
【要チェック】空気清浄機に寿命が近づくと起きるサインや具体的な処分方法をご紹介
空気清浄機は寿命が近づくと、さまざまな不具合が生じます。不具合が続くと、使いにくさを感じるようになるでしょう。空気清浄機が不要になった場合、処分を検討しなければなりません。とはいえ、どんな症状が出たら処分を考えればいいのか、どのような処分方法があるのかなど、分からない点も多くあるでしょう。空気清浄機の処分を考えている方は、本記事を参考に、寿命が近づくと起きる症状や、具体的な処分方法などを知ってください。
空気清浄機をお持ちの方は、寿命が近づくと起きる症状や、寿命を延ばす秘訣(ひけつ)などを知っておきましょう。また、不要になった場合の処分方法も併せて覚えておいてください。
1.空気清浄機の寿命はどのくらい?
空気清浄機の平均寿命はどのくらいなのでしょうか?
1-1.6年が平均寿命だとされている
空気清浄機は、6年が平均寿命だとされています。お手入れをまめに行うなどしていれば、10年ほど使えるものもあるでしょう。ただし、メーカーでの部品保有期間が7〜8年程度であるため、製造から年数が経過し過ぎると、修理対応が難しくなるのです。
1-2.頻繁に稼働していると摩耗が早い
空気清浄機を頻繁に稼働している場合、摩耗が早くなります。そのため、寿命が短くなるのが特徴です。24時間稼働し続けている場合などは、平均寿命より短めになるので注意してください。
1-3.フィルターなどの寿命は短い
空気清浄機に搭載されている集塵(しゅうじん)フィルターなどは、定期的な交換が必要です。1年程度で新しいものに交換しましょう。ただし、交換頻度はメーカーによって異なります。取り扱い説明書などで交換頻度を確認しておきましょう。
2.空気清浄機の寿命が近づくと起きる症状
空気清浄機の寿命が近づくとどんな症状が起きるのでしょうか? 具体的な症状についてご紹介します。
2-1.異臭
空気清浄機から異臭を感じるようになったら、寿命が近いサインです。主に、トレーやタンクの中にある水が腐敗することで、異臭が起こります。こまめにお手入れをし、水の腐敗が起こらないよう注意しましょう。加湿空気清浄機の場合、水分が残りやすく、カビや腐敗などが起こりやすいので気をつけてください。
2-2.異音
空気清浄機内部の部品に摩耗などが生じると、異音が発生するケースがあります。購入から年数が経過しているものほど、部品の摩耗が進みやすくなるため、こまめに点検し、お手入れなどを実践しましょう。
2-3.吸引能力の低下
吸引能力が低下するのも、寿命が近づいているサインです。フィルターの目詰まりを解消しても改善されない場合は、買い替えなどを検討したほうがいいでしょう。
2-4.電源が入らない
コンセントがきちんとつながれていても、電源が入らない場合は、寿命による動作不良が考えられます。本体の性能が著しく低下しているため、処分を検討したほうがいいでしょう。
2-5.フィルターを交換しても臭いが残る
空気清浄機のフィルターを交換しても臭いが残る場合は、空気清浄機内部にカビなどの雑菌が繁殖している可能性があります。本体内部に繁殖したカビを除去するのは困難です。買い替えや処分を検討してください。
3.空気清浄機の寿命を延ばすには?
