンロにセットして、お湯を沸かしてもいいですね。最も安全なガスの処分方法でしょう。

穴を開けてはいけないんですね。
はい。必ず噴出口から放出させて捨ててください。

おわりに

今回は、ガスボンベの正しい保管方法についてご紹介しました。ガスボンベは、ホームセンターやスーパーで手軽に手に入ります。ですから、あまり危険なものである、という意識がない方も多いでしょう。しかし、大きさは違えども、プロパンガスと同じものです。不用意な場所に保管しないように気をつけてください。

もし、長年保管していたボンベが劣化しガスがもれだしたら、すぐに換気をしましょう。LPガスは独特の臭いがついています。ですから、ガス漏れが起きればすぐにわかるでしょう。ガス警報器が作動するかもしれません。可能ならば、扇風機などを使ってガスを外に追い出しましょう。

また、カセットコンロを使う場合は、ボンベの部分に調理器具を乗せてはいけません。使用中もガスボンベが熱くなれば爆発の危険があります。鉄板など大きな調理器具は要注意です。