五月人形は供養してから処分を!人気作家のものは買取も利用できる!

子どもが成長する喜びは、親にとって非常に大きいですよね。端午の節句をお祝いするため、兜(かぶと)やこいのぼりといった五月人形を飾る習慣が日本にはあります。華やかな飾りは、家に彩りを添えてくれるでしょう。
一般的に、7歳を迎えると成長の節目として、飾らなくなる家庭がほとんどです。「五月人形を捨ててしまうの?」「高価なものだった。」といった思い入れのあるものだけに、捨てるのは惜しいですよね。
子どもの成長を、陰ながら見守ってきてくれた大切な存在で、簡単にごみとするわけにはいきません。人形を捨てる際に、供養をすることをご存じでしたか?
今回は、五月人形の処分方法や人形供養についてご紹介します。

  1. 五月人形について
  2. 五月人形の処分について
  3. 五月人形のさまざまな処分方法
  4. 五月人形の供養について
  5. 五月人形の処分や供養でよくある質問
  6. まとめ

この記事を読むことで、五月人形について深く知ることができ、捨てる以外の選択肢も探すきっかけになるでしょう。無事に子どもが成長した感謝の気持ちを込めて、後悔せずに手放すことができればいいですね。

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1.五月人形について

先祖代々、五月人形を受け継ぐ家庭もあります。生まれた赤ちゃんへ祖父母から贈られることもあるでしょう。そもそも五月人形とはどのような歴史があるのか、目的なども探っていきます。

1-1.五月人形の定義

もともと端午の節句という言葉は、はじまりを意味する「端」と5月で1番目の「午(うま)」の日を組み合わせたものです。午(うま)の読みと数字の5が近い音で、5月5日を子どもの日として現在は祝っています。
端午の節句は、兜(かぶと)や甲冑(かっちゅう)を室内に飾り、こいのぼりを軒先に掲げる習慣です。春分の日を境に、4月29日までに飾り終えるようにしている家庭が多い一方、特別な決まりはないとの説もあります。

1-2.五月人形の種類

今でこそ、五月人形には幅広いバリエーションがあります。さまざまな武将をイメージした兜(かぶと)のフルセットで、収納していた箱を台座に飾ることができるようになっている、迫力のある五月人形です。
こいのぼりにもサイズがあり、小さなものから大きなものまであります。掲げられるスペースに限りがある家庭では、小さなものが選ばれているのです。

1-3.五月人形の歴史

五月人形の歴史は、さかのぼること江戸時代です。後継の誕生を盛大に祝い、繁栄への願いを込めて重要視していました。武将にとって、世継ぎは一族繁栄の証(あか)しです。戦いが身を守る術として定着していた時代で、身の安全を守る保護具として贈られていました。
端午の節句と五月人形の歴史については、一般社団法人 日本人形協会で詳しく掲載されています。
一般社団法人 日本人形協会 

1-4.五月人形を飾る目的

無事にこの世に生を受けたことへの喜び、末長い成長を見守る目的で、五月人形を飾ります。江戸時代の戦いから命を守る意味が変化し、今では交通安全や大病から守ってもらえるようにとの思いへと変わってきているのです。

1-5.五月人形の現状

コンパクトな五月人形も登場し、7歳にこだわらず、長く愛用される方もいます。愛用する方がいる反面、マンションなど狭小住宅では飾ることはもちろん、収納するスペースに限りがあり、あえなく処分する家庭もあり、実にさまざまです。
また、飾らなくなった五月人形の処分が分からず、押し入れに仕舞(しま)ったままという方もいます。少子高齢化が加速し、核家族が増えてことも背景にあり、五月人形文化が継承されにくくなっているのでしょう。

1-6.五月人形はいつまで飾る?

