長年使った布団のへたりが気になる!処分と再利用する方法について

布団は重たくてかさばるため、古くなったものを処分しようと考える方もいます。近年販売されている布団は軽量なタイプも増えていますが、ひと昔前の布団は重量があって処分にも苦労することもあるでしょう。
布団を処分する前に、再生する方法を考えたことはありますか?古い布団はへたってしまい、寝心地が悪いですよね。しかし、綿布団であれば再生して快適な布団に戻すこともできます。
この記事を読んで、古くなった布団の処分や再生方法の参考にしてみてください。

  1. 古くなった布団について
  2. 布団の処分方法
  3. 古くなった布団の再生・再利用方法
  4. まとめ

1.古くなった布団について

親族の帰省や来客に備えて、布団を用意しておく家庭もあるでしょう。布団は大きいため、収納場所を確保するのも大変ですよね。使う頻度が少なく、手入れも十分に行っていないという方もいます。

1-1.3〜5年に1度は買い替えを

布団はへたりやすく、長期間使い続けていると寝心地が悪くなります。へたっている布団を使い続けることで、腰痛など健康被害が発生する恐れもあるのです。
人は、人生の3分の1を睡眠に費やします。快適な睡眠が得られないと、体調を崩しやすくなるでしょう。3〜5年に1度買い替えるなど、布団の見直しをするといいですね。

1-2.ダニ・カビ

近年話題になっている布団専用掃除機をご存じですか?紫外線を利用して、殺菌しながらダニやほこりを吸引する掃除機。長年使い続けている布団は、定期的に日光にあてて干しても、ダニやダニの死骸・ほこりが蓄積してしまいます。
汚れがひどくなると、カビが発生することもあるのです。アレルギーや喘息(ぜんそく)の原因にもなるため、注意が必要でしょう。

2.布団の処分方法

衛生状態が悪くなった布団は、健康のためにも処分することを考えた方がいいでしょう。布団の捨て方をご紹介します。

2-1.粗大ゴミ

自治体に連絡し、粗大ゴミの回収を依頼しましょう。指定された日時に、決められた場所に出すことが前提です。申込時に粗大ゴミ回収費用を伝えられますので、自治体発行の粗大ゴミ処理券を購入して貼り付けておきます。
自治体で廃棄するメリットは、費用面の安さです。しかし、重たい布団を指定された場所まで運ばなくてはならないのは、肉体的負担が大きいデメリットがあります。
複数の布団を1度に処分する場合には、負担が大きくなってしまうこともあるでしょう。

2-2.切ってから可燃ゴミにする

費用がかからない処分方法として、布団を小さく切って可燃ゴミとして捨てるのもいいでしょう。自治体指定の可燃ゴミ袋に入れ、指定日にゴミステーションに出すだけで済みます。
布団を切るのは重労働で、大量処分には向きません。また、布団を切って可燃ゴミとして処分可能か、事前に自治体に問い合わせておくと安心です。

2-3.不用品回収サービスに依頼する

重たいもの・かさばるもの・捨てにくいものは、不用品回収サービスを利用しましょう。大量に布団を処分する場合も、自宅まで引き取りに来てもらえ、肉体的負担が少なくて便利です。
自治体の粗大ゴミ回収は月に1〜2回ですが、不用品回収サービスは即日対応も可能で、日時の指定もできます。素早く処分したい方にはおすすめです。
費用が気になる方は、事前に見積もりを出してもらうといいでしょう。

3.古くなった布団の再生・再利用方法

古くなった布団は、処分する以外にも再生する方法があります。不用になった布団も再利用できるのです。処分するのはもったいないと感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

3-1.打ち直し

へたりが気になる布団は、中綿をリフォームする打ち直しがおすすめです。新品のように生まれ変わり、ふっくらした布団に仕上がります。
掛け布団を敷き布団に、敷き布団を座布団や長座布団に、子どもサイズの布団になど、サイズを変えて新しい用途を見出(いだ)すこともできるでしょう。
打ち直しは、硬くなった布団の中綿を取り出し、特殊機器で中綿をほぐします。ゴミ・汚れ・ダニ・ダニの死骸を取り除き、成形し直すものです。
理想は3〜5年に1度の打ち直し。定期的にメンテナンスを行うことで、布団が長持ちするとされています。快適な睡眠環境維持にも必要です。寝心地も良くなるとされています。

3-2.羽毛布団もリフォーム

羽毛布団をお使いの方も増えています。綿の布団と同様に、羽毛布団もリフォームが可能です。古くなった羽毛を取り出して洗浄し、羽毛を追加してふんわりした羽毛布団に生まれ変わります。
リフォームする際は、サイズ変更や重さの調整も可能です。ただし、羽毛布団のリフォームは、綿の布団より費用面の負担が大きいため、事前に問い合わせするといいでしょう。
打ち直しを請け負っている業者は、インターネットでも検索可能です。

3-3.汚れは丸洗い

古くなった布団のシミや汚れは気になりますよね。長年使っていると、臭いが染み込んでいることもあるはずです。
布団の打ち直しを請け負っている業者では、布団の丸洗いも行っています。お気に入りの布団を捨てるのは抵抗があるという方は、丸洗いですっきりきれいにしてみてはいかがでしょうか?

3-4.海外への支援物資として提供

海外の発展途上国では、古くひどい汚れがなく破れていなければ、支援物資として提供可能です。アジアやアフリカの発展途上国では、不用になったものでも必要とされています。家具や割れものなどを輸送する際の緩衝材にもなり、大変重宝されているのです。
支援団体によって異なりますが、自宅まで回収に来てくれるケースも。海外への支援以外では、動物愛護団体などの施設でも必要とされています。布団だけではなく、不用になった毛布も重宝されているのです。
処分するより、支援物資として再利用されるのは、大変有意義な方法なのではないでしょうか?

4.まとめ

布団の処分や再利用についてご紹介しました。

  • 古くなった布団について
  • 布団の処分方法
  • 古くなった布団の再生・再利用方法

長年使っていると、布団はへたりが気になってきますよね。寝心地も悪くなり、汚れも目立つようになるはずです。布団は打ち直しでふっくらした状態に生まれ変わり、快適な睡眠環境を維持することができます。ニーズに合わせて、サイズ変更も可能です。
処分する場合は、自治体の粗大ゴミ・切って可燃ゴミ・不用品回収サービスなどの方法を利用するといいでしょう。