ブルーレイレコーダーを上手に買い替えるポイント・処分方法は?

ブルーレイレコーダーを上手に買い替えるポイント・処分方法は?

ブルーレイレコーダーを買い替えたいと思いながらも、古いレコーダーの処分方法に頭を悩ませている方は多いでしょう。処分方法が分からないままゴミ置き場に出してしまうと、不法投棄になる可能性があります。まずは、適切な処分方法を把握することが大切です。

本記事では、ブルーレイレコーダーの買い替えや時期・処分方法について説明します。

  1. ブルーレイレコーダーの基礎知識
  2. ブルーレイレコーダーの買い替えについて
  3. 古くなったブルーレイレコーダーの処分方法
  4. ブルーレイレコーダーに関してよくある質問

この記事を読むことで、買い替えで不要になったブルーレイレコーダーの正しい処分方法が分かります。悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

1.ブルーレイレコーダーの基礎知識

ブルーレイレコーダーの買い替えをスムーズに行うためには、基礎知識を身につけることが大切です。概要や主な種類、人気メーカー・需要について説明します。

1-1.ブルーレイレコーダーとは?

正式には、Blu-ray Discレコーダー、通称・BDレコーダーと呼ばれています。従来の据え置き型映像機器はDVDレコーダーでしたが、ブルーレイレコーダーはBD-Video・DVDの再生のほかに、記録型Blu-ray Discに記録(録画)・再生が可能です。現在は、DVDレコーダーよりも主流になっています。ブルーレイレコーダーの魅力は、番組の録画だけでなく、DVDやブルーレイの再生など1台でさまざまな楽しみ方ができることです。

1-2.種類

ブルーレイレコーダーの種類は、容量や機能別で区別できます。ほとんどの機種は、ハードディスクが内蔵されており、DVDの録画と再生も可能です。ハードディスクの容量によって、録画できる時間が異なります。たとえば、500GBは約60時間、1TBは130時間、2TBは250時間です。容量が大きくなるほど価格は高めとなりますが、録画回数が多い方は大きめの容量を選んだほうが良いでしょう。また、ほかにも、外づけHDD録画・新番組の見逃しを防ぐポップアップ機能・スマホ試聴機能・説明書なしで使えるらくらくスタートメニュー機能などがあります。

1-3.人気メーカー・需要について

ブルーレイレコーダーの人気メーカーと言えば、パナソニック・東芝・シャープの3社が代表的です。特に、人気があるのはパナソニックで、4Kや3D映像対応、スマホでも録画した番組を見ることができるなど、口コミ・評価が高い傾向があります。東芝は、HDD容量や同時録画機能など基本機能が充実しており、扱いやすさが好評です。シャープは、テレビ視聴に関する機能が充実しており、外出先からのリモート予約機能などが充実しています。主流のブルーレイレコーダーは、今後も需要が高まるでしょう。

ブルーレイレコーダーはブルーレイの再生、録画ができる機器なんですね。
はい。今はスマホで操作できる機種もあります。

2.ブルーレイレコーダーの買い替えについて

ブルーレイレコーダーの買い替え時期や選び方のポイント・買い替える前にやっておくべきことについて説明します。

2-1.買い替えの時期・目安

ブルーレイレコーダーは、夏と冬の年に2回新製品が発売されます。新製品が発売される時期は、旧モデルが安くなる傾向にあるため、買い替え費用を安く抑えたい方はおすすめです。新製品を安く購入したい方は、発売直後ではなく、発売後1~2か月後を目安にしてください。発売後1~2か月後は、販売価格が下がる可能性があります。また、年末セールや年度末に行われる決算セール・新生活セールも安くなる傾向があるでしょう。新製品と旧製品の価格を比較することも、買い替え時期を見極めるポイントとなります。