江戸時代では、7歳まで命あることが奇跡であり、幼児の死亡率が非常に高かったのです。今でもその文化の名残として、7歳になったら大人の仲間入りと捉(とら)えています。7歳を節目として、五月人形を処分する動きが増えてきているのです。しかしながら、江戸時代では元服(15歳)まで飾ることもありました。

2.五月人形の処分について

7歳を無事迎え、五月人形の処分を考える方は、近年多くなってきています。処分といえど、五月人形という祝いの品であるため、どう処理すべきか迷うことでしょう。処分の仕方をご提案します。ぜひ参考にしてください。

2-1.五月人形は自治体のごみにできる?

もう飾らなくなった五月人形は、供養などを気にされない場合、自治体のごみとして出すことができます。自治体のごみは、地域によって分別処理が違い、捨てる前には必ず分別ルールの確認をしてください。

2-2.ごみに出す以外での選択肢

ごみに出すのは忍びないという方もいます。とはいえ、長年仕舞(しま)い込んでいるのも、かえって縁起がよくありません。ごみに出す以外で、手放す方法をご紹介します。

2-2-1.親族や知人に譲る

親しい人たちに継承してもらう方法もあります。立派な五月人形をお持ちなら、気持ちよく受け継いでもらえるでしょう。今まで、五月人形が守ってきた子どもの厄を背負うことになると、継承は避けられるケースもありました。しかし、今はあまり気にされることはありません。

2-2-2.供養してもらう

神社で人形供養をしているのをご存じですか?お守(まも)りと同じように、神や魂が宿るものは、きちんと供養してから手放すことを推奨する地域もあります。お住まいの近くに神社がない場合、郵送で受け付けしている神社もあり、粗末な捨て方をしたくない方はぜひ利用してみてください。人形供養代行サービスもあります。
明治神宮(人形感謝祭)
千葉千手観音(人形・節句飾り・ぬいぐるみ供養)
一般社団法人 日本人形協会(供養代行サービス)

2-2-3.捨てずに売る

ごみにしたくない方は、リセールする方法はいかがですか?売る方法として、リサイクルショップとインターネットオークションがあります。中古で五月人形を探すニーズはあり、高級品は特に人気です。

2-2-4.寄付する

自治体によって異なりますが、寄付を受け付けている場合があります。公共施設・高齢者介護施設・病院・幼稚園などに飾ることができ、きっと喜んでもらえるでしょう。季節の飾りはとても温かみがあり、演出効果も抜群です。自治体の窓口を経由し、寄付先を紹介してもらってください。特定施設に寄付したい場合は、直接連絡してみましょう。

2-3.五月人形を手放すときの注意点

五月人形を手放す時期については、よく考えてください。譲る・供養する・売る、どの方法を選んでも、手放したものは戻りません。やっぱり捨てなければよかったと思わないよう、熟慮してから処分しましょう。

3.五月人形のさまざまな処分方法

捨てる以外の選択肢をご紹介しました。この章では、より詳しく解説していきます。

3-1.コンパクトサイズに買い替え

五月人形の買い替えは、あまり縁起がよいものではないとの考え方もありました。しかし、現在は住宅事情もあり、さほど気にされない方は多いです。買い替えの際に、販売店やメーカーによる引き取りを利用し、今までの五月人形を処分する方法もいいでしょう。下取りは、あまり行われていません。引き取り条件などは、各販売店または各メーカーにお問い合わせください。

3-2.どこに寄付すればいいか?

前述でご紹介した寄付は、自治体ごとに受け付けているかを確認する必要があります。自治体の公共施設に直接問い合わせても構いません。お世話になった幼稚園・保育園に寄付する方法もいいでしょう。自治体の窓口から紹介を受け、寄付先を指定されることもあります。寄付は、社会貢献できたという達成感を抱くことができるのがメリットです。しかし、寄付した先で、どのような扱いになるかまで把握できないのがデメリットでしょう。いずれ廃棄されてしまう可能性もあります。
親族内で譲るなら、気軽にできていいですね。継承されていく様子も見ることができます。

3-3.自治体のルールで五月人形を処分する

自治体で処分する場合、自治体の分別をまず確認しましょう。

3-3-1.分別は五月人形の材質やサイズで違う

兜(かぶと)はサイズが大きいものもあり、粗大ごみとなる可能性が高いです。小さいものなら、燃えないごみで済む場合もあります。
下記は、一例です。参考にしてください。
神奈川県相模原市(粗大ごみ・事前申込制です)
静岡県裾野市(材質によって分類が異なるので注意してください)
千葉県千葉市(粗大ごみ・段数で回収費用が違います)

