
パソコンの正しい梱包方法を解説! 壊れにくい梱包のコツは?
「パソコンを輸送したいが、壊れないかどうか心配」という人は多いことでしょう。パソコンは精密機械ですから、強い衝撃を与えると壊れる可能性があります。適切な梱包(こんぽう)を行うことが、パソコンを安全に輸送するコツです。
今回は、パソコンの梱包方法について解説します。
この記事を読めば、パソコンを梱包する際の注意点もよく分かるでしょう。パソコンを郵送したいと考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.パソコンを輸送するのはどんなとき?
パソコンは、以下のようなときに輸送が必要があります。
- 引っ越し
- 修理を依頼する場合
- オークションに出品したものを落札者の元へ送る場合
- 遠方のリサイクルショップに査定を依頼した
- メーカーにリサイクル目的で回収を依頼した
ノートパソコンならば、持ち運び用の専用ケースがありますが、デスクトップパソコンの場合は自分で工夫して梱包をしっかりとしないと、輸送中に壊れるかもしれません。なお、たとえ処分するための回収だとしても、輸送中に壊れないようにしっかりと梱包することが、求められます。
2.パソコンの梱包方法
この項では、パソコンの正しい梱包方法について解説します。ぜひ、参考にしてください。
2-1.梱包に必要な道具
パソコンの梱包に必要な道具は、以下のようなものです。
- エアキャップ(通称:プチプチ)のような緩衝材
- 新聞紙
- 45Lのゴミ袋
- ダンボール箱
- 紙袋
緩衝材は、ホームセンターなどで販売されています。
2-2.梱包する前にやっておくこと
パソコンを梱包する前に、内部のデータのバックアップを取りましょう。輸送中の衝撃で、データが壊れる可能性もあります。バックアップが終わったら、パソコンから周辺機器をすべて外してください。本体・液晶ディスプレイ・キーボード・マウスなどは、ずべて別々に梱包する必要があります。
2-3.緩衝材を巻く
パソコンの中でも、特に液晶ディスプレイと本体は衝撃に弱いため、エアキャップなどの緩衝材を念入りに巻きましょう。ノートパソコンの場合は、持ち運び用の専用ケースに入れるか、全体を緩衝材で包みます。緩衝材が輸送中に外れないようにガムテープなどでしっかりととめてください。キーボードやマウスなども緩衝材を巻いておけば、より安全です。
2-4.箱にパソコンを入れて新聞紙で隙間を埋める
パソコンが箱の中で動いてしまうと、輸送中にダメージを受けやすくなります。パソコンをダンボール箱に入れたら、隙間を丸めた新聞紙でふさぎましょう。箱をゆすってもパソコンが動かなくなるまで新聞紙をつめます。そうすれば、輸送中に衝撃が加わってもパソコンまで伝わりにくくなるでしょう。最後はしっかりと封をして、「精密機械」「天地無用」などのシールを貼れば完成です。
2-5.梱包材が用意できない場合の対処方法
ダンボール箱や緩衝材などの梱包材が用意できない場合、緩衝材代わりに45Lのゴミ袋を何枚も液晶ディスプレイや本体に巻きつけると、緩衝材代わりになります。また、紙袋を2重・3重にしてパソコンを入れ、隙間を新聞紙でふさいでも郵送は可能です。ただし、紙袋はダンボール箱より破れやすく衝撃を吸収する力も弱いので、可能な限り避けましょう。輸送途中で壊れるリスクが高まります。
3.梱包済みのパソコンの郵送方法について
この項では、梱包済みのパソコンの郵送方法について解説します。
3-1.引っ越しなどでパソコンを郵送する場合
前述したように、パソコンを郵送する場合は「精密機械」や「天地無用」・「水濡れ注意」のシールを貼りましょう。そうすれば、トラックに積み込む際に注意してくれます。また、クロネコヤマトには「パソコン宅急便」があり、それを利用すればより安全に輸送できるでしょう。
3-2.リサイクル品としてメーカーに回収してもらう場合
リサイクル品としてメーカーに回収してもらう場合、ダンボール箱に「リサイクルパソコン在中」と目立つように書いておくといいですね。また、「精密機械」のシールも貼っておきましょう。そうすれば、乱暴に扱われることはないはずです。
3-3.第三者に譲渡する場合などに輸送するときの注意点
パソコンを遠方の人に譲渡する場合や、リサイクルショップに査定に出す場合など、絶対輸送中に壊れて欲しくない場合は、クロネコヤマトの「パソコン宅急便」を利用するか、通販でパソコンや精密機械を輸送する専用のダンボールを購入して梱包しましょう。パソコン宅急便は、2,000円代~利用できます。パソコンを輸送する専用のダンボールは、数百円~千円代で買うことができるので、利用してみてください。一般的なダンボールを利用するより見た目もキレイです。
4.パソコンの梱包に関するよくある質問
この項では、パソコンの梱包に関するよくある質問を紹介します。
Q.ノートパソコンは、専用のケースに入れてダンボール箱に入れれば、緩衝材の必要はありませんか?
A.できれば、緩衝材を巻いておいたほうが安心です。
Q.パソコンが輸送中に壊れた際、何らかの補償はありますか?
A.宅配業者によって補償の有無や程度は異なるので、送る前に確認してください。必ずデータのバックアップは取っておきましょう。
Q.新聞紙ではなく、隙間を緩衝材でふさいでもいいですか?
A.問題ありません。ただ、新聞紙が最も安価で片づけも楽です。
Q.パソコンを送る際のダンボールを選ぶ際、注意することはありますか?
A.ダンボールの強度を確認してください。特に、デスクトップパソコンは重量があるので、耐性がないダンボールだと重みで破損する可能性もあるでしょう。
Q.引っ越しの場合、引っ越し業者にパソコンを梱包してもらうことはできますか?
A.依頼したプランによるでしょう。パッキングから全部業者にお任せプランを選択した場合、梱包を依頼することは可能です。
まとめ
今回はパソコンの梱包方法を紹介しました。パソコンは衝撃に弱いので、可能な限り衝撃が本体やディスプレイに伝わらないよう、念入りに梱包しましょう。また、万が一に備えてデータをバックアップしておくことも大切です。