2-2.選び方のポイント

各メーカーから多種多様なブルーレイレコーダーが登場しています。そんな中から、適したものを選ぶためには、使用人数・録画できる容量・チューナー数がポイントです。
家族で共有し、子どもや高齢者も利用したりするなど、家庭によって異なります。子どもや高齢者が使う場合は、リモコンのボタン操作などで簡単に扱える機種を選んだほうが良いでしょう。
また、普段からどれくらいの番組を録画するのかも、きちんと考えておかなければなりません。録画の容量が足りなくなれば、削除したりディスクに焼いたりする作業が頻繁に発生します。録画数が多い方は外付けHDDに対応しているタイプを選ぶと良いでしょう。
チューナー数は、同時に録画できるチャンネル数のことです。主流は、2チューナーとなりますが、3チューナーを選ぶ方もいます。
さらに、編集方法も要チェックです。録りためた番組を編集できる機能は、オリジナル映像を残したい方におすすめの機能になります。

2-3.買い替える前にやっておくべきこと

古いレコーダーのHDDに録画されている番組の中から、残しておきたいデータを移しておかなければなりません。最近のブルーレイレコーダーは、ディスクに移したデータをHDDに移動できる機能がついています。外づけHDDの場合は、機種によって移行方法が異なるので注意してください。移行する前に、取扱説明書を読んでおきましょう。また、データ移行終了後は、移し残しがないか確認をして、不要なデータを削除します。

ブルーレイレコーダーは壊れる前に買い換えたいですね。
はい。録画したものはHDDに移して引っ越しができます。

3.古くなったブルーレイレコーダーの処分方法

それでは、不要になったブルーレイレコーダーは、どのように処分すれば良いのでしょうか。引き取り・買い取り・リセールについて説明します。

3-1.引き取りについて

買い替えを行う場合は、引き取りサービスが利用できます。具体的な方法について、チェックしていきましょう。

3-1-1.メーカー

家電リサイクル法の指定品目である冷蔵庫(冷凍庫)・テレビ・エアコン・洗濯機(乾燥機)は、メーカーによる引き取りが義務づけられています。しかし、ブルーレイレコーダーは、対象外です。自治体によっては、小型家電リサイクル法の対象になっている場合もありますが、基本的にメーカーによる引き取りは行っていません。

3-1-2.無料引き取り

家電量販店などの店舗では、家電の引き取りサービスを行っています。新品購入の際に下取りが利用できたり、無料で引き取ってくれたりと、サービス内容は店舗によってさまざまです。無料引き取りを利用する際は、店舗で新品を購入するなどの条件が決められていることもあるため、事前にホームページなどで確認しておいたほうが良いでしょう。近くの店舗でも引き取りを行っている可能性があるので、直接問い合わせてみてください。

3-2.買い取りについて

まだ、使用できるブルーレイレコーダーであれば、買い取りサービスが利用できます。買い取りのメリット・デメリット、できるもの・できないもの、査定、依頼場所、注意点についてチェックしておきましょう。

3-2-1.メリット・デメリット

買い取りの大きなメリットは、処分費用が節約できることです。処分費用ゼロで、買い取り額の分だけお金を得ることができます。まさに、一石二鳥の方法と言っても良いでしょう。使えるものを処分することに抵抗を感じる方もいますが、買い取りであれば欲しがっている人の手にわたります。廃棄するよりも手放しやすい方法ではないでしょうか。しかし、すべてのブルーレイレコーダーが買い取ってもらえるとは限りません。状態によっては、納得いかない買い取り額になる可能性もあります。買い取りしてもらえるか分からない場合は、1度、査定を依頼してください。

3-2-2.できるもの・できないもの

基本的に、買い取りできるものは壊れていないもの・目立つ傷や汚れがついていないもの・製造年月日から経過していないものです。壊れて使えないものは、買い取り不可となるので注意してくださいね。また、目立つ傷が汚れがついているものや、製造年月日から3~5年以上経過しているものも買い取り不可となる可能性があります。業者によって、買い取りできるもの・できないものが変わるため、事前に確認したほうが良いでしょう。