自治体の粗大ごみでは、サイズに応じた回収料金が設定されています。だいたいの目安は、500~1,000円でしょう。自治体で処分できるなら、回収にかかる出費は大幅に削減できます。とはいえ、自治体の指定場所までの運搬は、自分で行わなければなりません。

3-3-2.自治体で処分する前に塩は振った方がいい?

供養せずに自治体の処分をするなら、お清めの意味を込めて塩を振るといいでしょう。気持ちの整理ができ、ひと区切りつきます。心置きなく処分できるはずです。

3-4.五月人形をリサイクルしよう

思い入れがあって捨てられない。高級品だから処分は惜しい。さまざまな思いがあり、処分できないこともあるでしょう。新たな持ち主を見つけ、リサイクルする方法もおすすめです。

3-4-1.インターネットオークションに五月人形を出品

インターネットオークションを覗(のぞ)いたことはありますか?実に幅広い商品が出品され、五月人形や雛(ひな)人形も売りに出されているのです。落札者とのニーズが合致したとき、取り引きが成立します。落札されなければ、手元に五月人形は残ったままです。
ある意味、かけのような売り方ではあるものの、自分で希望価格の設定ができます。五月人形の使用年数・メーカー・状態は、細かく記してください。商品情報を頼りに落札されますから、取り引き成立後に記載内容と違うなど、クレームになる可能性もあるでしょう。中古で出すことを前提に、「ノークレーム・ノーリターン」の一言を書き添えておくと安心です。

3-4-2.リサイクルショップの活用

リサイクルショップは、地域に根ざしたものから専門ショップまでいろいろあります。五月人形や兜(かぶと)は特殊ですから、専門ショップを選ぶようにしましょう。古美術を得意とするショップなら安心です。
買取対象となりやすい五月人形は、美術的・歴史文化遺産価値のあるもので、人気作家が手がけたものは好まれます。
買取相場は、兜(かぶと)フルセットで1万5,000円~2万円前後です。小さなものだと、買取価格が安くなる場合があります。五月人形の査定額を上げるためには、骨董(こっとう)品などへの知識が豊富なスタッフがいるショップを選ぶことが重要です。ショップ選びに失敗すると、査定額で損をすることもあるでしょう。

3-4-3.五月人形をリメイクする

兜(かぶと)はとても大きく、収納場所も飾る場所も選ばなければなりません。マンションだと圧迫感が大きく、困っている方もいらっしゃるでしょう。とはいえ、捨てるわけにはいかないし、子どもの成長は見守ってもらいたいという思いがあると思います。
リメイクという方法はいかがですか?甲冑(かっちゅう)部分を取り除き、兜(かぶと)だけを残します。台座は必要な部分だけを残して削り、ガラスケースで保管と収納ができるようにしましょう。
不用になった甲冑(かっちゅう)は、供養してから処分すると心残りがないはずです。
DIYで手がけることもできます。しかし、リメイクが難しいと感じるようなら、販売店やメーカーに相談して専門業者に依頼するといいでしょう。
人形の宝玉(販売店・リメイクを扱っています)

4.五月人形の供養について

人形供養と聞くと、身構えてしまう方もいるでしょう。人形供養は各地の神社で開催されています。お世話になった感謝の気持ちを込め、五月人形を送り出しましょう。

4-1.人形供養とは?

