不要になったデジカメは売却処分可能? 売却の条件や廃棄処分の方法を解説

デジタルカメラ(デジカメ)は、お手ごろなものから高価なものまで、さまざまな種類があります。用途に合わせて複数のカメラを使い分けている人も多いことでしょう。また、デジカメは毎年のように新製品が発売されるので、定期的に新しいものに買い替える人もいると思います。その一方で、「不要になったデジカメの処分に悩んでいる」という人もいるでしょう。
今回は、デジカメの処分方法を紹介します。

  1. デジカメの処分方法
  2. デジカメを廃棄処分する方法
  3. デジカメを下取りしてもらう方法
  4. デジカメを売却する方法
  5. 不用品回収業者を利用する方法
  6. デジカメの処分に関するよくある質問

この記事を読めば、デジカメの処分方法に悩むことはありません。不要になったデジカメの処分方法を探している人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.デジカメの処分方法

デジカメの処分方法には、下取り・売却・廃棄処分の3種類があります。下取りとは、家電量販店等で新しいデジカメを買う際、古いデジカメを買い取ってもらい、販売価格から引いてもらう方法です。下取り対象のデジカメを持っている場合は、お得に新しいカメラを買うことができるでしょう。
売却とは、リサイクルショップ等に買い取ってもらうことです。製造年度が新しく使用感が少なく、高価なデジカメほど高値がつきやすいでしょう。
廃棄処分とは、ゴミやリサイクル品として自治体等に回収してもらうことです。10年以上使用したもの、壊れたもの、不具合があるものは廃棄処分が妥当でしょう。次の項から、それぞれの方法を詳しく説明していきます。

デジカメの処分方法は複数あるんですね。
はい。よく考えて処分方法を決めましょう。

2.デジカメを廃棄処分する方法

この項では、デジカメを廃棄処分する方法を解説します。

2-1.自治体にゴミとして回収してもらう方法

デジカメは、自治体でゴミとして回収してもらうことができます。何ゴミに当たるかは、自治体ごとに異なるので、まずは自治体のホームページを確認してください。なお、デジカメに使われている充電式電池はリサイクルができるため、家電量販店等で回収しています。充電式電池を回収している店舗はJBRCのホームページに記載されているので、確認してみてください。

2-2.小型家電リサイクル法に沿って処分する方法

小型家電リサイクル法とは、小型家電をメーカーに代わって自治体や家電量販店が回収しリサイクルすることで限られた資源を有効に使おう、という目的で制定された法律です。自治体や家電量販店のホームページを確認すれば、小型家電リサイクル法を実施しているかどうか分かります。自治体で小型家電を回収している場合は、公共施設に回収ボックスが設置していることが多いでしょう。家電量販店の場合は、店頭で回収していることが一般的です。小型家電は、自治体や家電量販店によって回収している品目が異なります。なお、小型家電リサイクル法に沿ってデジカメを処分したい場合は、回収品目の中にデジカメがあるか確認しておきましょう。処分料は基本的にかかりません。

2-3.デジカメを廃棄処分する前にやっておくこと

デジカメを廃棄処分する前に、必ずメモリーカードを取り外しましょう。メモリーカードを入れたまま処分するのは、個人情報が流出し、悪用される可能性があるので危険です。また、デジカメ本体にも写真が記録されていることもあります。取扱説明書を読み、必ず初期化(フォーマット)を行いましょう。生年月日や住所など個人情報を登録してある場合も、同様に消去してください。

小型家電リサイクル法に沿って処分する方法もあるんですね。
はい。どんな方法で処分するにしろ、メモリーは削除しておきましょう。

3.デジカメを下取りしてもらう方法

デジカメを下取りしている店は、ホームページにその旨と下取りできる機種・条件が記載されているので、必ず確認してから店舗に持ちこみましょう。下取り可能な機種でも、査定の結果下取り不可ということもあります。また、最近は通販でも「お持ちのデジカメを下取りします」というところもあるので、利用してみてもいいでしょう。

家電量販店などのwebサイトを確認すれば、下取り可能なデジカメが分かるんですね。
はい。まずは確認してみましょう。

4.デジカメを売却する方法

この項では、デジカメを売却する方法や高値がつきやすいデジカメを紹介します。

4-1.売却できるデジカメとは?

