
使用済みのデータは処分! 不用になったCD・DVDの捨て方
データ保存のため大量に使ったCD・DVDたち。このCD・DVDたちの適切な捨て方を知っているでしょうか。きちんと処分方法を押さえておかないとデータが流出する可能性があります。
この記事では、CD・DVDの捨て方についてまとめました。
1.CD・DVDを適切に処分しないと
1-1.CD・DVDの中にあるデータ
CD・DVDには音楽や映像、または仕事のデータを入れている人もいるでしょう。そのようなデータが読み取られるのは避けたいところです。
しかし、きちんとした手法を取らず処分してしまうとデータが流出してしまう可能性があります。CD・DVDを適当に処分してしまうと思わぬところで被害が出ることもあるのです。しっかりと処分方法を確認しておきましょう。
1-2.CD‐RWの存在
CD・DVDの中には何度も書き込み・消去ができるCD‐RWというものがあります。DVDの場合はDVD‐RWです。
処分するとき、このRWの中にあるデータだけ消して捨てる人がいます。しかし、消したデータを復元できるツールがあるのです。そのため、データ消去だけでなく物質的な破壊が望まれます。
2.CD・DVDの処分方法
CD・DVDはきちんとした手順を踏んで捨てることが望まれます。その処分方法についてしっかり確認しておきましょう。
2-1.カッターで傷を付けて捨てる
自分でCD・DVDを処分するときは、カッターなどで傷付けてから捨てるようにします。この方法はCD・DVDを製造しているメーカーが推奨しているものです。
カッターで傷付けるときは、虹色に光る裏面ではなくて表面を傷付けるようにしましょう。データの書き込みは裏面から行います。しかし、データを記録しているのは表面の真下となっているのです。
カッターで傷付けるときは、派手に傷付けましょう。徹底的に傷付けてデータ破損を行います。
カッターだけで納得できないときは、ガムテープも利用しましょう。まず、
表面をカッターで傷付けていきます。傷だけでなくケーキカットの要領で直線を引くのがコツです。カッターでしっかり切った後、ガムテープにて記録面をはがします。テープにケーキカット状に切ったディスク基板が引っ付くのです。
ディスク基板は燃えるごみ、残った透明部分はプラスチックごみとなります。各地域によって分別方法は変わってくるので事前に確認しておきましょう。
2-2.シュレッダーで割る
最も確実な方法です。CD・DVDを割る専用シュレッダーにて粉砕しましょう。
シュレッダーの種類も豊富で1000円代から数万円まで幅広くあります。高速裁断モデルは値段こそしますが細かく砕くのでごみ処理がしやすいです。
2-3.業者に依頼する
自分で処分できないときは、不用品回収業者などに処分を依頼しましょう。不用品回収業者であれば確実に処分してくれます。
処分したいCD・DVDが大量にあれば業者に依頼することを検討しましょう。
3.処分前に注意すること
CD・DVDを処分するときは、事前に確認しておきたいことがあります。チェックしておきたい部分について押さえておきましょう。
3-1.捨て方に一工夫する
不用になったCD・DVDを大量に処分することがあるかと思います。そのCD・DVDをまとめて捨ててしまうと誰かの目に留(とど)まることもあるのです。CD・DVDを見つけた人がデータを吸い出そうとする可能性があります。
ごみ袋からCD・DVDが見えないようにしましょう。ほかのごみと混ぜる・細かく分解するなどの工夫が必要です。
3-2.処分時にけがをする可能性がある
CD・DVDを捨てようとするとき、自分で割って捨てる人がいます。しかし、自分で割ろうとするとけがをする可能性が高くなるのです。CD・DVDは思った以上に固くて跳ね返ってくる性質があります。自分で割るのは控えましょう。
また、カッターでCD・DVDを傷付けるときもけがをする可能性があります。作業をするときは軍手などけがの予防に努めましょう。
3-3.会社情報は慎重に取り扱う
CD・DVDには、会社に関係するデータを含むことがあります。また、自分が作った作品やプレゼンデータが含まれていることもあるでしょう。そのようなデータが外部にもれ出すと問題になります。会社にとっての損益だけでなく信用にもかかわってくるのです。
会社や貴重なデータが入ったCD・DVDは、カッターだけでなくガムテープやシュレッダーを使った処分を行いましょう。また、会社から持って帰ったCD・DVDなども会社にてきちんと処分することをおすすめします。
4.大量にある場合の処分方法
大量にCD・DVDを処分するときは、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。では、不用品回収業者に依頼することで考えられるメリットについて紹介しましょう。
4-1.まとめて処分することができる
不用品回収業者は、ごみを回収して自社で処分するのが仕事です。各家庭で処分しきれないごみを集めて処分してくれる専門業者と言えます。
不用品回収業者では、CD・DVDだけでなくほかの不用品もまとめて処分してくれるのです。家電や日用品、衣類、家具など処分できず家に眠っているものがあればまとめて処分しましょう。
4-2.見積もりを取ってくれる
不用品回収業者に依頼すると事前に見積もりを取ってくれます。
見積もりとは、不用品回収業者がごみを処分する上で必要な費用を計算してくれること。自分が捨てたいごみの量や品目によって金額をはじき出してくれます。
見積もりは基本的に無料で行っているのです。また、金額にかんしては相談や質問ができます。大量にCD・DVDやごみを処分したいときは検討してみましょう。
4-3.日時を指定できる
CD・DVDを含む各ごみは、各自治体によって出せる曜日が決まっています。その曜日に従って捨てたいものの私生活によってはタイミングを逃す人も多いでしょう。
不用品回収業者は、依頼者の日時に併せてごみ回収に向かいます。生活体系が多様化している現代ではうれしいサービスです。また、夜の回収にも対応しているサービスもあるので相談してみましょう。
4-4.ごみ分別をする必要がない
不用品回収業者では、ごみの分別を行う必要がありません。ごみの分別・分解はすべて業者が行ってくれます。
業者のサービスならばごみを営業所や店舗へ運ぶ必要もありません。業者のサービスを利用してスムーズにごみ処理を行いましょう。
5.業者に依頼するとき注意したいこと
業者に依頼するとき、注意してほしいのは見積もりの有無です。
大抵の業者は、ごみ処理や回収を行う前に見積もりを取ります。この見積もりは、依頼者に対して金額提示を行う大事な行程です。しかし、依頼者だけでなく業者側が「どれぐらいの作業や人が必要か」考える作業にもなります。見積もりが取れない業者は、きちんと作業できないことを意味するのです。
業者へ依頼するときは、必ず見積もりを取ってもらうようにしましょう。
6.まとめ
いかがでしたか? この記事ではCD・DVDの捨て方についてまとめました。
CD・DVDはカッターやシュレッダーで適切な処理をした上で処分します。きちんと処分しておかないとデータが流出する可能性があるのです。
CD・DVDに適切な処理をした後、自治体に捨てましょう。捨てるときは、CD・DVDが入っていることがわからないように工夫して捨てるようにします。また、CD・DVDが大量にある場合は不用品回収業者に依頼して処分しましょう。