人形供養は、神社でご祈祷(きとう)をしてお焚(た)き上げをする儀式です。神社のお焚(た)き上げは、お守(まも)り・お札・破魔弓なども扱っていますよね。人形も同じやり方で供養し、新たな世界への出発を祝おうというものです。五月人形の場合、ケースや台座など燃えない素材は対象外となり、ご自身で処分することになります。お焚(た)き上げできるものだけを人形供養に出しましょう。

4-2.人形供養の目的や必要性

人形には魂が入るという説があります。五月人形においては、子どもを守ると同時に、身代わりとなってくれるわけです。ですから、手放す際は供養をしてから処分することが望ましいとされています。
人形供養は、五月人形に限らず、愛着のあるぬいぐるみや普段から遊んでいた人形すべてにあてはまるものです。そのまま捨てるのは抵抗があるという方には、人形供養をおすすめします。

4-3.人形供養はどうやってやる?

お住まいの近くにある神社で受け付けてくれるなら、五月人形を預けましょう。供養料は神社ごとに違いますから、事前に確認してください。
毎日儀式を行う神社もあります。年に数回と決めて執り行う神社もあり、時期はさまざまです。

4-4.どこで人形供養ができる?

全国各地の神社で受け付けています。人形供養祭が開催される地域もあり、郵送でも対応してもらえるでしょう。
人形供養祭に参加する場合は、持ち込んで供養してもらってください。人形供養代行サービスもあり、遠くていけない場合や重たくて運べない方にとって便利です。
人形供養.com
人形供養代行サービス

4-5.人形供養にかかる費用

人形供養には供養料がかかります。神社ごとに定めており、申込時に確認するといいでしょう。一般的に、3,000~5,000円です。五月人形1体あたりの費用になります。あくまでも、供養に対する気持ちです。

4-6.人形供養にかんする注意点

神社ごとに人形供養についての定めは違い、必ずどのような品を供養したいのかを伝えてください。いきなり持ち込んでも、断られてしまう場合があります。1つだけの供養はしてもらえない可能性もあり、神社ごとに定めている人形供養のルールは理解しておきましょう。

5.五月人形の処分や供養でよくある質問

五月人形の処分には、いろいろ心配事が出てくるはずです。質問集を用意しました。不安に感じるポイントは、質問集を参考にしてください。

5-1.自治体に寄付する前にやっておくことは?

寄付する前は、ほこりを取り除いてきれいにしておきましょう。次に使う人が気持ちよく飾れるよう、最低限の配慮は必要です。五月人形は季節を表現する品でもあり、公共施設に彩りを添えてくれます。

5-2.五月人形を処分するか迷っている

7歳を目安に飾らなくなる家庭が多いです。しかし、継承していく家庭ももちろんあります。処分はいつでもできるでしょう。しかし、捨てなければよかったと思うようなら、もう少し時期をずらしてみてはいかがですか?迷っているうちは、処分しないで保管しておきましょう。

5-3.譲る・買取・寄付もできなかった

上記の選択ができないなら、処分することになります。人形供養をしたいなら、神社に依頼しましょう。ごみとして回収したいなら、不用品回収業者の利用もおすすめです。五月人形はサイズが大きく、自治体では分別が複雑で困るという方もいます。電話ですぐ自宅まで引き取りをしてくれて、大変便利なサービスです。

5-4.人形供養を依頼する場合の送り方は?

ダンボールに詰めて送ってください。破損がないよう、簡単でも梱包(こんぽう)して緩衝材を詰めておくと安心です。神社では運送会社の指定はありません。人形供養代行サービスの場合、日本郵便のゆうパックを利用することになります。

5-5.人形作家の手がけた五月人形なら必ず買い取りしてもらえる?

確かに、人形作家の五月人形は1つずつ表情が違い、大変人気があります。しかし、買取に際しては状態が決め手となるため、キズや汚れがあるものは対象となりません。

6.まとめ

いかがでしたか?五月人形は江戸時代から続く、男の子が無事に大人になるのを見守ってくれるものです。7歳を目安に処分する家庭が多いのは、昔は「7歳までは神のうち」と呼ばれ、幼児の死亡率が高かったことが関連しています。思い入れのある品だけに、ごみにしてしまうのは抵抗感を抱くでしょう。人形供養で魂を抜き、神社でお焚(た)き上げをしてもらうと、心の整理がつきます。お住まいの地域にある神社でも構いません。感謝の気持ちを込めて、五月人形を送り出してあげてください。