3-2-3.買い取り査定について

直接店舗に持ち込む場合は店舗で、出張買い取りの場合は自宅での査定になります。査定を行う際は、品物の状態や製造年月日・メーカー・機種・付属品の有無などがポイントです。新品状態に近いものや製造年月日から経過していないものほど、高く売れる可能性があります。きちんとスタッフが査定しているのか、目で確かめてくださいね。

3-2-4.どこで頼むか

買い取りが依頼できる場所は、リサイクルショップや買取専門業者・不用品回収業者などです。不用品回収業者の中には、買い取りサービスも行っているところがあります。ぜひ1度、無料見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか。

3-2-5.注意点

「回収後、不法投棄されていた」「見積もり内容とは異なる費用を請求された」など、業者の間でトラブルが多発しています。業者の中には、不正を働くところもありますので注意しなければなりません。トラブルにならないためには、複数の業者を比較して慎重に選ぶことが大切です。

3-3.リセールについて

近年、インターネットオークションを利用する方が増えています。スマートフォンのアプリでも気軽に利用でき、買い手が見つかればすぐに売ることができるでしょう。しかし、写真掲載などの登録が必要・買い手が見つかるまで処分できない・品物を梱包(こんぽう)して送らなければならないなどのデメリットがあります。また、品物を送ったのに入金されないなどの取り引き相手とのトラブルも起きているので、注意が必要です。

古くなったブルーレイレコーダーは捨てたり売却したりして処分できるんですね。
はい。ただし、売却できるものは限られているので、買取できる製品を事前にチェックしておきましょう。

4.ブルーレイレコーダーに関してよくある質問

ブルーレイレコーダーに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。買い替えを検討している方は、ぜひチェックしてください。

Q.買い取り額の相場は?
A.一般的に、買い取り相場は、販売額の約5~10%と言われています。ただし、状態が良く、最新型のブルーレイレコーダーであれば、平均相場よりも高く売れることもあるようです。逆に、状態が悪く、販売年月日から3~5年以上経過している場合は、買い取りできない可能性があります。具体的な買い取り額を知りたい方は、複数の業者に無料見積もりを依頼して比較しましょう。

Q.売る前にするべきこととは?
A.ブルーレイに付属しているHDDには、個人情報が含まれています。売る前に、必ずデータを削除してください。削除方法は、リモコンの設定から選択できます。取扱説明書にも記載されているので、持っている方はぜひ確認してくださいね。

Q.高価買取のコツとは?
A.ブルーレイの高価買取を期待している方は、付属品を一緒に提示してください。ブルーレイを購入したときに、ケーブルやリモコン・専用箱など付属品がついてきたはずです。付属品の有無によって、買い取り価格が変わるため、大事に保管しておきましょう。また、査定前にできるだけキレイに掃除することも大切です。

Q.業者選びのポイントが知りたい
A.業者選びを行う際は、スタッフの対応や見積もり内容(査定額)・サービス内容などに注目してください。特に、気をつけてほしいのが、都道府県から許可を取得しているかです。不用品の回収や買い取り事業は、許可を取得しなければできません。許可を得ていない業者は悪徳業者の可能性が高いので、気をつけましょう。

Q.業者とトラブルになったときの対処法は?
A.業者とトラブルになったときは、国民生活センターか、または消費者センターに相談してください。できるだけ、早めに相談したほうがスピーディーに解決できます。

まとめ

ブルーレイレコーダーの買い替え時期は、旧モデルが安くなる新商品登場時期がおすすめです。毎年2回、夏と冬の時期に新モデルが販売されるので、この機会を狙ってみてください。新商品を安く手に入れたい方は、年末や2~3月の新生活セールなどが良いですよ。買い替え時に不要になったものは、引き取りか買い取りで処分できます。業者の中には、不用品処分と買い取りを行っているところがあるので、買い取り不可になっても処分可能です。きちんと知識を身につけておけば、スムーズにブルーレイレコーダーの買い替えができるでしょう。