
3Dプリンターを買取に出すには? 買取先や高額査定のコツを紹介!
3Dプリンターは中古需要が高いため、買取に出すことができます。3Dプリンターは高額な製品が多く、少しでも安く購入したいと中古で探す方が増えているからです。
とはいえ、すべての3Dプリンターが買取対象となるわけではありません。そのため、買取に出す際は、3Dプリンターに関する知識や買取について知っておくと安心です。
本記事では、3Dプリンターの種類や具体的な買取方法などについてご紹介します。
3Dプリンターを少しでも高く買取してもらうためにも、高額買取のポイントなどについて覚えておきましょう。
1.3Dプリンターの基礎知識
まず、3Dプリンターの目的・必要性・メリットなどについてご紹介します。
1-1. 3Dプリンターとは?
3Dプリンターは、1987年にアメリカでチャック・ハル氏が基礎特許を取得しました。基礎特許取得から20年が経過し、特許が切れたことで、本格的に3Dプリンターの開発が進んだのです。3Dプリンターは平面に文書や写真を描くものとは異なり、立体的な造形物を製作します。インクではなく、樹脂などを使って造形するものです。3Dプリンターは年々進化したことや低価格になったことから、企業だけでなく、家庭でも導入されるようになってきました。
1-2.さまざまな造形物ができる
3Dプリンターは、さまざまな造形物を製作することができます。活躍の場は製造分野だけに留(とど)まらず、商品開発でも用いられるようになりました。フィギュア・イヤホン・歯ブラシ・ジュエリーなど、いろいろなものに応用されています。
1-3.企業や家庭で広く使われている
3Dプリンターは、企業で商品開発などに使われるだけでなく、家庭でも広く使われています。また、医療分野でも導入が進み始めたことで、今後の医学発展へ貢献することが考えられるでしょう。宇宙産業への進出も話題になっています。
1-4.試作品などを製作する際に使われることがある
3Dプリンターは、試作品などを製作する際に重宝されています。また、実際に商品として販売するために造形物の製作に用いることもあり、オリジナルグッズやオーダーメイド商品などを作る際にも導入されているのです。
1-5.3Dプリンターのメリット
3Dプリンターを導入することで、スペアパーツなどが必要になった際、量産せずに済むのがメリットです。特に、金属部品を作る場合、金型などを用意しなければなりません。しかし、3Dプリンターがあることで、簡単にスペアパーツを作ることができるようになります。
2.3Dプリンターの種類
3Dプリンターにはどんな種類があるのでしょうか?
2-1.業務用
3Dプリンターは、業務用としてハイエンドモデルと中級モデルがあります。ハイエンドモデルに使う素材は、金属や産業用熱可塑性プラスチックなどです。中級モデルには、産業用可塑性プラスチックが使われるケースが多くなっています。
2-2.家庭用
家庭用3Dプリンターに用いている素材は、ABSフィラメントやPLAフィラメントなどです。ハイエンドモデルや中級モデルに比べて精度が低いことから、簡易的な造形物の製作に使われることが多いでしょう。
2-3.3Dプリンターのメーカーについて
3Dプリンターの代表的なメーカーは、以下のとおりです。
- オープンキューブ
- ニッポー
- ムトーエンジニアリング
- ボンサイラボ
- Hotproceed
- 株式会社三豊工業
- RepRapプロジェクト
- Lunavast(エイジアネット)
- Makerbot
- Pirate 3D
- Makible Limited
- 台湾XYZプリンティング
- 3DSystems
- M3D
- DeltaMaker
2-4.3Dプリンターの価格について
3Dプリンターは、モデルによって価格が大きく異なります。ハイエンドモデルの場合、1000万円ほどするタイプもあるでしょう。中級モデルの場合、100万円前後となっています。家庭用として使われるモデルは、10万〜50万円ほどと幅があるのが特徴です。
2-5.学校での導入例が増えている
3Dプリンターは、学校での導入例が増えています。芸術学部や工学部などで学ぶ学生を対象に、3Dプリンターや3DCADなどの技術を身につける機会を設けているからです。今後も教育現場や家庭での導入が増えることが予想されます。
2-6.3Dプリンターを選ぶ際の注意点
3Dプリンターは、機種によって造形サイズが異なります。造形サイズが大きいほど、高品質なモデルと勘違いされやすいものです。しかし、造形サイズが大きくなると、精度が低くなる可能性があります。きちんと3Dプリンターに関する知識を持って選ぶことが大切です。
3.3Dプリンターの買取について
