トラブルを事前に防ごう! 生前整理しておきたいデジタル遺品とは?


自分の死後を考えて生前整理を行う人が増えています。その中には、デジタルの遺品整理も含まれるのです。デジタル遺品は整理しておかないとトラブルが発生します。そうなる前に確認しておきましょう。
この記事では、デジタル遺品についてまとめました。

  1. 生前生理の必要性
  2. デジタル遺品とは
  3. デジタル遺品を整理する方法
  4. デジタル遺品のトラブル
  5. まとめ

1.生前生理の必要性

最近では「生前整理」を行う人が多くなっています。ですが、この生前整理という言葉を始めて聞く人も多いでしょう。そこで、生前整理についてまとめました。

1-1.家族のために行う整理

生前整理とは、自分がこの世から消える前に行う整理のことです。自分の周りにある服や収集品、本などを整理しておきます。特に、家族に分かりやすい遺品を整理するのが目的です。自分のためよりも残される家族のために行うのが「生前整理」となります。

1-2.老いる前にしておく

生前整理が注目されるのは、現代の少子高齢化が背景にあるのです。
現代では、親元を離れて別居する家庭が多くなっています。また、子供が少なくなっているので親と一緒に過ごす人も減っているのが現実です。自分が年老いたときには、一軒家やマンションの一室に1人で過ごすことにもなります。そのため、自分が体力・判断力があるときに整理するのが主流となっているのです。
体力がないと整理が難しくなります。また、年齢を重ねると執着心が強くなって捨てる判断も難しくなるのです。さらに、判断力が無くなると貴重品を捨てる可能性が高くなるので注意しましょう。

1-3.生前整理で扱うもの

生前整理では、家族に迷惑を掛けないように整理します。自分が持っているものから整理をしましょう。
押し入れや本棚、倉庫、収納ボックスなど自分がものを詰め込んでいる場所から整理します。ものを減らすことを意識しながら整理すれば大丈夫です。コレクションしていたものがあれば整理しておきましょう。価値あるものでも家族にはわからないこともあります。
大事なのは、自分のものだけでなく家や土地など財産にかんするもの。財産にかんする書類なども整理するようにしましょう。名義や相続先だけでなくローンなども確認します。
確認したあとは、遺書にまとめるのがおすすめです。法的な文章にしておけば二度手間になりません。

2.デジタル遺品とは

自分のものを片付ける生前整理。その中には「デジタル遺品」も含まれます。そのデジタル遺品について紹介しましょう。

2-1.デジタル遺品とは

現代では急速に電子化が進んでいます。パソコンやスマートフォンを使っている人が大半です。その端末には、メールやメモなどたくさんの個人情報が詰まっています。それだけでなく、インターネットで調べた情報やクレジットカード、口座情報も入っている人も多いです。
パソコンなどに詰まっているデータは、本人がいなくなると開示が難しくなります。しかも、放っておくと第三者からハッキングされて情報を盗まれる可能性もあるのです。パソコンなどに詰まっている個人データを「デジタル遺品」と言います。

2-2.デジタル遺品の種類

では、デジタル遺品にはどのようなものがあるのでしょうか。
まず、資産価値のあるものが含まれます。インターネットバンキングの口座や株券など、資産価値があるものです。これらは金銭が絡むため遺産扱いとなります。資産価値の情報があるものは、遺産相続が終わったあとに判明することが多いです。そのため、後々になって火種になるので注意しましょう。
また、株で生じた損なども遺産として相続することになります。家族に負債を背負わせないように処理しておきましょう。
SNSやブログの記録もデジタル遺品に含まれるのです。ブログなど多数の人とつながっていれば事情を説明して閉じましょう。もしくは、家族に亡くなったあとの処理方法について説明しておく必要があります。
ほかには、写真や文章、イラストもデジタル遺品です。趣味で集めた写真やイラストなど残したいものは保存しておきましょう。反対に、家族が見て不快になる写真やイラスト、文章があれば削除しておくことをおすすめします。
さらに、ゲームアカウントなどもデジタル遺産に含まれるもの。インターネットゲームやアプリゲームが含まれます。このアカウントも整理しておきましょう。
データの中にはレアデータもあって売買も可能です。家族の人が勝手に消して金銭問題につながらないようにしましょう。

3.デジタル遺品を整理する方法

デジタルデータは、きちんと整理しておくのが重要です。この項目にてチェックしておきましょう。

3-1.解除できるサービスは解除しておく

デジタル遺品は、できるだけ自分でサービス解除をしておきます。自分が使っていないインターネットサービスは、家族でも使いづらいものです。サービスを解除してもいいものは解除しておきましょう。
特に、ゲームなど不用なものは早めに解除しておくことをおすすめします。ゲームの課金などが勝手に引き落とされる場合は、しっかりと処理しておきましょう。
また、インターネットバンクや株券などの処理はやっておくべきです。株券は、放っておくと負債になることも多いので注意が必要となります。さらに、ゲームの売れるアイテムがあれば売っておきましょう。
ほかには、自分で使っているSNSサイトなど使わないものは解除しておきます。家族が見て恥ずかしい内容であれば早めに解除することをおすすめです。

3-2.パスワードをわかる形に残しておく

インターネットバンクや株券を家族に残したいときは、パスワードなどを分かる形で残しておきましょう。パスワードがないと遺産相続のときに困ります。
パスワードと共に、各サイトやインターネットバンクの使い方は記録しておきましょう。使い方がわからないと家族も困るものです。

3-3.家族に自分が亡くなった後の処理方法を頼む

自分が最後まで使うデータにかんしては、家族に後処理を頼むことになります。どのデータをどのように扱ってほしいのか頼んでおきましょう。
また、自分の代わりにサイト管理をしてほしいときは、その旨も伝えておきます。頼むだけでなく使用方法も残しておきましょう。

4.デジタル遺品のトラブル

4-1.家族が見たくないデータが残る可能性がある

パソコンやスマートフォンの中には、家族が見たくないデータもあります。そのようなデータが元で家族が悲しむことがあるのです。自分としては伝えたいことでも家族にはつらい情報に映ることがあります。
自分が残したいデータがどのような影響を起こすのか考えましょう。トラブルが起きそうなデータは、事前に処分しておくことをおすすめします。

4-2.パスワードがわからず解除できない

家族間でもブログやインターネット上のパスワードは、ほぼ教え合わないでしょう。それらブログやインターネット上のパスワードがないと解除の手続きなどが面倒です。また、インターネットバンクやクレジットカードの個人情報が解除できないのは問題になります。
事前にパスワードなどは整理して伝えておきましょう。また、解除できるものは自分で解除しておきます。

5.まとめ

いかがでしたか? この記事では、デジタル遺品についてまとめました。
デジタル遺品とは、インターネット上に残るブログや写真、インターネットバンクのパスワードなどを指します。これらデジタル遺品は、生前整理において処理しておくのがおすすめです。パスワードなどは整理しておかないと家族も困ります。
また、写真や文章など家族が見て不快になる場合があるものです。自分が亡くなった後、家族が傷つかないようにデジタルデータも整理しておきましょう。