売却できるデジカメは、以下のようなものです。

  • 発売されて10年以内のデジカメ(製造年が新しいほうが高値がつきやすい)
  • 一眼レフ・ミラーレス一眼など元値が高いデジカメ
  • 使用頻度が少なく、きれいなデジカメ
  • キャノンやオリンパスなど有名メーカーのデジカメ
  • 価格.comなどのサイトで人気のデジカメ

なお、デジカメは製造年が古いほど価値がなくなっていきます。不要になったらすぐに売却することがポイントです。また、レンズも買い取ってもらえます。

4-2.デジカメを買い取っているところ

デジカメは、カメラ店や家電量販店・リサイクルショップ等で買取を行っています。まずはホームページをチェックしてみましょう。店舗によっては、買取を強化している機種やメーカーをホームページに記載しているところもあります。また、店舗持ちこみだけでなく、宅配便で商品を郵送してもらい査定をするところもあるので利用してみてもいいでしょう。ただし、宅配査定は送料等をしっかりと確認してから利用してください。本体がきれいで、外箱や説明書など付属品がそろっているものほど高値がつきやすいでしょう。

4-3.壊れたデジカメの買取について

一部の業者では、壊れたデジカメの買取を行っているところもあります。価格は数百円~高くて数千円ですが、「捨てるのはどうしても抵抗がある」という場合は、利用してみてもいいでしょう。ただし、値段がつかない製品もあります。

4-4.インターネットオークションなどを利用する方法

インターネットオークションやフリマサイトでも、デジカメはよく取り引きされています。オークションやフリマサイトならば、リサイクルショップでは値段がつかなかったデジカメでも、落札者や引き取り手が出ることもあるでしょう。ただし、確実に落札者・買い手が出るとは限りません。こん包、郵送の手間もかかります。時間に余裕があるときに行いましょう。
出品する際には、メーカー・製造年・状態を詳しく記載し、多方向から撮影した写真を添付すれば、入札を考えている人も安心です。また、遠方に住んでいる人が落札した場合を考え、郵送方法を確認しておきましょう。落札者や買い手が出たら、早めにこん包・郵送を行ってください。

デジカメを売却する方法は複数あるんですね。
はい。比較して選んでもいいでしょう。

5.不用品回収業者を利用する方法

この項では、不用品回収業者を利用する方法について解説します。

5-1.不用品回収業者を利用したほうがよいケースとは?

デジカメ以外にも不用品がたくさんあり、一度に処分したいという場合は不用品回収業者を利用すると便利です。特に、大型の家具や家電を事情があってすぐに処分したいというときや、不用品が重すぎ持ち運べないというときは、不用品回収業者の出張回収を利用してみましょう。

5-2.不用品回収業者の料金

不用品回収の料金は、不用品の種類や量によって異なります。優良な業者ならば、正確な見積書を作成してくれるでしょう。逆に、理由をつけて見積書を作成しない業者は利用しないほうがいいですね。

5-3.業者の選び方

不用品回収業者はたくさんあります。インターネットを利用すれば、最寄りの業者がすぐに見つかるでしょう。口コミサイトなども参考になります。

不用品回収業者を選んだ方がいいケースもあるんですね。
はい。不用品がたくさんあって一度に処分したい場合はおすすめです。

6.デジカメの処分に関するよくある質問

Q.デジカメは、まとめて売ったほうが高値がつきやすいでしょうか?
A.まとめて売ったほうが業者によっては多少の色をつけてくれるところもあります。

Q.フィルムカメラは、もう売却することは不可能ですか?
A.いいえ。フィルムカメラもまだ愛好家が多く、状態がよいものは売却できます。

Q.デジカメの充電式電池だけ、売却することはできるでしょうか?
A.基本的にできません。

Q.デジカメはメーカーが回収していますか?
A.いいえ。回収はしていません。

Q.デジカメにアンティーク的な価値はつかないのでしょうか?
A.まだデジカメにアンティーク的な価値はついていません。

おわりに

今回は、デジカメの処分方法についていろいろと解説しました。デジカメは不要になったらすぐに売却すれば、高値がつきやすいでしょう。また、小型家電リサイクル法に沿って処分すれば、資源の有効活用になります。