不要になった3Dプリンターを買取に出すことを検討されている方は、中古需要や買取先などについて理解しておきましょう。
3-1.高年式で有名メーカーのものが買取では好まれる
買取では、製造から5年以内と高年式で、有名メーカーのものが好まれます。また、上位機種になるほど、買取価格が上がる傾向があるのです。3Dプリンターは新規購入価格が高額になることから、中古需要が高くなっています。ハイエンドモデルは特に需要があり、高額買取が期待できるでしょう。
3-2.専門業者に買取してもらう方法がおすすめ
3Dプリンターの買取価格は、業者によって差があるのが特徴です。少しでも高値で買取してもらいたいなら、オフィス機器などを扱う専門業者へ買取を依頼しましょう。専門業者なら、取り扱っているメーカーや機種も幅広く、3Dプリンターの買取実績が豊富であるため、買取価格がつきやすいのです。
3-3.買取方法は業者によって異なる
買取方法は、業者によって異なります。宅配買取・持ち込み買取・出張買取などです。出張買取の場合、3Dプリンターの運搬やこん包などをせずに済むため、買取してもらう際の手間を大きく省くことができます。ただし、出張費用がかかる場合があるので、業者の買取方法と併せ、諸経費などをチェックしておくことが大切です。宅配買取を利用する際は、送料の負担があるかどうか、しっかり確認してください。
3-4.査定は複数の業者で受けること
査定は、1社だけでなく、最低でも3〜4社で受けるのが理想です。複数の業者で査定を受けることで、3Dプリンターの買取相場が見えてきます。相場より低い値段で買取とならないよう、業者を比較検討することを大切にしてください。
3-5.高額買取のコツ
3Dプリンターを高額買取に導くためには、見栄えをよくしておくことが大切です。細かい部分まで掃除をしておき、きれいな状態にしておきましょう。また、購入時の付属品をそろえておくと、査定では有利になります。取り扱い説明書・保証書・交換パーツなど、できるだけ準備してから買取に出してください。
3-6.買取に出す際の注意点
3Dプリンターを買取に出す際は、動作確認や破損している箇所がないか、しっかりチェックしておいてください。動作不良があるものは、人気モデルでも買取不可となる場合があります。また、高年式なものほど買取価格がつきやすいため、不要になったら、できるだけ早く買取に出すことを検討してみてください。
4.3Dプリンターの買取でよくある質問
3Dプリンターの買取に関する質問を集めました。
Q.宅配買取で3Dプリンターの査定を受けた後にキャンセルした場合、返送費用はどちらが負担するのか?
A.業者によって異なります。キャンセル時の返送費用は、依頼者負担となるケースが多いでしょう。査定に出す前に、業者の利用規約を確認しておくことが大切です。
Q.機能の一部に不具合がある3Dプリンターは、買取してもらえる?
A.はい、メイン機能に問題がなければ、買取してもらえる可能性があります。ただし、査定ではマイナスポイントとなるため、買取価格が大きく下落するでしょう。
Q.個人売買で3Dプリンターを買取に出すことはできる?
A.はい、できます。ただし、個人売買は、売れる時期を読むことができないため、すぐに現金化するのが難しいのです。急いで現金化したい・早めに手放したいという方は、業者へ依頼したほうがいいでしょう。
Q.リサイクルショップでは3Dプリンターを買取してくれるのか?
A.はい、買取してもらえます。最寄りにあって利便性がいい反面、リサイクルショップは雑貨や家具などの買取をメインに行っている業者であるため、3Dプリンターに関する知識が乏しい傾向があるのです。適正価格で買取してもらうためには、専門業者を利用したほうがいいでしょう。
Q.ジャンク品として買取に対応してくれる業者はあるのか?
A.はい、あります。ただし、ジャンク品の3Dプリンターは、買取価格がつかず、無料での回収となるケースがほとんどです。無料回収後、金属部品などを取り出し、資源としてリユースすることで、業者は収益を得ています。3Dプリンターを処分しなければならない場合は、無料回収も視野に入れてみましょう。
まとめ
3Dプリンターは、近年需要が高まっており、教育や医療分野などでも使われています。新規購入価格が高額になるため、中古ニーズが高い製品です。不要になった3Dプリンターは、買取に出しましょう。買取に出す際は、適正価格で買取してもらうためにも、3Dプリンターの知識に長(た)けている専門業者に依頼する方法がおすすめです。業者によって買取価格に差があります。複数の業者で査定を受け、比較検討することを大切にしてください。
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