コレクションの処分方法を解説! タイミングやお得に処分するコツなども

「どんなタイミングでコレクションを処分すべきか」「お得に処分する方法はないのか?」など、コレクション等の処分で悩んでいる方は多いでしょう。さまざまなコレクションアイテムがありますが、中には高額で売れるものもあります。処分方法をいくつか把握しておけば、低コストで処分が可能です。

本記事では、コレクションの処分方法やポイントについて解説します。

  1. コレクションを処分するタイミングは?
  2. 残すものと処分するものの判断基準
  3. コレクションを処分する前の確認事項
  4. コレクションを処分する方法
  5. コレクションの処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、コレクションを処分するタイミングや処分のコツなどが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.コレクションを処分するタイミングは?

まずは、コレクションを処分するタイミングをチェックしておきましょう。

1-1.「整理したい」と思ったときが絶好の機会

コツコツと集めてきたコレクションを見渡して、「整理したい」と思ったときこそが処分する絶好のタイミングです。フィギュア・人形・アニメグッズなど、人それぞれコレクションしているものがあると思います。お金をかけて集めてきたものを処分するのは勇気がいることですが、整理したい気持ちが高まっているときこそ、本当に必要なものだけを残すことができるチャンスです。整理しなければどんどんコレクションが増えていくことになるため、定期的に整理するように心がけましょう。

1-2.引っ越しや大掃除などのタイミング

引っ越しや大掃除などを機会にして、コレクションを処分するのも方法の1つです。引っ越しは室内にあるものをすべて取り出すことになるため、コレクションを処分する絶好の機会となります。要らないものを処分すれば、新居に不要なものを持ち運ぶ手間もかかりません。また、大掃除もコレクションをまとめて処分するいいタイミングといえるでしょう。時間があるときにでも整理してください。

1-3.新しいコレクションの置き場がなくなったとき

コレクションが増え続けると、いずれ収納スペースに入りきれなくなってしまいます。新しいグッズなどを購入して置き場がなくなったときは、コレクションを処分するタイミングでしょう。置き場がないまま新しいグッズを購入し、適当に保管してしまうと大切にしていたコレクションが傷ついてしまう恐れがあります。コレクションの処分は、大切なものを大事に保管するために必要なことなのです。

2.残すものと処分するものの判断基準

ここでは、残すものと処分するものの判断基準を紹介します。

2-1.今もその作品やキャラクター・ジャンルが好きか

「どれを残すべきか判断できない」と悩んでいる方は、今もその作品やキャラクター・ジャンルが好きかどうか自分に問いかけてください。中には、以前は好きだったけれど今は熱が冷めてしまった…というアイテムがあるでしょう。本当にずっと好きな作品やキャラクターは熱が冷めないものです。今でも好きな作品はずっと手元に残してもいいですが、熱が冷めてしまったものは処分することをおすすめします。たとえ、今現在好きなジャンルでも「要らないな」と思っているコレクションアイテムは処分してください。

2-2.高価・レアだからと残すものは処分する

コレクションアイテムの中には高かったもの、手に入りにくいレアものもあるはずです。それらを簡単に手放すことができずに悩んでいる方は多いと思いますが、「高いから」「レアだから」という理由で手元に残すものは処分してください。その理由で残そうとしているものは、それだけの価値ということです。高価なもの・レアものは捨てるのではなく、買取店などで買い取ってもらえばお得に処分できるでしょう。処分方法については後ほど【4.コレクションを処分する方法】で詳しく説明するのでぜひチェックしてください。

2-3.持っていて心がときめくか

「今現在でも好きかどうか」と同じく、コレクションアイテムを持っていて心がときめくかどうかも大切なポイントです。心がときめくものは精神的にも安定するものなので手元に残すべきでしょう。けれども、心がときめかないものは手元に残しても何の意味もありません。思い入れのあるものでも捨てて後悔しないと思うアイテムは処分の対象です。

2-4.迷っているものは後で考える

コレクションを残すか捨てるか選別している最中に、どうしても迷ってしまうものが出てくると思います。そのときは、1度保留にして後まわしにしてください。悩み続けている時間が無駄なので、後で時間ができたときにじっくり考えましょう。また、時間を置くことで気持ちの整理もできます。実際に、コレクションを処分した人の中には「迷ったものは自分に必要ないもの」と割り切って処分した人もいました。コレクションの処分には思いきりも大切です。

3.コレクションを処分する前の確認事項

ここでは、コレクションを処分する前の確認事項を紹介します。

3-1.高価なものは別にする

絵画や壺(つぼ)などの美術品や骨とう品は、価値があるものです。遺品整理の際には、遺産として扱われるものもあります。だからこそ、コレクションを処分する前に、高価なものは別に分けてください。特に、残された家族が遺品整理をする際はどう処分していいのか分からず、悩む人が非常に多い傾向があります。誰にどのコレクションを相続してもらうのか、エンディングノートや遺言書に記載しておくと安心です。高価なものか自分で判断できないときは、インターネットで検索したり、買取店に査定を依頼したりするといいでしょう。

3-2.捨てるもの・残すものの判断基準を明確にする

コレクションを処分する前に、捨てるもの・残すものの判断基準をしっかり決めることも確認しておきたいポイントです。判断基準は絶対に守らなければならないルールだと思ってください。判断基準があまくなってしまえば、きちんと仕分けができずに残すものが多くなってしまいます。前述したような基準を自分で作り、判断基準に基づきながらコレクションを分別しましょう。