空気清浄機の寿命を延ばす方法を考えてみましょう。
3-1.フィルターをこまめに手入れする
空気清浄機のフィルターをこまめに手入れすることが大切です。空気清浄機には、プレフィルター・集塵フィルター・防臭フィルターなどが搭載されています。それぞれのフィルターをこまめに交換やお手入れをすることで、寿命を延ばすことができるでしょう。少なくとも、2週間〜1か月の頻度で状態をチェックしてください。
3-2.本体のお手入れも忘れずに行うこと
空気清浄機のお手入れは、内部だけでなく、本体も行うことを忘れないでください。布を濡らして固く絞り、本体に付着したホコリや汚れなどを取り除きましょう。本体のお手入れをする際は、必ずコンセントを抜いてください。
3-3.センサー部分のお手入れも必要
空気清浄機には、センサーが搭載されています。センサーに汚れやホコリが付着していると、感度の低下や不具合などの原因となるのです。綿棒などを使い、センサーを丁寧に掃除してください。
4.寿命を迎えた空気清浄機の処分方法
寿命を迎えた空気清浄機は、どんな方法で処分すればいいのでしょうか? 具体的な処分方法をご紹介します。
4-1.自治体回収
自治体回収で処分する場合、自治体のルールに従って分別しなければなりません。空気清浄機の場合、小型であれば不燃ゴミ、大型であれば粗大ゴミなどに分類されます。まれに、小型家電としてリサイクルの対象となる可能性があるので、自治体のホームページで確認しましょう。
4-2.小型家電としてリサイクルする
サイズが小さな空気清浄機であれば、小型家電としてリサイクルするケースがあります。自治体が設置する小型家電リサイクルボックスを利用しましょう。小型家電リサイクルボックスの設置場所は、自治体のホームページから検索できます。誰でも無料で利用可能です。ただし、投入口のサイズに入らないものは、回収対象外となるので注意してください。
4-3.専門店に依頼する
家電の引き取りなどを行う業者に依頼し、空気清浄機の処分をしてもらう方法があります。家電回収業者であれば、年式やメーカー問わず回収してくれるでしょう。買取を行っている場合もあるので、まだ使える空気清浄機は、査定を受けてみてください。買取対象となるのは、ダイキンやシャープなどの大手メーカー製で、プラズマクラスター・イオニックシリーズ・プロターボなどの人気商品となっています。
4-4.不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼し、空気清浄機を回収してもらう方法があります。出張回収が基本で、迅速に回収してくれるのがメリットです。とはいえ、回収費用が割高になるのがデメリットであるため、ほかの不用品とまとめて処分するなど、お得な料金プランを利用することをおすすめします。
5.空気清浄機の処分に関してよくある質問
空気清浄機の処分に関する質問を集めました。
Q.空気清浄機の消臭機能が低下した場合、処分を考えたほうがいいのか?
A.はい、処分を検討したほうがいいでしょう。消臭機能が低下したのは、本体内部の劣化が原因です。経年劣化なども考えられるでしょう。早めに買い替えなどを検討してください。
Q.不具合が出た空気清浄機は、修理せずに処分したほうがいいのか?
A.いいえ、そうとは限りません。保証期間内であれば、無償での修理対応ができるケースもあるため、不具合が出たらすぐに購入した店舗へ相談してみましょう。購入から年数が経過している場合は、修理より処分を検討することをおすすめします。
Q.きちんとお手入れをしていたら、空気清浄機は耐用年数より長く使えるのか?
A.はい、使えます。こまめに掃除やフィルター交換をし、メンテナンスをしっかり行いましょう。良好な状態を維持できれば、長く使うことができます。
Q.卓上タイプの空気清浄機を処分する場合、何ゴミに該当するのか?
A.不燃ゴミや小型家電としている自治体が多いでしょう。お住まいの地域に、ゴミの分別を確認してください。フィルターなどは本体と分けて出すなど、細かなルールがあれば従いましょう。
Q.光熱費を考えると、製造から10年経過したものは買い替えたほうがいいのか?
A.はい、考えたほうがいいでしょう。最新モデルの空気清浄機は、省エネ設計のものが多くなっています。24時間稼働している場合などは、光熱費がかさむものです。省エネ設計のモデルに買い替え、光熱費の削減につなげましょう。
まとめ
空気清浄機が不要になった場合、処分を検討しなければなりません。平均寿命や寿命が近づくと起きる症状などを知っておき、買い替えや処分のタイミングを考えましょう。また、少しでも長く使えるよう寿命を延ばすコツを知っておくと安心です。空気清浄機の具体的な処分方法やそれぞれのメリット・デメリットを覚えておいてください。