3-3.大まかなスケジュールを決める

スムーズにコレクションを整理するため、大まかなスケジュールを決めてください。「○日までにこのスペースを片付ける」など具体的でなくて構いません。特に、忙しい人は毎日片付けることができないでしょう。そのため、時間がない人は小さなグッズから整理することをおすすめします。小さなところから始めることで片付けに対する意欲も大きくなるでしょう。

4.コレクションを処分する方法

それでは、コレクションを処分する方法とポイントを解説します。

4-1.自治体回収のゴミとして処分する

一般的な方法としては、自治体回収のゴミとして処分する方法があります。自治体によってゴミの分別は異なりますが、燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミ・粗大ゴミに分けて捨てることになるでしょう。具体的な分別方法に関しては、各自治体のホームページや掲示板等を確認してください。また、ほとんどの自治体では一辺が30cm以上のものは粗大ゴミ扱いとなります。粗大ゴミは回収指定場所が決まっていたり、事前の申し込みが必要になったりする可能性が高いので要注意です。自治体回収は処分費用がゼロまたは数百円と安く処分できますが、ゴミの分別に時間と手間がかかります。

4-2.不用品回収業者に依頼する

コレクションをまとめて処分したいときは、不用品回収業者に依頼するといいでしょう。ほとんどの不用品回収業者は、出張回収を行っています。業者が家にやってきてくれるので、自分たちでゴミの分別をしたり持ち運んだりする必要はありません。また、大量のコレクションでも一気に回収してもらうことができます。処分費用はかかりますが、手間と時間がかからない処分方法といえるでしょう。不用品の量や大きさによって費用が異なるため、見積書を細部まで確認してください。

4-3.買取専門店やリサイクルショップで売る

高価なものやレアものは捨てるのではなく、買取専門店やリサイクルショップ等を利用して買い取ってもらうといいでしょう。買い取ってもらうことができれば、費用をかけずに処分できます。また、思い入れがあるものやもったいないと感じるものでも、買取に出せば気持ちも楽になるでしょう。価値があるものほど、リサイクルショップよりも買取専門店で高く売れる可能性があります。買取専門店で売れなかったものはリサイクルショップに査定を依頼するのがおすすめです。

4-4.欲しがっている人に譲る

コレクションを欲しがっている人に譲るのも処分方法の1つです。周囲に欲しがっている人がいないか探してください。譲り先が見つかれば、処分費用がかかりません。また、捨てずに欲しがっている人に譲ることができると、楽な気持ちでコレクションを手放すことができるでしょう。家族に形見として残したり、大切な友人に持っていてもらったりすることも可能です。アニメグッズなどはオタク仲間に譲る方法もあります。

4-5.ネットオークションやフリマアプリで売る

自分で売るなら、ネットオークションやフリマアプリを利用するといいでしょう。登録さえすれば写真と説明文を入れて出品することができます。ネットオークションやフリマアプリのメリットは、全国から買い手を見つけることができる点です。現在手に入らないもの・限定グッズなどはすぐに買い手が見つかるでしょう。

5.コレクションの処分に関してよくある質問

コレクションの処分に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.コレクションを必要以上に増やさないコツは?
A.買うときのルールを決めることです。せっかくコレクションを捨てることができたのに、再び増やしてしまったらまたゴチャゴチャした状態に戻ってしまいます。そうならないためにも、買うときのルールを自分で決めてください。たとえば、衝動的にならず本当に自分が欲しいものなのか考える・似たようなグッズを持っていないか見直すことなどです。買うときのルールをしっかり決めておけば、欲しいグッズだけ手元に置くことができます。

Q.コレクションの処分を説得するポイントは?
A.親がコレクション品をなかなか手放さないときは、無理に説得しないのがポイントです。なぜコレクションしているのか、手元に残しておきたいのか話を聞いてあげるところから始めましょう。親にとってはコツコツ集めてきた宝物になっているので、その気持ちを理解することが大切です。

Q.少しでも減らすポイントは?
A.コレクションを少しでも減らしたいときは、デジタル化をおすすめします。たとえば、自転車やバイクが好きな方はカタログをたくさん集めると思いますが、いつの間にか増えてしまい、始末に負えなくなってしまうものです。紙ものはすべてスキャンしてデジタル化すれば嵩張(かさば)る心配がありません。また、音楽CDなどもデジタル化できます。

Q.コレクションを寄付することはできるのか?
A.公共施設や団体などにコレクションを寄付することも可能です。大量のマンガを手放そうと考えている方は、学校の図書館や子どもの施設等に尋ねるといいでしょう。自分のコレクションを寄付することで人の役に立つことができ、精神的な喜びが得られるようになります。

Q.どんなコレクションが高く売れるのか?
A.美術品・骨とう品・アクセサリー類などが高く売れる傾向があります。また、限定品かつ現在ではなかなか手に入らない切手なども高価買取が期待できるでしょう。自分にとってはゴミと思えるようなものでも、ほかの人にとっては価値があるものになることがあります。自分で決めつけて捨てる前に、買取店などに査定を依頼してみてはいかがでしょうか。

まとめ

人それぞれ、さまざまなコレクションアイテムを収集していると思いますが、定期的に整理し要らないものを処分することが大切です。ずっと手元に置いているものの中には、気持ちが冷めてしまったものもあるでしょう。心がときめかないもの・すでに熱が冷めてしまったものは手放すことをおすすめします。思いきって処分することで、本当に必要なものだけを残すことが可能です。また、収納スペースにも余裕が生まれるため、大切なコレクションアイテムを大事に保管できるでしょう。